生きづらい人は、道徳的にこうすべきであるとか、こうしなければならないと考えており、思い込みで自分を縛り付けています。 彼らは、生活していくうえでの不安が強く、安心感が欠如しているため、正しい答えを選ぼうとしており、思考で何とかしようとしていますが、答えが見つからずに苦しみます。
生活全般にストレスと緊張が多くなると、体は戦うか防御して、大量のコルチゾールを分泌します。 長期に渡って、戦うことも逃げることもせず、生活のストレスに耐え続けていると、コルチゾールは低下して、全てが消耗します。 体が麻痺して、心が空っぽになり、時間・空間の概念がおかしくなります。
幸せになれない人は、 嫌な人物(毒親やモラハラ夫・妻)に対して 内心は嫌と思いながら怒りを溜めていても 言いなりになるか合わせるしかなくて 自分の心や体、思考が固まり、捻じれます。 これでは人間関係が上手くいかず いつも何かに縛り付けられているように感じ 安心できるときがありません。
神経が繊細な人は、自分が傷つかない方法を生みだすことが多い。 他人が入ってくることができない自分だけの領域を作り、自分が好きなものだけで固める。 そこは聖域となって、自分自身が素直になって、心地よく過ごせる場所となる。
親にネグレクトされている子は、親から愛情もらえず、関心もたれず、愛情や温もりを肌で感じません。 彼らは、自分の存在を否定されていると感じて、消えたいと思い、隅っこで縮まり、個性が無くなるか、 親の関心をもらおうと必死に振る舞い、人の注目を集めて、個性を出しすぎるかに分かれます。
繊細すぎる人は、自分が他人と比べて劣ることがあるとそれを気にし過ぎて自分自身を許せないことがある。 親から譲り受けた容姿や、育ってきた家庭環境などを他人と比べ、自分が手に入らないものや欠点に目が行きがちになる。 どうしようもない不平等さに対する不満を、大人になっても抱えやすい。
小さい頃から、トラウマがある子は、自然に生存戦略が身について、親の理想に応えようと一生懸命に頑張ることが多い。 しかし、どこかで限界がくると、緊張の糸が切れてしまって、体調が悪くなり、不適切な行動をとってしまうことがある。 その後も、うまくやれない自分を責めて、生きづらくなる。
小児期から脅かされる状況にいた人は、生活全般がストレスや緊張が高い状態にあります。 本来、危険でないはずのものまで、脅かされたと感じて、怒鳴りたい、叩きたいと…限界に達します。 長期に渡り、感情を押し殺していると、体が痛くて、震えて、エネルギーが枯渇して、動けなくなります。
神経が繊細な人は、普通では楽しいと感じることが楽しめないことが多い。 友人と食事、楽しい時間に身を任せつつも、そのような行為のなかにも虚しさや辛さ、社会や人間関係の歪みのようなものを見つけてしまう。 普通では見えないようなものに気づくため、体が疲れて、ただ楽しむことが困難になる。
虐待を受けた子どもは、どうすることもできない恐怖や諦めを身をもって体験する。 自分ができる事はないという無力感や無価値観が大きくなり、消えてしまいたいけど、そうできない苦しみを抱えて生きていく。
アダルトチルドレンが強い子は、小さい時から、無意識のうちに、母親の顔色が気になり、母親に関心をもらおう、愛情をもらおうと一生懸命です。 そして、親を大切に思っていますが、成長していく過程で、心身に限界が来て、自分は大切にされてなかったことに気づくと、更に症状が悪化することも…
トラウマがある人は、体に安心感がなく、じっとしていられなくなります。 家の中で一人でいることや何もしないことが苦痛な人は、不快感を抑えるために自分の気持ちを紛らわす対象を探します。 恋愛や酒、薬、ギャンブル、買い物、セックス、自傷など一瞬でも心を安定させるものにしがみつきます。
発達早期からトラウマを経験している人は、警戒心が過剰になり、緊張状態が続くため、ネガティブな心理状態になりやすく、手足は冷える。 トラウマの回復には、過緊張状態に気づいて、警戒心を解く必要がある。 体がリラックスできると、手足は温かくなり、心理状態はポジティブに変化する。
