痛ましいトラウマを抱える人は、心にナイフが刺さっています。 過去の傷と毎晩戦い ありのままの自分は破壊され 人間不信が強く 感情のコントロールはできない  他人は私を元気づけようとして、乗り越えられるなんて言うけど、どうして簡単に言えるんだろう。 ナイフはまだ心に刺さったままなのに
虐待を受けている子どもは、親の攻撃から身を守るために、親の思う通りに動いて、八つ当たりに我慢して耐えてきました。 親が悪いのに、自分が悪い子なんだと思って、自分よりも親を大事にしてきました。 自分のことよりも、親に愛されるために自己犠牲を払うのが当たり前の人生になっていきます。
毒親の元で育った子どもは、優しさが感じられる場所がなく、いつも孤独で寂しくて、誰にも何も話せない、理解してもらえないのが辛いです。 そのため、自分で優しい世界を作り出します。 例えば、他人が挨拶をしてくれることに優しさを感じ、犬や猫、綺麗な花を見つけると温かい気持ちに包まれます。
トラウマが複雑にある人は、すぐフリーズしたり、動けなくなったりします。 子どもの頃から、皆に置いて行かれて、いつもひとりぼっちになり、普通の幸せが望めません。 焦る気持ちと寂しさで、社会一般の幸せな人々を見ると羨ましく思いながら、自分の運命を呪って生きていかなければなりません。
親の顔色を気にして生きてきた子どもは、怒られること、喜ばすことばかりを考えるようになり、親の言うことを聞くようになります。 次第に自分の感覚や気持ち、やりたいこと、夢やモチベーションが奪われて、自分が無くなるような感覚に襲われます。
トラウマが複雑な人は、節々が痛み、鉛のような黒い塊、手足がバラバラ、喉の詰まり、捻じれなどがあり、大切な人から批判や拒絶にあうと心が壊れます。 エネルギーが切れて元気がなく、自分の体から離れ、頭で考えます。 実感が乏しく、自分がないので、他人の顔色を伺うしかなく、他人軸の人生に…
親から虐待を受けると、複雑性PTSDになりやすく、虐待の後遺症が残ります。 学校や職場にいる苦手な人に対して、どうしても自分の親を投影してしまい、今の人間関係にトラブルを運んできます。 脅かされているように感じると、過覚醒になり、不眠など様々な症状が表れ、混乱し、逃げたくなります。
精神疾患を抱えている人のなかには、いつも居場所がないなと思いながら、作り笑いをしてその場しのぎしています。 みんなが笑ったり、楽しんだりしていても、遠くから見ているだけです。 本当の自分は、笑えない、何をしてても楽しいと思えない毎日で、いつも不安を感じています。
精神状態が良くない人は、みんなと同じように外出して、食事をして友達と楽しい時間を過ごそうとしても、心身が疲労し、店のざわつきや人混み、友人の話声などに耐えられなくなり、家に帰りたくなります。 結局は、一人で孤立して、家の中で過ごすしかなく、寂しい思いをします。
複雑なトラウマがある人は、過去の被害にあったことに敏感になりすぎて、人間関係が難しくなります。 彼らの問題は、本来危険でない情報でさえ、体が凍りついて震えるために、外界のあらゆるものが(人間、気配、音、匂い、振動、光など)、自分を脅かす対象になり、社会生活に支障をきたします。
神経が繊細すぎる人は、人に気を遣いすぎて疲れやすく、人と同じように日々を楽しむことが難しいところがあります。 ちょっとしたことを真剣に受け取り、他人の顔色や評価に怯えます。 心身に余裕や遊びが見い出せず、必死にならないと生きていけません。
友人を作りたくてもできず孤独を抱える人は、心身ともに生きることに精一杯なことが多いです。 今置かれている状況でなんとかやっていくしかない気持ちは、他者にはなかなか理解されません。 友達のいない寂しさに耐えるよりも、無理やり楽しいふりをすることのほうが何倍も辛いと感じます。
周囲の人と距離をとりたがる人は、人から脅かされる経験をしています。 小さい時の自分は、楽しく生きようとしていましたが、人から嫌がらせを受け、心身が疲労していくうちに、自分と外側の世界との間に境界を作っていきます。 そうして自分の心を穏やかに保ち、自分らしさを維持しようとします。
