現実にいることが苦痛すぎる人は、その現実に留まると、様々な心身症状が現れるために、自分の空想に耽ったり、趣味に没頭したりして自分を守る。 子供の頃から、家庭や学校で脅かされるたびに、人間へのアレルギー反応が強まり、社会の外で生きたり、家の中に引きこもるようになり、夢を諦めていく。
家庭環境が悪い子どもは、自分のあり方に親の考えや態度を意識的、無意識的に反映させます。 ・親のようにはなりたくないと良い家庭を築こうとする。 ・親の強い性格や態度を引き継ぎ、自分も強者の立場に立とうとする。 ・家族の中でも弱い立場にあった母や父に同情して、弱者を救いたいと考える。
複雑にトラウマがある人は、不快な状況になると、闘争・逃走、凍りつき、死んだふり反応が出る。 このときは、動悸がして、筋肉が収縮し、強い緊張状態から、様々な症状が現れる。 しんどい状態が続くと、一貫した自己を保てなくなり、時間感覚の障害、感情の鈍磨、思考の混乱、身体症状など出る。
神経が繊細な人は、自分が傷つかない方法を生みだすことが多い。 他人が入ってくることができない自分だけの領域を作り、自分が好きなものだけで固める。 そこは聖域となって、自分自身が素直になって、心地よく過ごせる場所となる。
トラウマが複雑にあり、凍りつく人は、吸う酸素量が少なく貧血気味で、出すエネルギーも、取り入れるエネルギーも最小限に抑えた生活です。 植物のように環境に依存して生き方になり、自分を取り巻く環境が劣悪でままならない場合は心身が枯れ始めます。 自分にあった環境に身を置くことが重要です。
繊細でストレスをためやすい人は、体が緊張して血流が悪くなり、体温が下がりやすい傾向がある。 それを改善するには、暖かい格好をするとか温かい食べ物を食べるなど、物理的に体を温めることに加えて、リラックスするように、意識的に自分がしたいように体を動かす活動と、しっかり休む必要がある。
大人の発達障害と言われるのは、昔は発達障害という言葉がなかったので、見過ごされてきた人が多くいます。 精神科では、パーソナリティ障害→発達障害の時代です。 発達障害の人は、学校や家庭、都市型生活に疲弊しすぎて、酷くなると、体の感覚がなく、何も楽しくなく、ただ生きているだけです。
人と関わり疲れてしまった人は、無理に相手に合わせようと思わず、一人で有意義な時間を過ごしましょう。 相手に合わせようとしすぎると、体がもたないので、嫌われてもいいやと思うことが大切です。 自分が疲れないように、人と関わる場合は、どの程度の距離感を保てばいいかを考えましょう。
劣悪な家庭に生まれ落ち、劣位に置かれた人ほど、PTSDのリスクが高まります。 良い境遇に生まれてくるかどうかは、単純に運でしかない。 弱者は、不平等や権力関係に巻き込まれて、トラウマを負っても、社会や世間は、その人自身に問題があるかのように見て、悪者や障害者というレッテルを貼ります。
人一倍敏感(HSP)な人は、自然のある場所を好み、優しい刺激を求めています。 一方、現実の生々しい刺激のある学校や会社組織、都市型生活が苦手で生きづらいです。 彼らは、心身が繊細なゆえに、たくさんの情報や感情が勝手に入ってきて、自分がどう振る舞えば良いかを考えすぎて、疲れ果てます。
繊細すぎる人は、些細な出来事で傷つきやすく、引きこもりになることもある。 周囲をシャットアウトして自分だけの世界に入り込み、過去の出来事がなぜ起こったのか、自分のどこが悪いのかといったことを繰り返し考えて分析しようとする。
複雑なトラウマがある人は、神経が繊細なため、快・不快を感じすぎます。 不快を避けることができれば、出すエネルギーが少なく、取り入れるエネルギーも少なく済みます。 人が不快であれば、自分のこだわりを貫き、人に邪魔されないようにして、体力を使うことを避けて、静かに生きるのが良いです。
親にネグレクトされている子は、親から愛情もらえず、関心もたれず、愛情や温もりを肌で感じません。 彼らは、自分の存在を否定されていると感じて、消えたいと思い、隅っこで縮まり、個性が無くなるか、 親の関心をもらおうと必死に振る舞い、人の注目を集めて、個性を出しすぎるかに分かれます。
