1
HSP体質で敏感すぎる人は
・音や光、匂い、人混みに敏感
・疲労やストレスを溜め込む
・情報処理しすぎる
・集団場面が苦手
・体調不良が起きる
・親子関係にこじれやすい
・トラウマを負いやすい
・先読み癖
・傷つきやすくて生きづらい
・相手のことを考えて思い悩む
・パニックや恐怖症になる人も
2
親から無条件の愛情をもらった子は、社会に出て、他者に理解してもらえない場合でも、親が自分を許してくれた安心感があるため、傷つくことなく前に進めます。
一方、条件付きの愛情しかもらえなかった子は、本当の安心感を与えてもらっていないので、自分のことを認められず、挫折しやすいです。
3
精神状態が良くない人は、みんなと同じように外出して、食事をして友達と楽しい時間を過ごそうとしても、心身が疲労し、店のざわつきや人混み、友人の話声などに耐えられなくなり、家に帰りたくなります。
結局は、一人で孤立して、家の中で過ごすしかなく、寂しい思いをします。
4
幼少期にトラウマを負った子は、心身が繊細なため、社会に出ても、小さなことや人付き合いで辛い思いをすることが多い。
しかし、その繊細さ故に、普通の元気な心身の持ち主では気付かないような、世界のあり方や人々との関係性、ものの見方をすることがあり、芸術や文学で才能を発揮することもある。
5
両親の仲が悪い環境で育った子供は、恋愛・結婚に対して真面目でよい家庭を築きたいと思うことが多い。
しかし、どれほど相手に真面目に振る舞っても、裏切られる経験を重ねることで、異性に対して失望し結婚に期待しなくなる。
一人でいるほうが裏切られることなく、楽しい時間が過ごせると感じる。
6
周囲の人と距離をとりたがる人は、人から脅かされる経験をしています。
小さい時の自分は、楽しく生きようとしていましたが、人から嫌がらせを受け、心身が疲労していくうちに、自分と外側の世界との間に境界を作っていきます。
そうして自分の心を穏やかに保ち、自分らしさを維持しようとします。
7
就寝時間は夜11時、必要睡眠時間は8時間は寝たほうがいいです。
過覚醒の人は、睡眠時間が短くなり、低覚醒の人は、寝すぎてしまいます。
健康な人は、覚醒度がゆっくり下がり、まどろみの中で眠れますが、トラウマがある人は、気絶したような形で寝ていて、歯ぎしりが酷く、睡眠の質が悪いです。
8
繊細すぎてうつで引きこもっている人は、傷ついたり、痛い目に遭ったりすることを避けるために、常に相手との間に境界線を引く。
表面では楽しそうに笑顔を振る舞い、相手を理解しているような態度を取るが、相手とは深く関わろうとはせず、決して本心を語ることはない。
9
繊細な人ほど、育ってきた家庭環境や自分自身のことを分析して考える傾向がある。
欠点を探し出して、親や自分を責め続けて、なぜ物事がうまくいかないのか、その答えを探し出そうとする。
しかし、現実は複雑で答えはそれほど簡単に見つけ出せないことが多く、後ろばかりを振り返ってしまう。
10
複雑なトラウマがある人は、過覚醒と低覚醒の間を揺れ動き、ちょうどいい中間の状態に留まれません。
仕事のときは、スイッチがONになる過覚醒で、笑顔で乗り切ってしまう人もいます。
しかし、家に帰ると、エネルギーが切れて動けなくなり、意識がぼーっとして、強い眠気に襲われる低覚醒になる。
11
精神疾患を抱えている人のなかには、いつも居場所がないなと思いながら、作り笑いをしてその場しのぎしています。
みんなが笑ったり、楽しんだりしていても、遠くから見ているだけです。
本当の自分は、笑えない、何をしてても楽しいと思えない毎日で、いつも不安を感じています。
12
神経が繊細な人(HSP)は、周囲の状況や人の表情、仕草、言葉などに敏感に反応して、心が休まりません。
そのために周りの人たちが楽しそうにしているなかでも、気まずさや居心地の悪さを感じます。
みんなと同じように笑えず、緊張しすぎて、仲間に入れない孤独を感じやすいです。
13
トラウマを負った人は、他人には理解しにくい心身の敏感さ、不快感、痛みを抱えながら日々を生きていることに気がつく人は多くない。
何気なく見ている日常の風景や、人々の言葉や態度が、心身の状態が悪い人々にとっては、痛みや苦しみ、気分の落ち込みなどを生み出している可能性がある。
