痛ましいトラウマがある人ほど、原始的な防衛操作の中にいて、思考がグルグル、二手三手先を読む、最悪な事態を想定する、強迫観念が出ます。 不意を突かれると驚愕反応を起こし、不穏な気配には体が硬直して、動かなくなります。 身体の反応を怖がると、不動状態が慢性化し、トラウマが悪化します。
複雑なトラウマ持ちの人は、日常生活をこなすことに焦点付けられ、あたかも正常かのように見せています。 外からは特に問題がないように見えるかもしれませんが… 体の中にはトラウマを閉じ込めているため、些細なことでも敏感に反応して生きづらい人や、体を空っぽにして平然と過ごす人がいます。
劣悪な家庭に生まれ落ち、劣位に置かれた人ほど トラウマを負いやすい。 良い境遇に生まれてくるかどうかは 単純に運でしかない。 弱者は、その不平等や権力関係に巻き込まれて トラウマを負ったとしても 社会や世間は その人自身に問題があるかのように見て 悪者や障碍者といったレッテルを貼る。
トラウマのショックは、 凄い速さで起こるために 神経系が追い付かなくなります。 それ以降、 心と身体(神経)が分離すると、 チック トゥレット症候群 ひきつけ 痙攣 驚愕反応 対人恐怖 感覚過敏 気配過敏 など症状が現れます。 体の神経は繊細になり、 過剰警戒から頭で考えるようになります。