複雑なトラウマを抱えている人は、外界の刺激に対して神経が繊細になる。 神経が繊細な人は、自意識過剰になるとナルシズムに陥る。 人一倍敏感になるとHSPに当てはまる。 原因不明の身体症状が続くと解離症状が出てくる。 フラッシュバックを繰り返すとPTSDになるなどトラウマ症状は多彩である。
いつも言葉が荒くて、怒って、嫌みなことばかりいう親と一緒に生活している子供は、毎回その言葉が突き刺さり、傷つくことにも疲れ果て、本当の気持ちを隠して、当たり障りのない会話をするようになります。 本当に言いたいことは蓋をしてしまい、明るく振る舞う裏には、悲しみや孤独が隠れています。
複雑なトラウマがある人は、人間不信が強くて、好意を向けてくれる対象に対して、攻撃(過剰防衛)としがみつき(嫌い/行かないで)があります。 自分に向き合えば苦しくなり、一人ぼっちになる孤独に耐えれず、相手がいつ居なくなるのか心配で、実際にあるいは想像上の見捨てられ不安があります。
家庭内の虐待やDVを受ける子は、自分の思うような行動が取れず、部屋にこもり、勉強や読書、スマホ、音楽などで自分を守ります。 家の中では、息を潜め、足音を立てず、自分の存在を消しながら、親の様子を伺います。 この生活が続くと、心も体も病に侵され、精神疾患や過敏症、体調が悪化します。
発達の早い段階に外傷体験を負うと、自律神経やホルモン、免疫系に影響が出て、生きることが困難になります。 生存を高めるために、周りを気にして、観察者の立場に徹したり、表面上はあたかも正常かのように見せます。 思春期には、体調が悪くなり、大人になっていくと精神症状が出てきたりします。
痛ましいトラウマがある人ほど、原始的な防衛操作の中にいて、思考がグルグル、二手三手先を読む、最悪な事態を想定する、強迫観念が出ます。 不意を突かれると驚愕反応を起こし、不穏な気配には体が硬直して、動かなくなります。 身体の反応を怖がると、不動状態が慢性化し、トラウマが悪化します。
神経が過敏な人は、些細なことで心配やストレスが増えて、大変な思いをすることが多い。 しかし、人が気づかないことにも目がいくために、文字や芸術、料理、音楽などで才能が開花する可能性もある。
トラウマが複雑にある人は、すぐフリーズしたり、動けなくなったりします。 子どもの頃から、皆に置いて行かれて、いつもひとりぼっちになり、普通の幸せが望めません。 焦る気持ちと寂しさで、社会一般の幸せな人々を見ると羨ましく思いながら、自分の運命を呪って生きていかなければなりません。
人は戦慄のショックを受けると、体が凍りついて、腕や肩がワナワナ震えて、トラウマになる可能性があります。 激しすぎるショックは、人格を荒廃させ、心ここにあらずな状態になり、生活に必要なことだけをこなします。 そして、外に出れず、生きているだけでしんどくて、無気力や無感覚になります。
子供の頃から、逆境体験(トラウマ)が繰り返されると、神経発達に障害が出て、気分や感情、思考、認知が歪みます。 安心、安全な環境で育った人は、適度な緊張とリラックスの間を行き来し、腹側迷走神経が育ちます。 一方、神経発達に障害があると、交感神経が過剰に働き、背側迷走神経が拮抗します。
言葉は、受け手の状況によって、大きな影響力を持つものであり、人によって解釈が異なるため、笑い話にもなれば強力な武器になることがある。 複雑なトラウマを経験している人にとっては、言葉1つでパニック発作やフラッシュバック、驚愕反応、虚脱などを引き起こす危険なものになることがある。
複雑なトラウマのある人は、目的や役割(仕事や子育て、学業、社会活動)があるうちは活発な思考や行動が取れます。 しかし、目的を失ってしまうと、 解離傾向が強まり、地に足がつかずに、自分の軸を失うようになるか…。 エネルギーが切れたかのような状態になり、半分眠ったような生活が続きます。