子どもの頃から、緊張や警戒を強いられる家庭・学校生活を過ごしていると、神経が繊細になりすぎて、発達に問題が出てきます。 脅かされることが続くと、自分の気配を殺すようになり、死んだふりの神経が支配して、ぐったりと疲れたり、無気力になったり、ボーっとして空想に耽る生活になります。
親から虐待を受けると、複雑性PTSDになりやすく、虐待の後遺症が残ります。 学校や職場にいる苦手な人に対して、どうしても自分の親を投影してしまい、今の人間関係にトラブルを運んできます。 脅かされているように感じると、過覚醒になり、不眠など様々な症状が表れ、混乱し、逃げたくなります。
人一倍敏感なHSP体質の方は ・音や光、匂い、人混みに敏感 ・疲労やストレスを溜め込む ・情報処理しすぎる ・集団場面が苦手 ・体調不良が起きる ・親子関係でこじれやすい ・トラウマを負いやすい ・先読み癖 ・傷つきやすく生きづらい ・相手のことを考えて悩む ・パニックや恐怖症になる人も
人がトラウマの衝撃に曝されると、体が縮まった(凍りつき)ところでロックされてしまうことがあります。 体が縮こまってしまった人は、時間、思考、身体、情動に影響が出ます。 トラウマが慢性化していくと、過去に囚われる、思考が止まらない、自分の体とは思えない、感情の鈍磨など症状が出ます。
繊細すぎる人は、他者と接する際には、失敗を避けるために、シチュエーションを予測して自分の言動をできる限りコントロールしようとする傾向がある。 しかし、他者の言動が、自分の予測に反して思わぬ方向にいくと、臨機応変に対応しないといけないために、心身ともに過度の疲労を感じることになる。
繊細すぎる人は、常に視点が自分の欠点や不安なことに集中しやすい。 今自分がもっていないことやできないことに目が向き、変えられない自分に苛立ちながら毎日を過ごす。 しかし、自分が今出来る事やありのままの自分を誉めながら毎日を過ごすようになると、自分の気持ちや行動のパターンが変わる。
複雑にトラウマがある人は、ストレスに対する耐性領域が非常に狭く、すぐに闘争・逃走や凍りつき反応が出てしまいます。 例えば、トラウマ持ちは、電車内の人の気配、音、振動などにより、落ち着かなくなり、体を縮めてやり過ごすか、パニックや過呼吸、体調不良などが出てしまう人がいます。
うつ状態は、神経が繊細な人が、逃げ場のない状況に追い込まれたときに、身動きが取れず、跳ね返す力が失われて、うつになります。 親が自分を脅かす張本人の場合は、親が不機嫌になると、子どもの体は怠く重くなり、血の気が引いて、無力な状態に陥り、うつのベースを作ることになります。
うつなどの精神疾患を患う人は、幼少時代から、人の顔色を伺いながら、本音を隠して、優等生でいる人が多いです。 自分の気持ちを抑え込むと、健全な成長が出来なくなり、あるとき爆発して、体が崩れ落ちます。 そして、心身が衰弱し、体力が落ちて、手足は冷え、自分の思う通りに動けなくなります。
トラウマという病がある人は、人から傷つけられるかもしれない恐怖や、脅かされる不安があります。 対人関係に敏感で、すぐに不安や動揺を感じて、合理的な脳が働かない場合は、感情の調節が効かなくなります。 複雑な人間関係を生き延びることができずに、八方塞りになり、逃げ道がありません。
複雑なトラウマがある人は、警戒心の高さから、外の気配の過敏さと体内の過敏な状態が続く。 本来危険でない状況にさえ、警戒が続くので、慢性的な疲労や疼痛に悩むことが多い。 日常生活が辛く、解離傾向が高くなると、危機的な状況にさえ麻痺して反応できなくなり、過敏さと麻痺の間を行き来する。
毒親を持った子どもにとって苦しいのは、たとえ大人になり親と離れた所で住むようになっても、親が病気になるとか、老後の世話が必要なときに、一番初めに子どもに責任がとわれるという状況にあります。 親子、家族であるというつながりゆえに、その圧力から逃れられないことが辛い原因になります。