101
【色褪せない】いま見えている視界の95%以上を、色のない白黒世界に変えても、約3分の1の人は気づかないそうです。今朝の『PNAS』誌より→pnas.org/content/117/24… (3D VR実験。この結果は網膜の解剖構造だけでは説明できないため、「色は脳の思い込みで見えている」とのことです)
102
【シナプスの成長】延べ50億個のシナプスを生涯にわたり観察したところ、①シナプス数が急増する幼少期、②安定する成人期、③少し数は減るが個々のシナプスのサイズが増える成人期後期の大きく3段階に分かれるそうです。今朝の『サイエンス』誌より→bit.ly/3dZu9u8(マウス脳の研究です)
103
【発毛】iPS細胞から皮膚を作ったら、なんと毛が生えたそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158…(皮膚移植可能で、しかも皮膚感覚の神経回路も発達したといいますから、なかなかスゴいことですね)
104
【手作りラヴァランタン】
手順① 水に絵具で彩色
手順② 水と食用油を1:4で混合
手順③ 発泡錠を投入
映像では、水性の食用色素、日清サラダ油、ビタハイム発泡錠を使っています。暗室スポット照明で癒しのインテリア空間になります。
105
【ナノ技術の人工視システム】ヒトの目からヒントを得た「人工眼球」が完成したそうです。収差補正に有利な曲面センサの設計で、網膜より高解像度の5億画素/平方センチメートルを達成。今朝の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158…(スゲエ!カッケェ!という言葉しか見つかりません)
106
【新型コロナウイルス情報】今春、地球全体の二酸化炭素の放出量が、15年前のレベルにまで下がっているそうです。昨日の『ネイチャー気候変動』誌より→
nature.com/articles/s4155…
107
【推定400歳のサメの映像】1620年頃から生きていることになりますね。ニシオンデンザメはもっとも長寿とされる脊椎動物で、交配可能までに150年、平均寿命は390歳、最長512歳まで生きるそうです → earthlymission.com/400-year-old-g… (海の翁。大洋の宿神といった貫禄)
108
【脳で読む】視覚障害者の大脳皮質に60個の電極を「剣山」状に差し込み、「文字」の形状を描くような空間パターンで電流刺激をしたところ、刺激パターンを感じ取って、形状の通りに手で書くことができたそうです。今朝の『セル』誌→ sciencedirect.com/science/articl… (80%以上の文字を判別できたそうです)
109
【科学者になった気分で考えてみよう】などと子どもを促すことは、「科学者は特別な能力を持つ存在だ」と示唆することになり、かえって理科離れが進むそうです。普通に「科学をやってみよう」がベターとのこと。今朝の『PNAS』誌→ pnas.org/content/117/18…(他の分野の声掛けにも応用できそうですね)
110
【クンクン】私たちは何か匂いがすると反射的にクンクンと嗅ぎます。あのクンクン(スニフ反応)で、脳損傷で昏睡状態になった患者の意識状態を判定できるようです。無反応の患者でもスニフ反応が見られる場合は将来意識が戻る確率が高いそうです。今朝の『ネイチャー』誌→
nature.com/articles/s4158…
111
【自然科学研究の現在】学術論文の国別ランキングが今朝の『ネイチャー』誌に発表されました。化学で分野トップを走る中国が今後は「新薬」開発の舞台になりそうですね → nature.com/articles/d4158…
112
【誰のための寄付?】「他人のための行動は利己的な行動よりも清らかな美徳だ」と崇めると、むしろ寄付が減るそうです。人間は自尊心を持ち、善行のバランスを取る生き物なので、その心理を無視して「無償の愛」を謳うと逆効果になるようです。今朝の『ネイチャー人間行動』→ nature.com/articles/s4156…
113
【背を追う飛沫】ランニング中のソーシャルディスタンスは半径2mの「円形」でなく、背後に10mほど呼気飛沫が尾を引くそうです。横並びで1.5m離れれば大丈夫のようです。先週の公開されたプレプリントより→bit.ly/3adbBUu(渡り鳥のようなV字編隊が吉!?)
