両親が不仲や虐待、ネグレクトを受けた子供は、人生の局面において戦うしかなく、そのような行動パターンが体に染みつきます。 一方、両親の愛情に育まれている子供は戦う必要がなく育ちます。 人生において、逆境体験の多い人とそうでない人では、普段から人に対しての身構え方が全然違います。
虐待やDVを受けている子は、親のことが原因でいつも家庭内がぎくしゃくします。 子どもは、親を不機嫌にさせないようにするため、親の顔色を伺って、正解を探すようになり、気を使いすぎて疲れます。 子どもの頃から、緊張しすぎて、人の目を気にするあまりに、人生がおかしい方向にいきます。
トラウマや神経発達症の人は、不快な事の耐性が弱く、神経は張りつめて、一年中手足は冷たいことがあります。 季節の変わり目や温度差、気圧の変化に弱く、台風が近づくと、気圧のせいで体調を壊します。 低気圧で、体が縮み、イライラし、頭痛や腹痛、吐き気、耳鳴り、体が怠くて動けなくなります。
家庭環境に問題がある子どもは、苦しくなると、心を休めるための対象を探し出そうとします。 おもちゃ、空想世界、大切な人などを、自分だけの神様のようにして、他人には知られない心の奥深くにしまい込みます。 とくに大切な人に対しては、心を費やしてきた分、失うことを恐れて攻撃的になります。
複雑なトラウマがある人は、ショックを受けやすく、人や音、振動、光などに弱くなります。 胸がザワザワ、心臓がヒヤリ、足がすくむ、体が崩れ落ちる反応が出ます。 トラウマがある人と、トラウマがない人では、体の反応(自律神経の働き)が違うため、同じ出来事でも恐怖の感じ方は2-10倍違います。
いつも言葉が荒くて、怒って、嫌みなことばかりいう親と一緒に生活している子供は、毎回その言葉が突き刺さり、傷つくことにも疲れ果て、本当の気持ちを隠して、当たり障りのない会話をするようになります。 本当に言いたいことは蓋をしてしまい、明るく振る舞う裏には、悲しみや孤独が隠れています。
幸福な人は、全身が均等に感じられて、手の先からつま先まで全身が温かいです。 うつの人は、人生が八方塞がりで体がこわばるか、虚脱していて、血の巡りが悪く、体が怠くて重く、感覚が麻痺しています。 自己愛の人は、劣等感をバネにして、怒りをエネルギーに変え、強い自分に誇りを持ちます。
小さい時から、複雑なトラウマを抱えて、親子関係のストレスが続くと、疲労や痛みが蓄積されます。 痛みが大きくなればなるほど、感覚は麻痺して、自分のことを知ることができなくなるか、自分のことを見なくなります。 自分のことが分からなくなると、外側の基準を軸にして生きるしかなくなります。
人は危険を感じると、身を守るために戦うか逃げるかの反応を起こします。 しかし、恐怖が強すぎると身体が硬直して動けなくなる「凍りつき」の反応が出てしまいます。 この状態で脅威から逃げることができず、無力感が強くなると、「虚脱」や「崩れ落ちる」反応が現れます。
繊細な子は、両親の不仲が辛く、機能不全家族のバランスを取ろうとして、愚痴聞き役に徹したりします。 ヒステリックに豹変する親に怯える日が続くと、心が弱り、感情調整が難しくなります。 感情調整が難しい人は、人格障害とされて、最悪、精神科入院で身体拘束を受け、トラウマを複雑化させます。
トラウマ化しやすい人は、 親の機嫌に振り回される 他人の目を気にして 音や匂い、言葉、外に過敏 頭で考えてから話す 行動が受動的 筋肉は縮まる。 トラウマにならない人は、 親から愛情をもらう 人の目が気にならない 身体の感覚と馴染める 心で思いついたことを話す 行動が能動的 筋肉が広がる。
慢性的なトラウマがある人は、 体がいつもビクビク怯えているため、脳に危険信号を送り続けています。 生きている実感が乏しく、この世界に積極的に関われなくなり、ただ型通りに生きる人生になります。 自分らしさを取り戻すには、 恐怖を楽しみコントロールしていきましょう。 #ジブンらしくいこう
言葉は、受け手の状況によって、大きな影響力を持つものであり、人によって解釈が異なるため、笑い話にもなれば強力な武器になることがある。 複雑なトラウマを経験している人にとっては、言葉1つでパニック発作やフラッシュバック、驚愕反応、虚脱などを引き起こす危険なものになることがある。
