トラウマから解放された人は、仰向けで大の字になっても安心して眠れます。 トラウマがないとは、みぞおち付近の緊張や塊がなく、体を伸ばしたり縮ませたり、しなやかです。 一方、トラウマがある人は、体をギュっと縮めないと安心できません。 ずっと体を縮めて、神経が昂り、考え事をしています。
複雑なトラウマを持つ人は、小さな刺激でも、扁桃体が強く反応し、心臓がバクバクすることが多い。 強い刺激や複雑な場面では、感覚過負荷になり、体のリズムが崩れてイライラしたり、フリーズして心の機能が使えないことがある。 回復には、嫌悪刺激を避けつつも、外界の刺激との調和が必要である。
劣悪な家庭環境で育つ子どもは、幼少期の頃は、親が大好きですが、大人になるにつれて、現実の親の異常に気づき、我慢を重ねてきて、限界に達し、精神疾患、パーソナリティ障害を患います。 アダルドチルドレンのなかには、酷い親の数少ない優しかった記憶を繋ぎ合わせて、自分の心を癒します。
トラウマがある人は、自律神経系の調整(交感神経の過剰やシャットダウン)がうまくいかなくなります。 胸がざわついたり、心臓がどきどきしたり、足がすくんだり、思考が勝手に浮かんできたりします。 また、筋肉が張りつめて痛みになったり、慢性的な疲労感や睡眠障害など、影響は大きくなります。
トラウマがある人は、 思考が堂々巡りになりやすいですが 自分の存在意義や 人間はなぜ生きているかなど突き詰めて 考え続けることが得意です。 思考が自責的だと鬱に 破局的だと新興宗教ぽくなるけど 資本主義経済のなかで 何も考えずに、消費するだけの人に比べたら しっかり物事を考えています。
精神的ストレスや心の病気とされてきたものは 社会や他者、環境側の圧力によって 身体の内部の生理状態が (脳、心臓、胃腸、気管支、感覚器官、筋肉、皮膚、神経、免疫、内分泌系) 悪化して生じてきたものです。 身体を抜きにした心の病気というのは存在しないと言われています。 #身体的ストレス
慢性的な長期トラウマの体験が、PTSDから解離症状、身体症状を現すようになります。 自己感覚の喪失⇒自分が自分でない感じ 身体から切り離される⇒身体が自分のもので無い 時間感覚の障害⇒過去と現在の時間感覚が断絶 感情の鈍磨⇒自分の気持ちが分からない 思考の混乱⇒思考が勝手にグルグル回る
複雑なトラウマがある人は、警戒心の高さから、外の気配の過敏さと体内の過敏な状態が続く。 本来危険でない状況にさえ、警戒が続くので、慢性的な疲労や疼痛に悩むことが多い。 日常生活が辛く、解離傾向が高くなると、危機的な状況にさえ麻痺して反応できなくなり、過敏さと麻痺の間を行き来する。
発達早期にトラウマがある人は、生きるか死ぬかの世界がデフォルトの場合、ナイフのように尖ります。 次々と辛いことが起こるため、物凄く神経質になり、協調性がなく、不愛想で、寄るなオーラを出します。 彼らは、既存社会の中に入ることが難しく、アウトサイダー(既存社会の外)な人になります。
HSPや繊細な人は、他人の言葉や表情をそのまま受け止めて受け流せないことがある。 冗談や皮肉なども言葉通りにとってしまい、うまく交わすことができない。 不器用なため傷つくことも多く、対人関係を避けようとする。
トラウマ症状の自己感の喪失やパニック、狂気などは、完璧な風景の前では立ち現れない。 また、作業していたり、動き回ったり、役割をこなしているときも現れない。 狂気は、立ち止まったときやじっとしているとき、役割を失ったとき、疲労が蓄積されたとき、外の刺激が強すぎるときなどに現れる。
常に危機感を感じて生きている人は、不安に怯えて、他者のことも信用できず、自分を脅かしてくるものとしてとらえることがある。 慢性的な心身の緊張から不調になるために、頭の中からドーパミンが出るような何かに依存したり、不調を忘れさせてくれるような状況を作り出すことで生き延びようとする。
複雑なトラウマを持っている人は、自己が断片化して、二つの記憶や二つの意志を持つ可能性があります。 本来の私は、人を好意的に思っていますが、あとから生まれた傷ついた部分は、待てよ。まだ懲りてないのか?他人の事また信じようといっているのか?傷が深いために、怒りが消えません。