14
トラウマの影響から、対人恐怖が強く、気分の浮き沈みが激しい人は、予定を立てて行動することができないことが多い。
人と会う約束や、仕事の面接などでも、一度は約束するものの、直前になると体調が悪くなったり、気分が変わったり、人に会うことのしんどさから、キャンセルをすることがある。
15
繊細な人は、幼少期などに他人から自分の欠点を指摘された経験から、そればかりに囚われるようになることがある。
容姿、話し方、動き方、走り方、食べ方などが人と異なることを気にして、人前に出られなくなったり、過剰に気にして強制的に自分を変えようとすることもある。
16
神経が繊細すぎる人は、人に気を遣いすぎて疲れやすく、人と同じように日々を楽しむことが難しいところがあります。
ちょっとしたことを真剣に受け取り、他人の顔色や評価に怯えます。
心身に余裕や遊びが見い出せず、必死にならないと生きていけません。
17
トラウマが慢性化して不動になった場合、人は何をするときでも、めんどくさいという思いが先立つ。
そのために人に会うのも億劫になり、生きることに対する好奇心や趣味、日々の楽しみも見い出せなくなる。
体もしんどくて家から出たくなくなり、一人きりで家の中でぼーっと時間を過ごすだけになる。
18
過酷な環境で生き延びた子どもは、一人で生きていく力を育てるため、早すぎる成長をしていく。
弱音を吐けず、甘えられず、完璧主義者で、自分を責めて、引っ込み思案で、周りの世話までしてしまう場合もある。
子どものパーツをどこかに置いて、子どもらしい感情を持たないまま成長していく。
19
幼少期に親によく怒られた経験をした子どもは、小さなことでも恐れて、ビクビクした態度を取るようになる。
おかしいことや嫌なことも我慢するため、自分の正直な気持ちを押し殺していく。
自分の感情を表に出さないので、誰かに素直に甘えたり、弱音を吐いたりできず、緊張を強めていく人生になる。
20
繊細すぎる人は、些細なことであっても、想定外のことが生じると、そのことが頭から離れなくなり、すぐに解決しないと落ち着かないことが多い。
通常とは異なる状態をそのままにしておくことに耐えられず、問題解決のために、頭で思考し、原因を分析し、そのことに囚われ、過緊張に陥りやすくなる。
21
一般には、人生は目的や理想に向けて頑張らないといけないと言いますが、心身の状態が悪い人は、毎日自分の状態を保つことに一生懸命になって生きなくてはいけません。
努力するのが当たり前というのは、恵まれた環境にいて、心身が丈夫だからこそできることです。
22
毒親の元に育った子は、親の態度や言葉が自分に染みついていることを無意識のうちに知っている。
そのような子は、悩みや痛み、不平等さに対する怒りややるせなさで溢れており、影のようなものを背負って生きていく。
元気な子や大人たちに囲まれると、自分の異質さが際立つように感じて苦しくなる。
23
重度のトラウマを経験した人は、その出来事が心身に塊となって刻まれており、考えや感じ方に影響を及ぼす。
些細なことも危険に感じて、心拍数の増加、喉や胸の圧迫、息苦しさ、めまい、思考停止、吃音など出る。
さらに、鬱、過緊張、パニック、不眠、胃腸障害など、人によって様々な症状が起こる。
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複雑なトラウマを持つ人は、子供の頃を振り返ると、アトピー、喘息、気管支炎、鼻炎、過敏性腸症候群、ムズムズ症候群、自家中毒など既に体の症状を持っていることが多い。
日常生活が辛く、体調が悪いなかで、人間関係に疲弊していき、何かに依存したり、自分を無くしたり、思考に囚われたりする。
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心身が衰弱している人は、自分が心地良いと思える場所や自分がしたいこと、会ったり見たりしたいものなど、自分の気持ちに正直に行動することで、ほんの少しポジティブなエネルギーを生み出すことができる。
そのような瞬間を積み重ねることで自分自身の状態をより良く保つことができるようになる。