トラウマがある人は、観察して、他者の顔色を伺うことで、分析が得意になります。 資本主義経済の中で、何も考えず、消費するだけの人に比べたら、深く考えています。 罪悪感が強く、思考が自責的だと鬱になりますが、物事をしっかり考えて、努力を続けていければ、自分の自信になっていきます。
無敵の人、テロリストの特徴   ・子供の頃からおかしい方向に ・周りの人間が悪い ・この世界は悪意に満ちている ・自分はいつも不幸だ ・世の中は生きづらい ・孤独 ・自滅に向かって走り続ける ・自分の行動や感情を制御できない ・常軌を逸した攻撃性 ・希死念慮 ・どうして自分だけ死ななければ…
複雑にトラウマがある人は、二重の自己状態になり、心の中に悪魔や天使がいたりします。 心の中に悪魔がいると、そのせいで一人ぼっちになり、普通の幸せが望めません。 環境の変化に弱く、周りの皆に置いていかれて、居場所を求めますが、温かい場所を見つけても怖くなり、人間関係に壁を作ります。
トラウマがある人は、 体の中に安心感がなく じっとしていられなくなります。 家の中で一人でいるのが辛い人は、 ざわつきや不快感を抑えるために SNSや外に出て紛らわす対象を探します。 それは、恋人や酒、薬、ギャンブル、買い物など 一瞬でも自分の感覚を忘れさせてくれるものにしがみつきます。
人前で体が過緊張や凍りつく人は、 自律神経に問題が出て 首肩の凝り、手足の冷え、頭痛、腹痛、吐き気、皮膚の炎症、目の疲労、歯の食いしばり…が出ます。 長い間、不快な状況に耐え続けると エネルギーが尽きて 休みの日は寝るとか引きこもり… 時間の流れが止まって 自分だけの空想に耽ります。
トラウマがある人は 嫌悪や不快なことがあると 古傷が疼くために硬直し固まります。 このとき、 体の筋肉だけでなく 原始的な神経の働きの影響で 脳や気管支、消化器、四肢 神経、免疫系、内分泌系など影響が出ます。 トラウマは単に心の傷といったものでなく 全身に疾病を及ぼす、複雑な病気です。
トラウマがある人ほど、ショックを受けやすく、傷つきやすさは、一般の人より5-100倍に跳ね上がります。 例えば、電車や狭い空間、誰かに対しての怒鳴り声で、パニックや心臓は縮まります。 トラウマが重度な人ほど、不快な状況において、自律神経が狂って、体への不安や外の気配に過敏になります。
トラウマを負った人のなかには、他人が全て敵のように感じ、友人がいないと感じることがあります。 家庭や社会に自分の場所がなく生きるのが辛くなります。 そのような時は、自分が好きなものを集めてそれに囲まれることで安心感を確保できます。それがお守りや神様のようになり生きやすくなります。
トラウマに遭った人が それ以降も頻繁に被害に遭いやすい一つの理由は、 トラウマを負うほどの被害に遭った人は、 体に恐怖が埋め込まれ、姿勢、目線、声、表情に 恐怖心が現れるようになります。 加害者はその人の恐怖心をかぎ分け、 弱って跳ね返す力のない個体を見抜いて ターゲットを選びます。
トラウマが体に刻み込まれると、緊張や警戒が強くなり、外の世界に意識が向きます。 恐怖が強くなると、自分の存在が小さくなり、他者の存在が大きくなって、他者にどう思われているかを気にします。 人に認められたい、嫌われるのが怖い、悪意を向けられたくないなど、この世界に安心できません。
生きづらい人は、道徳的にこうすべきであるとか、こうしなければならないと考えており、思い込みで自分を縛り付けています。 彼らは、生活していくうえでの不安が強く、安心感が欠如しているため、正しい答えを選ぼうとしており、思考で何とかしようとしていますが、答えが見つからずに苦しみます。
複雑なトラウマのある人は、目的や役割(仕事や子育て、学業、社会活動)があるうちは活発な思考や行動が取れます。 しかし、目的を失ってしまうと、 解離傾向が強まり、地に足がつかずに、自分の軸を失うようになるか…。 エネルギーが切れたかのような状態になり、半分眠ったような生活が続きます。