子どもの頃から、親の怒っている姿を見せられてきた子は、自分の中の怒りが沸いてくることや、人の怒りの感情が嫌いになっていきます。 そして、自分の感情に混乱したり、自分の感情がよく分からなくなってしまった人は、知性化によって自分を武装し、自分を身を守っていく傾向があります。
劣悪な家庭環境で育つ子どもは、幼少期の頃は、親が大好きですが、大人になるにつれて、現実の親の異常に気づき、我慢を重ねてきて、限界に達し、精神疾患、パーソナリティ障害を患います。 アダルドチルドレンのなかには、酷い親の数少ない優しかった記憶を繋ぎ合わせて、自分の心を癒します。
親の機嫌に振り回されてきた子どもは、自分の気持ちや欲求を後回しにして、他人を喜ばす人生になりますが、段々と疲弊していき、体調を崩します。 とても疲れても、日常生活を正常にこなさないといけないので、自分が自分でいられることが出来なくなり、自分のやりたいこととかが分からなくなります。
ヒステリックに豹変する親や大人に関わってきた子どもは、相手の気持ちを先取りして、先手を打ち、皆を喜ばせようと絶えず努力します。 親の正解を探すような人生になり、自分の欲求や感情を親に伝えることができず、そうした欲求や感情を意識から締め出すと、本来の自分が失われて心の病になります。
虐待を受けている子どもは、親の攻撃から身を守るために、親の思う通りに動いて、八つ当たりに我慢して耐えてきました。 親が悪いのに、自分が悪い子なんだと思って、自分よりも親を大事にしてきました。 自分のことよりも、親に愛されるために自己犠牲を払うのが当たり前の人生になっていきます。
小児期から脅かされる状況にいた人は、生活全般がストレスや緊張が高い状態にあります。 本来、危険でないはずのものまで、脅かされたと感じて、怒鳴りたい、叩きたいと…限界に達します。 長期に渡り、感情を押し殺していると、体が痛くて、震えて、エネルギーが枯渇して、動けなくなります。
小さい時から、無力に打ちのめされてきた人は、常に絶望し、苦痛に堪えながら生活しています。 外に出ることも辛く、誰の目にもつかないようにその場にいないふりをします。 現実に興味が無く、暗闇の中にいて、体は麻痺し、自分が自分でなくなり、半分は生きていて、半分はこの世に生きていません。
機能不全家庭で育った子は、家族に憧れて幻想を抱くか、子供を作ることに抵抗があり、家族制度に疑問を持つ場合があります。 親子だから無償の愛を与える云々…愛情や家族について考え…複雑に葛藤します。 一方、ほど良い親のもとで育った人は、家族に対して幻想や疑問が持たない傾向があります。
親からの愛情不足で育つ子は、幼少の頃から元気がなく、寂しくて、その不足感を何か別のもので求めることが多いです。 しょんぼりと元気がない状態が続くと、その子の性格や人生に重大な影響を与えます。 学校の勉強や運動も集中して取り組むことが出来ず、将来の夢に対しても悲観的に考えます。
虐待を受けた子どもは、どうすることもできない恐怖や諦めを身をもって体験する。 自分ができる事はないという無力感や無価値観が大きくなり、消えてしまいたいけど、そうできない苦しみを抱えて生きていく。
神経が繊細な人は、普通では楽しいと感じることが楽しめないことが多い。 友人と食事、楽しい時間に身を任せつつも、そのような行為のなかにも虚しさや辛さ、社会や人間関係の歪みのようなものを見つけてしまう。 普通では見えないようなものに気づくため、体が疲れて、ただ楽しむことが困難になる。
情緒不安定のメンヘラ状態の人は、 嘘や裏切り、見捨てられを恐れます。 大事な人の一言一言や表情が いちいち胸に突き刺さり 真剣に受け止めすぎて 自分に余裕がないから 相手に振り回されます。 相手の出方に合わせて ハイテンションになるときもあれば 落ち込んでしょうがないときもあります。
HSPや繊細な人は、他人の言葉や表情をそのまま受け止めて受け流せないことがある。 冗談や皮肉なども言葉通りにとってしまい、うまく交わすことができない。 不器用なため傷つくことも多く、対人関係を避けようとする。
