トラウマを持つ人が、長年に渡って、脅かされる状況が続くと、体が極限にまで縮まってロックされます。 凍りつく防衛スタイルを持つ人は 居場所の無さ 手足の冷え 言葉や感情が突き刺さる 音や匂いに敏感 節々の痛み 忘れっぽさ 体調不良 将来への不安 苛立ち 金縛り 悲観的な考え 無表情 感情の暴走
痛ましいトラウマがある人は、過去の苦しみに引きずり込まれると、脳が騒がしくなります。 トラウマは人の体を石に変え、フラッシュバックします。 石のような体は、何者かに掴まれているように感じ、手足は冷たく、頭や体の中には、ヘドロのようなものがこびりつき、ズブズブと沼に沈み込みます。
トラウマがある人は、驚愕反応が出るため、気配に過敏で、後ろに立たれることを嫌がります。 また、不意を突かれることや想定外の出来事があると、心臓がドキドキし、ビックリすると心臓が縮み上がるような苦痛を伴います このようなトラウマの凍りつきや虚脱反応は、健常者に理解されません。
子供の頃から、いじめられたり、母子関係にこじれたりして、危険な目に遭ってきた人は、周りに気を使いながら生きるので、記憶力が高かったりします。 日常生活では、物事がどうなっていくのか不安になりやすく、嫌なことを思い出して、嫌な気分になり続けて、良かったことが思い出せなくなります。
発達早期にトラウマがある人は、生きるか死ぬかの世界がデフォルトの場合、ナイフのように尖ります。 次々と辛いことが起こるため、物凄く神経質になり、協調性がなく、不愛想で、寄るなオーラを出します。 彼らは、既存社会の中に入ることが難しく、アウトサイダー(既存社会の外)な人になります。
どんなにひどい親でも信じたくなってしまうのが子どもです。 信じやすい子どもがずっと耐えて、耐えきって、きっといつか優しくしてくれると、家族に幻想を抱いた分だけ… どれだけひどい目にあわされたかを自覚し、受け入れてしまったとき、自分の心が崩れていって、心も身体もおかしくなります。
トラウマが強い人ほど、慣れ親しんだものに囲まれていると安心できますが、新しいものが入ってきたら、気持ちが揺さぶられ、自分が崩されます。 彼らは、新しい変化や衝撃に弱く、自律神経系が乱れます。 普通の人は、自分の状況や環境の変化が起きても楽しめ、柔軟に対応することができます。
生きる死ぬか生存モードの人は、過緊張か崩壊しています。 トラウマにロックされて、息が浅く、喉がつっかえ、奥歯を噛み締め、肩こり、手足の冷え、痺れ、胸の痛み、体の怠さ、節々が痛みます。 トラウマセラピーでは、震えやダイナミックな動き、演劇などを通して、温かく気持ち良い体に変えます。
複雑なトラウマ持ちや、発達障害の人は、安心感がないまま育ち、辛くて、苦しい人生になることが多い。 次々と辛いことが起きるため、自分なりの生き延びる術を身につける。 自分の中の殻に閉じこもって、一人で自己充足している人から、他者から賞賛を得ることで自分に自信をつける人など様々です。
トラウマを経験した人は、命の危機に曝された経験から、恐怖が強く、人から傷つけられてしまうという意識が強くなることがある。 それがあまりにも強いと、心身の神経が尖った状態が続き、他人がその人を傷つける気持ちがなくても、彼らの言動を攻撃として捉えることが多くなり、この世界が敵になる。
繊細すぎる人は、自分が他人と比べて劣ることがあるとそれを気にし過ぎて自分自身を許せないことがある。 親から譲り受けた容姿や、育ってきた家庭環境などを他人と比べ、自分が手に入らないものや欠点に目が行きがちになる。 どうしようもない不平等さに対する不満を、大人になっても抱えやすい。
幼少期から辛い思いをしてきた子は、トラウマの経験から、不登校や引きこもりなどになることもあります。 しかし、苦しい思いをしてきたからこそ、傷ついてきた人にしか分からない痛みを知っており、心の内側に人に対する思いやりや優しさ、温かさなどを秘めていることも多いです。