トラウマや小児期の逆境体験により、神経発達が阻害され、自律神経が調整不全にある人は、病院では病気と診断されず、他者にはその苦しみが理解されづらい。 しかし、自分では管理することができない体の痛み、不眠、倦怠感、焦燥感、集中力低下、注意散漫、多動、発作、鬱など日々抱えて生きている。
どんなにひどい親でも信じたくなってしまうのが子どもです。 信じやすい子どもがずっと耐えて、耐えきって、きっといつか優しくしてくれると、家族に幻想を抱いた分だけ… どれだけひどい目にあわされたかを自覚し、受け入れてしまったとき、自分の心が崩れていって、心も身体もおかしくなります。
トラウマがある人は、体に安心感がなく、じっとしていられなくなります。 家の中で一人でいることや何もしないことが苦痛な人は、不快感を抑えるために自分の気持ちを紛らわす対象を探します。 恋愛や酒、薬、ギャンブル、買い物、セックス、自傷など一瞬でも心を安定させるものにしがみつきます。
神経が繊細な人(HSP)は、周囲の状況や人の表情、仕草、言葉などに敏感に反応して、心が休まりません。 そのために周りの人たちが楽しそうにしているなかでも、気まずさや居心地の悪さを感じます。 みんなと同じように笑えず、緊張しすぎて、仲間に入れない孤独を感じやすいです。
一般には、人生は目的や理想に向けて頑張らないといけないと言いますが、心身の状態が悪い人は、毎日自分の状態を保つことに一生懸命になって生きなくてはいけません。 努力するのが当たり前というのは、恵まれた環境にいて、心身が丈夫だからこそできることです。
家庭環境が悪い子どもや、心身が敏感な人たちは、日々の生活の圧迫や辛さから逃れるために、逃げ道を作らないといけません。 嫌な人の表情や態度に曝され続けることから逃れて、自分がホッとして、解き放たれるような場所や瞬間を見つけ出すことが、生き延びるうえで重要になってきます。
毒親を持つ子どもは、孤独を感じて、心細くて、どうせ他人には理解されないと思い込むことが多い。 本音や本当の気持ちを内にとどめて、自分ひとりの世界(音楽、小説、絵、アニメ、映画、ゲーム)を作り上げる。 外の世界では、自然や動物を見ることで優しさに触れようとする。
家庭環境が悪い子どもは、幼い頃から生きていく上での不平等さやどうしようもなさを感じながら日々をやりくりしています。 心の中はなんで自分が苦しい思いをしないといけないのか、悔しい、やり切れない、誰にも助けを求められない、フェアじゃないと思い、必死に考えながら切り抜けようとします。
幼少期にトラウマを負った子は、心身が繊細なため、社会に出ても、小さなことや人付き合いで辛い思いをすることが多い。 しかし、その繊細さ故に、普通の元気な心身の持ち主では気付かないような、世界のあり方や人々との関係性、ものの見方をすることがあり、芸術や文学で才能を発揮することもある。
幼少期から辛い思いをしてきた子は、トラウマの経験から、不登校や引きこもりなどになることもあります。 しかし、苦しい思いをしてきたからこそ、傷ついてきた人にしか分からない痛みを知っており、心の内側に人に対する思いやりや優しさ、温かさなどを秘めていることも多いです。
心身が繊細すぎる人は、怖いものを目にすると体が石のように固まります。 そのため、常に警戒し、自分にとって安全かどうかを探り、自分を脅かすものほど注意を向けてしまうことが癖になります 脅かされる経験をすることにより、そのものに興味や関心を持ち、神経がすり減って、時間を無駄にします。
複雑性PTSDの人は、相手の言葉遣いや態度が悪いと、ダイレクトに突き刺さり、痛みで元気をなくします。 相手からしたら、何気なく話したことでも、物凄く傷つくことがあります。 彼らは、言葉遣いに神経質で、いつ誰かを傷つけるかもわからないし、自分に跳ね返ってくるかもしれないと考えます。