慢性化した長期トラウマの経験を受けると、気分の上がり下がりが激しくなり、気分が落ち込んでいる時間のほうが長くなります。 体調は一日のうちですぐに変わり、体には疲労が蓄積されます。 頭も休むことなく、考えすぎてしまうため、疲労が蓄積されるネガティブな循環から抜け出せません。
複雑なトラウマがある人は、脅威があるかどうかを頭が考え、自分の周りの現象に気を配ります。 自分に及ぼす負の影響の可能性を意識して、周囲を警戒します。 何か悪いことが起こるのではないかと不安があり、居心地が悪く、安全な感じがせず、他人が自分に危害を与えてくるかのように感じます。
繊細すぎる人は、常に視点が自分の欠点や不安なことに集中しやすい。 今自分がもっていないことやできないことに目が向き、変えられない自分に苛立ちながら毎日を過ごす。 しかし、自分が今出来る事やありのままの自分を誉めながら毎日を過ごすようになると、自分の気持ちや行動のパターンが変わる。
神経が繊細な子は、自分がしたいことよりも、親がさせたいことを優先する。 親が自分の夢などを子どもに投影して、塾や習い事を子どもに押しつける。 子どもは、それに必死に応えようとして、自分の夢や情熱とは関係ないことに流されていく。
複雑なトラウマがある人は、本来危険でないものにまで、脅威に感じて、凍りつきや過覚醒の反応が出てしまうため、社会の中で生活することが難しくなることがある。 人は脅かされるたびに、神経がいきりたち、感覚の過敏さが増すが、その限界を超えると、感覚が麻痺して、うつや解離症状が出てくる。
複雑なトラウマがある人は、嫌悪刺激(不快な状況)に対して、交感神経が活性化されるため、ちょっとしたことでも不安になり、動揺しやすいところがあります。 特に、人の言動や感情、表情に対して、自分の気持ちも動かされてしまい、生きづらくなり、辛くなったり、体が疲れやすいです。
両親が不仲や虐待、ネグレクトを受けた子供は、人生の局面において戦うしかなく、そのような行動パターンが体に染みつきます。 一方、両親の愛情に育まれている子供は戦う必要がなく育ちます。 人生において、逆境体験の多い人とそうでない人では、普段から人に対しての身構え方が全然違います。
発達早期にトラウマがあると、周りの反応に敏感で、人一倍傷つきやすい子になります。 親子関係のストレスを感じて、親のことが怖くなり、親の言動が信じられなくなり、自分が嫌われたと思い込むことがあります。 親に気に入られようと自分を犠牲にしたり、自分だけが楽しむことに罪悪感を感じます。
毒親を持った子どもは、将来自分がどのような生き方をしたいかや、家庭を持ちたいかといった未來に考えがいかないことがある。 虐待を受けた過去や、自分の親の言動を何度も思い出し、嫌な感情や恨みなどを抱えだまま、過去と現在に囚われていく。
複雑なトラウマを持つ人は、長時間、誰かと一緒にいることが苦手で、関わった分だけ疲れやすいです。 その代わり自然に癒されるようになり、木や花、動物、鉱物、雨、風、目に見えないものが大切になります。 繊細で感受性豊かなので、絵、小説、図鑑、音楽、自然、宇宙に詳しくなるかもしれません。
繊細な人は、自分の感情を他人に正直に伝えることを恐れる場合が多い。 他人の気持ちを考えすぎたり、自分がどう思われるかを気にしたりして、本当の気持ちや思いを隠すことがある。 それが続くうちに、自分でも本当の感情や、心地よいと思うことが分からなくなってくる。
子供の頃から、いじめられたり、母子関係にこじれたりして、危険な目に遭ってきた人は、周りに気を使いながら生きるので、記憶力が高かったりします。 日常生活では、物事がどうなっていくのか不安になりやすく、嫌なことを思い出して、嫌な気分になり続けて、良かったことが思い出せなくなります。
複雑なトラウマ持ちや、発達障害の人は、安心感がないまま育ち、辛くて、苦しい人生になることが多い。 次々と辛いことが起きるため、自分なりの生き延びる術を身につける。 自分の中の殻に閉じこもって、一人で自己充足している人から、他者から賞賛を得ることで自分に自信をつける人など様々です。