発達早期からトラウマがある子は、脅かされ続ける状況のなかで、受け身な態勢をとりながら、体の中に莫大なエネルギーを滞らせることがある。 外の刺激に敏感で、体内は、モヤモヤ、ピリピリ、ゾワゾワなどの不快感や焦燥感が強いため、頭の中の生活が主になっており、通常の人とは違う形で成長する。
親から愛情を貰っている子は、警戒心がなく、じっとしていても安心で、自分軸が出来ます。 親が脅かす張本人の場合は、じっとしているのは危険で、警戒心、多動性、考えすぎ、先回り行動になる。 家の中が動くことさえ危険な場合は、解離・擬死を起こし、原因不明の身体症状、難病のリスクが上がる。
毒親を持つ子どもは、孤独を感じて、心細くて、どうせ他人には理解されないと思い込むことが多い。 本音や本当の気持ちを内にとどめて、自分ひとりの世界(音楽、小説、絵、アニメ、映画、ゲーム)を作り上げる。 外の世界では、自然や動物を見ることで優しさに触れようとする。
複雑なトラウマを持つ人は、小さな刺激でも、扁桃体が強く反応し、心臓がバクバクすることが多い。 強い刺激や複雑な場面では、感覚過負荷になり、体のリズムが崩れてイライラしたり、フリーズして心の機能が使えないことがある。 回復には、嫌悪刺激を避けつつも、外界の刺激との調和が必要である。
複雑なトラウマを経験している人は、強い圧力を感じており、足元が不安定な人生になる。 例えば、孤独や寒さ、暗闇、低気圧、飢え、集団などの圧力に対して、解離や離人、狂気、パニック、過呼吸、頭痛、めまい、吐き気、腹痛など原因不明の身体症状が襲う。 彼らは、目に見えない力に圧倒される。
小さい頃から、トラウマがある子は、自然に生存戦略が身について、親の理想に応えようと一生懸命に頑張ることが多い。 しかし、どこかで限界がくると、緊張の糸が切れてしまって、体調が悪くなり、不適切な行動をとってしまうことがある。 その後も、うまくやれない自分を責めて、生きづらくなる。
家に居場所のない子は、生存の方法として、自分の好きなものに没頭して心の支えを作ります。 そういう経験している子は、大人になると、加減の調整が効かないことがあります。 ひとつのことにのめり込み、藁をすがる思いで自分を救ってきたため、その思いの強さが大人になっても抜けにくくなります。
早い段階からトラウマがある人は、鼻が詰まり、喉が詰まり、自然な呼吸が出来なくて、金魚鉢の中で泳ぐ人のような生活をしていることがある。 外の世界が怖くて、どこにも居場所がなく、学校では自分を奮い立たせて頑張りますが、いつか体を壊してしまい、思い悩みながら、不登校になる人もいる。
繊細な人は、努力をして人間関係や物事をよい方に向けなくてはならないと考えることが多い。 周囲の人や環境に敏感に反応して、不和や争いを避けたいと願う。 そのために自分自身を犠牲にすることも多いため、心身が疲労してしまう。
不安感が強い人は、自律神経や体の感覚などを安定させることが大事です。 例えば、 肌に触れるものを清潔で心地良いものにする。 アロマなどの匂いを嗅ぐ。 深呼吸をする。 このような実践は、血流を促し、体温を上げ心身の状態を安定させ、不安やストレスを減らして、病気になりにくくする。
トラウマ症状が複雑な人ほど驚愕反応が出る。 彼らは、不意を突かれること、音や気配、想定外のストレスを受けると心臓が過剰に反応する。 周りがこの反応を理解できず、地雷を何度も踏んでいると、トラウマの被害者は何度も殺されかけていると感じて、強い敵意や憎しみに変わっていくことがある。
常に危機感を感じて生きている人は、不安に怯えて、他者のことも信用できず、自分を脅かしてくるものとしてとらえることがある。 慢性的な心身の緊張から不調になるために、頭の中からドーパミンが出るような何かに依存したり、不調を忘れさせてくれるような状況を作り出すことで生き延びようとする。
トラウマが複雑な人は、節々が痛み、鉛のような黒い塊、手足がバラバラ、喉の詰まり、捻じれなどがあり、大切な人から批判や拒絶にあうと心が壊れます。 エネルギーが切れて元気がなく、自分の体から離れ、頭で考えます。 実感が乏しく、自分がないので、他人の顔色を伺うしかなく、他人軸の人生に…