(6/8)現在までの疫学データから導き出される説明として、SIDSのリスク因子となるのは ①うつぶせ寝での育児 ②養育者(特に母親)の喫煙 ③非母乳栄養(人工乳が悪いのではなく、母乳栄養はより母子接触が多いためと考えられる)
(7/8)疫学データは明らかでないが発生との関与が指摘されているのは ①温めすぎや重い布団、 ②ベッドの周りの柔らかい枕や玩具、 ③ソファー、柔らかいベッドなど なお、おしゃぶりはSIDSの発症を抑制するという研究が米国ではあります。 厚労省はSIDS対策強化月間を設け、ポスター等制作しています
(4/8)例えば軽微な低酸素状態や高炭酸ガス血症になると、ため息をついて頭部を挙上するなどの体動が出現し、最終的には覚醒してこれを回避しますが、この覚醒反射が起こらないことで、喘ぎ呼吸となり、徐脈を伴う低酸素状態から回復せずに死亡すると考えられています[3]。
(5/8)その要因は多様で現在はTriple Risk Model仮説が提唱されています。危険因子を一般要因(貧困・未熟性・性別・人種など)と月齢要因、促進要因(睡眠状態・体位・感染など)に分類するものです[4]。 要因が重なることで突然死が惹起されるとされています。つまり一つの要因だけではないです。
(2/8)生後2~4か月に多く、6か月以降減ります。日本では98年の仰向け寝キャンペーンが開始後発生率が顕著に低下し、死亡者数は97年の538名から2007年に158名、2017年に77人と激減(人口動態統計より)。この効果は日本だけでなく世界的な現象です。
(3/8)豪州でも、うつぶせ寝保育中止キャンペーンの結果、90から91年に1000出生あたり2.2→0.9に低下しました[2]。 その機序はまだ明らかではありません。しかし睡眠時の呼吸調節への影響により引き起こされた無呼吸などの状況に対して覚醒反射が適正に作動しないためと考えられています。
(1/8)乳幼児突然死症候群(SIDS)とうつぶせ寝が話題になっています。不十分な根拠に基づくコメントも多いため、小児救急に関わる者として看過できず、少し長いですが、現時点で分かっていることなどまとめてみました。 SIDSの日本での発生頻度は出生6000~7000人に1人です[1]。
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