池谷裕二(@yuji_ikegaya)さんの人気ツイート(いいね順)

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4〜5歳児の論理力トレーニングに、重りや天秤を用いた学習が有効であることを示した今朝の『PLOS ONE』論文→ journals.plos.org/plosone/articl… (「重量」は目に見えない概念だから効果が高いとのこと。なるほど。どこかの玩具社が製品化してくれないかな)
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【長生きするために老化する】生物は死の危険を冒してエネルギー(食餌)を得ます。得たエネルギーの大半は体の維持に使われます。つまり、もし消費エネルギーを減らせれば、そのぶん生命の危機が減ります。この状態こそ、老化の正体なのだそうです。今朝の『PNAS』誌より→pnas.org/content/118/22…
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【身体の拡張】棒で物体に触れるとき、棒が手の延長として一体化したかのように、指先の感覚神経が反応し、精度よく接触位置を感知できるそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→ goo.gl/qLFbK1(ネズミがヒゲを、クモが巣を使って、物体を感知するときの神経反応に類似しているそうです)
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【デブとハゲ】肥満は薄毛を促進するそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158… (NF-κBがSHHを阻害して毛包幹細胞を脱落させることが原因のようで、実際、SHH活性化薬SAGで脱毛を防ぐことができたようです)
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独身数学者Peter Backus著『なぜ僕に彼女ができないのか』(こちらの論文→goo.gl/jels2u)(「いかに身近で運命の人と出会うことが難しいか」をドレイクの方程式を用いて数学的に証明。宇宙規模の大きな話)
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よく体を動かすお父さんから生まれた子のほうが賢いそうです。精子に含まれるmiR212とmiR132という微小RNAの量が増えることで神経可塑性が高まるからのようです。今週の『細胞報告』誌より→ goo.gl/ith56f (ネズミでの検証)
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【自己乖離】脳梁膨大後部皮質を毎秒2~3回のリズムで刺激すると、自分と周囲の世界が分離し、現実感が薄れるそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158…(「まさに今ここに生きている私」という感覚は、脳の神経活動が生み出した「実感」なのですね)
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【寝るリハ】睡眠は脳回路の再編成を促し学習を進める効果がありますが、脳梗塞からの回復も促進するそうです。とくにnon-REM睡眠を補うことが大切だそうです。今朝の『神経科学雑誌』より→ jneurosci.org/content/40/45/… (学習もリハビリも同じ「可塑性」という神経メカニズムに基づいています)
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チマネ族(アマゾン流域土着民)は不協和音を不快に感じないそうです。つまり私達が美しい和音を好むのは生来的なものでも自然のハーモニクスの中で育ったからでもなく、文化的なもの(西洋音楽に暴露された結果)だそうです。今朝の『ネイチャー』誌→goo.gl/oP9yLQ
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【盗み聞き】眠っている人の脳にも周囲の会話が届いているそうです。聞いた内容が意識に届いているか、あるいは起床後まで覚えているかどうかはさておき、少なくとも睡眠時の大脳皮質は会話のコンテンツにきちんと反応しているそうです。『ネイチャー人間行動』誌より→go.nature.com/2HcpE3n
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【Parentese】よく話しかけられる乳児ほど頻繁に発声します。18ヶ月齢になる頃には語彙も約2倍多いそうです。昨朝の『PNAS』論文→bit.ly/370tdBr (オムツを変えましょうねぇ・・・「意味もわからない子に言葉を掛けるのは馬鹿らしい」などの意見もありましたがやはり意味があるのですね)
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【酒でシナプスを失う!?】アルコールを連日投与されたマウスの脳では、活性化した脳内免疫細胞(マイクログリア)が前頭葉の神経細胞のシナプスを食べてしまうそうです。今週の『科学信号』誌より→ stke.sciencemag.org/content/13/650…