114
【美しい幸福】美しい風景を見ると幸せな気分になるそうです。風光明媚な自然だけでなく、市街地や橋や摩天楼など人工的な景色でもよいそうです。先月の『科学的報告』より→ nature.com/articles/s4159…(よく考えたら、本当は逆で、人を幸せにさせる風景を「美しい」と私たちは呼ぶのかもしれませんね)
115
【吾輩の名前】ネコは自分の名前を、ほかの一般名詞やほかのネコの名前と区別できるそうです。飼い主でなく見知らぬ人が名前を呼んでも反応するそうです。昨年の『科学的報告』誌より→ nature.com/articles/s4159…(ネコを飼ったことがないのでよくわからないのですが、そうなんですね)
116
【運動と脳トレ】に関する2万5千の論文を再精査したところ、とりわけ身体バランス協調系のエクササイズに認知機能を向上させる効果があったそうです。先月の『ネイチャー人間行動』誌より→ nature.com/articles/s4156… (女性は軽微な運動でも効果があるが、男性はより多くの運動が必要とのこと)
117
【プロは静視する】画像診断やゲームや荷物検査など、初心者は視線をキョロキョロとさせて必死に見ようとしますが、上級者になるほど目線を動かさなくなるそうです。今朝の『PNAS』誌より→ bit.ly/2wk9Uqm(視線を静止したまま多くの情報を仕入れられる――これを「上達」と呼ぶのですね)
118
【表情豊かなネズミ】ネズミの表情は、ヒトにはポーカーフェイスに思えますが、人工知能はネズミの表情から心の動き(情動)を察することができるそうです。今朝の『サイエンス』誌より→ science.sciencemag.org/content/368/64… (ヒトの場合とちがって目ではなく鼻耳口がクチほどにものを言うようです)
119
【南極はかつて森林だった】大気中の二酸化炭素の濃度が高かったチューロン期(9200〜8300万年前)の南極大陸の地層には花粉や胞子が含まれているそうです(つまり温帯低地雨林だった)。今朝の『ネイチャー』論文→ nature.com/articles/s4158…(一年うち4ヶ月は極夜でほぼ光合成ができないのにスゴい)
120
【タイピング不要】頭にかぶって文章を念じるだけでほぼリアルタイムに「文字起こし」してくれるAI脳波計が今朝の『ネイチャー神経科学』誌で発表されました→ nature.com/articles/s4159…
121
【新型コロナウイルスの感染の瞬間】SARS-CoV-2のスパイク蛋白質がACE2にドッキングしたX線結晶構造解析の画像が先程『ネイチャー』誌に発表されました→ go.nature.com/3dGdlIU、go.nature.com/2WVh1Rc 。『サイエンス』誌にも関連論文2報→ bit.ly/2Js6iFI、bit.ly/3dL8B4X
122
【自分に自信はないけれど今回はチームの勝利に貢献できてうれしい】などと吐露したり、自分の過去のウソ逸話を話したり、下手な冗談を言ったりと、感受性(?)の高いロボットがチームに一台加わると、人間同士の会話や連携が向上するそうです。今朝の『PNAS』より→ pnas.org/content/117/12…
123
【ジョギングで気分が晴れるのは物理的理由】一歩一歩に頭部に衝撃Gが掛かり、脳脊髄液に流れが生じ、その剪断応力によって前頭葉のセロトニン2A受容体がリガンド非依存的に内在化されるからだそうです。先月の『i科学』誌より→ sciencedirect.com/science/articl… (ネズミでの検証)
124
【新型コロナウイルス最新情報】センザンコウまたはコウモリのウイルスが人体内で自然変異した可能性が高く、誰かが何らかの目的で人為的に作製したものではないことがゲノムからわかる。ヒト免疫を回避するムチン様領域を持つかもしれない。本日の『ネイチャー医学』誌より→ nature.com/articles/s4159…
125
【継続は力】プロとして食っていける人と、ぜいぜい人にレッスンできる程度で留まっている人のちがいを調べたところ、結局、若い頃から10~20年間、毎日約4時間の努力を続けてこられたかどうかが大切だったことを示した論文 → bit.ly/33k21NF(レジャーの総時間は両者で差がないようです)