虐待を受けた子どもは、その後、回復できないと、辛さや悲しみを内包したままの眼差しで世界を見ます。 社会に出て、人に会い、新しいことを経験しても、その闇のフィルターを通してのみ、世界を経験し、楽しみや喜びというものに気づかないままに、日々を過ごすことになります。 #抱えてる闇の深さ
虐待を受けた子供は ・心理的な影響を受けやすい ・攻撃的な振る舞いをする傾向がある ・学校への興味を失いやすい ・尊敬する人物を見つけるのが難しい ・信頼できる相手を作るのが難しい ・ 他人と接するのが難しい ・社会的な抑圧を感じやすい ・情緒不安定である ・記憶力や集中力が低下する
トラウマが複雑にある人は、すぐフリーズしたり、動けなくなったりします。 子どもの頃から、皆に置いて行かれて、いつもひとりぼっちになり、普通の幸せが望めません。 焦る気持ちと寂しさで、社会一般の幸せな人々を見ると羨ましく思いながら、自分の運命を呪って生きていかなければなりません。
複雑なトラウマを持つ人は、長時間、誰かと一緒にいることが苦手で、関わった分だけ疲れやすいです。 その代わり自然に癒されるようになり、木や花、動物、鉱物、雨、風、目に見えないものが大切になります。 繊細で感受性豊かなので、絵、小説、図鑑、音楽、自然、宇宙に詳しくなるかもしれません。
無理やり何かをしなければならない状況に直面したときに、嫌なことを嫌と言えること、嫌な感情を相手に伝えることができる人は、体の反応も少なくおさまり、ストレスもたまりにくい。 嫌なことを我慢し続けている人は、心身に不調がでてくる。 酷い場合は、認知が歪んで人間関係に大きな影響が出る。
複雑なトラウマがある人は、痛みや不快感を感じやすく、感情の浮き沈みが激しくなることが多い。 生き残る術として、周囲を観察しながら、気を張って自分を守る。 再び痛い思いをしたくないため、過去の危険だった出来事をしっかり記憶していき、記憶力が高く、悲観的な記憶が保持されやすい。
複雑なトラウマを持っている人は、自己が断片化して、二つの記憶や二つの意志を持つ可能性があります。 本来の私は、人を好意的に思っていますが、あとから生まれた傷ついた部分は、待てよ。まだ懲りてないのか?他人の事また信じようといっているのか?傷が深いために、怒りが消えません。
闇が深い人は、トラウマや苦痛を抱え、周りに理解されず孤立することが多い。 彼らは心の闇を誰かに話すことができず、常に自分の内に押し込めてしまう傾向がある。 自分を否定し、自分を受け入れてくれる人がいないと感じ、自分を隠そうとするが、しばしば自分自身に対して強くなるように努める。
精神疾患の要因は、親子関係のストレスが大きいと言えます。 親の気配が気になり、声や足音などに意識が向く人は、緊張や警戒が強まり、血管や筋肉が収縮して、人間本来のリズムが崩れます。 生きづらい人は、慢性的に収縮しているか、崩壊している状態にあるため、自分を整える必要があります。
親が厳しく怒ったり暴力を振るったりする家庭に育った子は、諦めて心を閉ざし、家庭や社会から完全にシャットアウトしようとする場合もある。 親や社会に反発して、何もかもに対して怒りを抱きながら生きざるをえなくなることもある。 どちらも、自分を守るための手段として取っている態度といえる。
トラウマを持つ人は驚愕反応が出ます。 ビックリすると心臓が縮みあがる、凍りつく、体からふっと離れる反応が出るため、人によって何度も殺されかけたかのように感じます。 苦手なことは ・音や気配 ・不意を突かれること ・想定外のストレス 健常者はこの反応を理解できないのですれ違います。
親や兄弟から脅かされつづけてきた人は、凍りつき/すくみ反応が出て、動けなくなり、言いなりになっていきます。 大人になっても、声は弱々しいままで、嫌なことを嫌と言えない性格になります。 搾取する側の人間に出会うと、断りづらい状況を作り出されて、被害に遭うことが繰り返されます。