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【記憶が蘇る回顧薬】ヒスタミンH3受容体逆作動薬を服用すると、ヒスタミンの脳内遊離量が増えます。すると褪せた記憶痕跡が再活性化され、忘れた記憶が復活します。今朝の『生物学的精神医学』誌より→ goo.gl/n7ycdD(ヒトでもネズミでも思い出す30分前に投薬すると成績がアップしました)
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脳は約1500人を識別できるそうです。ただし付き合いを維持できるのは約150人(ダンバーの数)。ちなみに知り合いの数は平均500人。うち友人は40~50人、身近な人は12~15人、親密な人は2~5人だとか。先週の『ネイチャー』誌より→goo.gl/oLocXO
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【自己調整学習】自分自身の注意力や衝動や感情を制御することを「自己調整」といいます。小1のクラスで自己調整能力を養う授業を組み入れたところ、読解力が伸び、ケアレスミスが減り、その後の数年にわたり成績が向上したそうです。今朝の『ネイチャー人間行動』→nature.com/articles/s4156…
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「4百人に一人は東大生」とツイったら別例を教えていただきました。幾つか紹介:国会議員は17万人に一人 弁護士は6千人に一人 地方議員は2千人に一人 甲子園児は1200人に一人 医者は5百人に一人 博士は170人に一人 社長は50人に一人 公務員は35人に一人 風俗嬢は30人に一人
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【アリガトウなんて要らない】世界の様々な民族を調査したところ、多くの文化圏では助けてもらってもわざわざ感謝の言葉を言わないようです。手助けは当然という暗黙の前提で社会が成り立っているからだそう。今朝の論文より→ goo.gl/e6dwo6(一部の先進国ではアリガトウが多いようです)
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【貧乏】貧困には物質的な貧困と時間的な貧困があります。どちらも幸福や健康や生産性を低下させます。物質貧困についてはその悪影響が広く認知され、公的支援などの救済制度がありますが、時間貧困(Time Poverty)は軽視されがちだそうです。今朝の『自然人間行動』より→ nature.com/articles/s4156…
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【ハンドパワー】​手をつないだだけで2人の脳活動が同期します。すると痛覚が弱まり、苦痛に耐えられるようになるそうです。今朝の『PNAS』論文より→goo.gl/i3qn3m(注:愛し合っている者同士で実験を行っています)
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【脳刺激で若返り】知能と深く関係する作業記憶は高齢者で低下します。しかし前頭葉と側頭葉を同時に25分間電気刺激すると、即座に若者並に回復するそうです。効果は一時的ですが50分以上は継続します。今朝の『ネイチャー神経科学』より→nature.com/articles/s4159…(デキの悪い若者にも効くようです)
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1歳頃の赤ちゃんは昼寝することで覚えた単語を汎化させるそうです。今朝の『Nat Comm』より→goo.gl/b0LKj9(例:イヌと覚えても、直後はある特定のイヌだけが「イヌ」でしかないけど、90分睡眠後には、より全般をイヌと認識できる。こういう論文好きです)
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【精鋭部隊のワナ】優れた人材だけを選りすぐったグループよりも、ランダムに集められたグループのほうが問題解決能力が高く、優れた成果をあげるそうです。優秀な人はみな同じように考える傾向があり多様性に乏しいとのこと。こちらの古典的論文→ pnas.org/doi/abs/10.107…
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【睡眠中の脳活動は荒唐無稽】寝ている間に昼間の経験が脳内再生されます。しかし、再生内容は事実の忠実な再現ではなく、ブラウン運動様のランダム再生だそうです。今朝の『ニューロン』誌より→goo.gl/brc4F4(ネズミの海馬の場所細胞の統計解析)
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【米 vs 麦】通路にイスがあって通りにくいとき、稲作文化圏で育った人は体をよじって隙間を通り抜けるが、麦作圏の人はイスをどけて自分の通路を確保するようです。水を分け合う稲作圏では譲歩の精神、麦作圏では環境を制御する精神が根付いているからだそう。今朝の論文→goo.gl/dmWMYQ
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アルコールによる共感増大のメカニズムを解明 東大の研究 - news.biglobe.ne.jp/it/0901/zks_18…