愛情不足で育った子は、大人になっても自己肯定感が低く、自分には価値がないと思い込んで努力することを 諦めたり、他者の注目を集めることで自分の価値を感じたりします。 幼い頃から親に愛されず、心配されたこともなかったという経験は、自分が意識しないところで影のようなものとなり現れます。
パニック発作を起こしやすい人は、トラウマの病歴、家族から脅かされた経験、日常生活の長期的なストレスや不安に曝された人によくあります。 彼らの神経系は過敏であり、一見些細な刺激からでも危険や潜在的な脅威を即座に検出して、身体の過剰反応を引き起こします。trauma-free.com/psychopatholog…
現実にいることが苦痛すぎる人は、その現実に留まると、様々な心身症状が現れるために、自分の空想に耽ったり、趣味に没頭したりして自分を守る。 子供の頃から、家庭や学校で脅かされるたびに、人間へのアレルギー反応が強まり、社会の外で生きたり、家の中に引きこもるようになり、夢を諦めていく。
親から愛情を貰っている子は、警戒心がなく、じっとしていても安心で、自分軸が出来ます。 親が脅かす張本人の場合は、じっとしているのは危険で、警戒心、多動性、考えすぎ、先回り行動になる。 家の中が動くことさえ危険な場合は、解離・擬死を起こし、原因不明の身体症状、難病のリスクが上がる。
愛情不足で育った子どもは 愛情を大事するような大人になり、良い家庭を持ちたいと思って、良い親になることがあります。 酷い環境に生き抜くために、めっちゃ強くなり、変なところの性質が特化する人がいます。 元気がなく、他者と関わりたいという気持ちも薄く、前途多難な人生を歩む人がいます。
うつなどの精神疾患を患う人は、幼少時代から、人の顔色を伺いながら、本音を隠して、優等生でいる人が多いです。 自分の気持ちを抑え込むと、健全な成長が出来なくなり、あるとき爆発して、体が崩れ落ちます。 そして、心身が衰弱し、体力が落ちて、手足は冷え、自分の思う通りに動けなくなります。
複雑性PTSDや発達障害の人は 人の視線に弱く 悪意を向けてくる人に恐怖を感じます。 最悪、人全員が敵と感じると 凍りつき、突き刺さる痛みとなり 体を所有できません。 人との距離をワンクッション置かなければ 生きられず、体から離れます。 心と体の分離が進むと 本来の自然治癒力を失います。
家庭環境に問題がある子どもは、苦しくなると、心を休めるための対象を探し出そうとします。 おもちゃ、空想世界、大切な人などを、自分だけの神様のようにして、他人には知られない心の奥深くにしまい込みます。 とくに大切な人に対しては、心を費やしてきた分、失うことを恐れて攻撃的になります。
どんなにひどい親でも信じたくなってしまうのが子どもです。 信じやすい子どもがずっと耐えて、耐えきって、きっといつか優しくしてくれると、家族に幻想を抱いた分だけ… どれだけひどい目にあわされたかを自覚し、受け入れてしまったとき、自分の心が崩れていって、心も身体もおかしくなります。
うまくいかないことが続くと、人生に疲れてしまって、あの時から時間が止まったような感じで成長ができなくなります。 十分な睡眠時間が確保できず、心身にストレスが蓄積され、息切れして、体の節々が痛み、手足は冷え、体力は奪われていき、元気なく、自分の殻に閉じこもりたくなります。
複雑なトラウマがある人は、子どもの頃から、親の気配、足音、話声に耳を澄ませて、警戒心が過剰になり、過覚醒の状態の生活が多くなる。 トラウマが慢性化していくと、活発な活動と思考する過覚醒と自分の身体を自動的に休ませる低覚醒の間を行き来するようになり、中間のほど良い状態に戻れません。
無理やり何かをしなければならない状況に直面したときに、嫌なことを嫌と言えること、嫌な感情を相手に伝えることができる人は、体の反応も少なくおさまり、ストレスもたまりにくい。 嫌なことを我慢し続けている人は、心身に不調がでてくる。 酷い場合は、認知が歪んで人間関係に大きな影響が出る。