毒親は、なぜ子どもを産むのか、どう育てればいいかを考えないまま、子孫繁栄のために子を産み育てている場合がある。 自分の私利私欲を優先して、子どもは足手まといやひとつの労働力と考えて、感情にまかせて振る舞う。 そのような親の行動によって、子どもは計り知れない苦悩と痛みを経験する、
トラウマがある人は、過覚醒と低覚醒の間の行き来が激しいです。 仕事から家に帰ってくると、疲れ切ってしまい、体力もなく、何をするにもエネルギーが残っていません。 低覚醒モードになると、強い眠気が襲い、喉が渇いても飲み物を取らない、歯を磨くのもめんどくさい、お風呂に入れなくなります。
トラウマが強い人ほど、慣れ親しんだものに囲まれていると安心できますが、新しいものが入ってきたら、気持ちが揺さぶられ、自分が崩されます。 彼らは、新しい変化や衝撃に弱く、自律神経系が乱れます。 普通の人は、自分の状況や環境の変化が起きても楽しめ、柔軟に対応することができます。
親や兄弟から脅かされつづけてきた人は、凍りつき/すくみ反応が出て、動けなくなり、言いなりになっていきます。 大人になっても、声は弱々しいままで、嫌なことを嫌と言えない性格になります。 搾取する側の人間に出会うと、断りづらい状況を作り出されて、被害に遭うことが繰り返されます。
複雑なトラウマ持ちの人は、日常生活をこなすことに焦点付けられ、あたかも正常かのように見せています。 外からは特に問題がないように見えるかもしれませんが… 体の中にはトラウマを閉じ込めているため、些細なことでも敏感に反応して生きづらい人や、体を空っぽにして平然と過ごす人がいます。
幼少期の頃から、親の顔色を伺い、恐れを抱きながら過ごしてきた人は、大人になってからも自分らしさを大切にすることが難しいと感じて、自己を肯定的に見れないことが多い。 自分が好きなことや目標などが分からず、楽しみを見出すことが苦手になり、自己表現をすることも苦手に感じる。
人一倍敏感(HSP)な人は、自然のある場所を好み、優しい刺激を求めています。 一方、現実の生々しい刺激のある学校や会社組織、都市型生活が苦手で生きづらいです。 彼らは、心身が繊細なゆえに、たくさんの情報や感情が勝手に入ってきて、自分がどう振る舞えば良いかを考えすぎて、疲れ果てます。
機能不全家庭で育った子は、家族に憧れて幻想を抱くか、子供を作ることに抵抗があり、家族制度に疑問を持つ場合があります。 親子だから無償の愛を与える云々…愛情や家族について考え…複雑に葛藤します。 一方、ほど良い親のもとで育った人は、家族に対して幻想や疑問が持たない傾向があります。
トラウマがある人のなかには、仕事などの役割に、自分を見出し、何でも全力で取り組んでしまう人がいます。 しかし、仕事を終えて、家に帰ると、どうしようもないほど倦怠感に襲われて、何もできなくなるかもしれません。 仕事の時は過覚醒で、家では低覚醒の解離状態になっている可能性があります。
親子関係にこじれてきた人は、自己肯定感が低く、自分のことが嫌いであることが多いです。 幼い頃に、親に怒られて無視されたり、 過度に干渉されたりしたことで、 知らないうちに自分の言動や判断は正しくないという感覚が身についてしまいます。 その結果、自分自身のことが嫌いになっていきます。
複雑なトラウマがある人は、自分の居場所が無く、寂しかったりします。 日常が辛いから、好きなものを見つけないとやっていけなくなります。 好きなことを考えている間は忘れられるので、思考でなんとかしようとします。 そのものが単に好きなだけでなく、現実逃避が加わるので、病的に依存します。
発達早期からトラウマがある子は、脅かされ続ける状況のなかで、受け身な態勢をとりながら、体の中に莫大なエネルギーを滞らせることがある。 外の刺激に敏感で、体内は、モヤモヤ、ピリピリ、ゾワゾワなどの不快感や焦燥感が強いため、頭の中の生活が主になっており、通常の人とは違う形で成長する。