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後にフランス革命で断頭台の露と消えるルイ16世はパルマンティエを猛烈に応援した。
「気候変動で不作が激しい! どうかフランスのためになってくれ。余が出来ることは全てやろう!」
こうしてフランスは国家を挙げてじゃがいもを普及させる事に。
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『神は肉を贈るが、悪魔は料理人を贈る』とはイギリスの諺。素材はいいのに料理人のせいで台無しだよ、って意味ね。流石は料理がまずい事に定評があり、メシマズ自虐にかけては右に出る者のいないイギリス人。
しかしそんな中でも美味しいものを愛情を持って探した人もいる。それがラルフ・ライランス
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流石にこの事故の後ではジェソップも海が怖くなったものの、結局彼女は客室乗務員に復帰した。彼女は船と海が好きだった。旅客に仕えるのが楽しかった。
ジェソップは1950年まで客室乗務員として務め、最後の航海を終えた後、静かに余生を送る。
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「畏まりました! しかし、あなたは!?」
男は寂しげに笑うと、首を横に振った。
「残念だがボートの数に限りがある。私はここで船と運命を共にしよう。オールヴォワール、ミス・ジェソップ。キミはいいスタッフだった!」
ジェソップは何も言えないまま、子供を抱いてボートに走る。
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こうしてジェソップらオリンピック号のクルー達はホワイトスター社から改善点の聞き取り調査を受ける。『オリンピック級』は一隻だけではない。あと二隻が建造されており、それらはオリンピック号の欠陥を修正された形で就役する予定だった。
その二番船の名を、タイタニックという。
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しかし事態は思わぬ事から進展する。
まず、ガーソン博士は指紋の専門家ではなく人体測定の専門家であり、その反論には信憑性が乏しかった。
そしてガーソン博士は裏で弁護団と検察に密かに接触を持ち、どちらがより自分にお金を払ったかで証言を翻す事を仄めかしていた事が明らかになる。
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3歳から10歳までの7年間、ポテイトーズは重賞を含む40戦に出走し、28勝、ないしは34勝を挙げる堂々たる名馬ぶりを見せ付けた。
「エクリプス最優の子だ。最も血が濃いぞ!」
引退後、ポテイトーズは父エクリプスと同じように種付け依頼が殺到する。
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今度も血相を変えて消防隊が駆けつけ、奇跡的に起爆する事なく事態は収束した。この件に関しても緘口令が布かれ、二つの事件が明らかになるのは2000年代まで待つ事になる。
ただの爆弾なら最悪でも基地全焼で済むけど、核爆弾なら周囲一帯が吹き飛び、死の灰が市街地に降る。
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消防士達の決死の活躍の結果、核爆弾は起爆を免れる。突っ込んだストラトジェットのパイロット達は全滅していた。
「イングランドの東部が砂漠化していたかもしれない。露出した起爆装置に炎が及ばなかったのは奇跡に近い」
アメリカ軍の将校は慄然としてそう評した。
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大戦中の経緯はこんな感じ。 twitter.com/elizabeth_munh…
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しかし問題は指紋法が当時、最新の捜査方法だという事だった。裁判所はこのやり方で犯罪者を裁いたことがない。知見もない。
弁護側は当然そこを突く。状況証拠は真っ黒でも、確たる証拠は指紋を除けばないのだから。
「そもそもその、指紋法とやらは確かなのですか?」
警察は苦境に立たされた。
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ギリシアから神火を灯して開催地まで消すことなく走る『聖火リレー』をご存知よね?
アレの原型は古代ギリシアの神ヘスティア。かまどの神というちょっと地味な立ち位置で、逸話もほぼないキッチンの女神様。
でも格は高くて、なんと主神ゼウスの姉で、オリュンポス12神の一角。
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この話は江戸時代、紀伊(和歌山)に御三家の一角が置かれた理由にも繋がる。
陸上輸送が貧弱な時代、急速に都市化する江戸を食べさせるには、西国から持ってきた米を大阪で集めて船で送るのが最も効率的だった。大阪が天下の台所と呼ばれたのはそのため。 twitter.com/aftermathdoubl…
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「ミス・ジェソップ! この赤ん坊を頼む!」
タイタニック号のクルーの一人が赤ん坊を彼女に委ねた。
「船はもう持たない。親から逸れた子供だ、どうか助けてやってくれ!」
絶望間際のジェソップの胸に、この子を守らねばと言う使命感が燃える。
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オリンピック号は大西洋交通の雄であるホワイトスター社がライバルであるキュナード社に対抗して建造した世界最大の船舶で、『速さ』でライバルに差をつけられたホワイトスター社が『快適性』と『規模』で盛り返そうと社運を賭けた超大型客船だった。
出来立ての豪華客船にジェソップは応募する。
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排水量45000トンの巨大船舶を扱った経験が当時の人類にはなく、ヨーロッパ最良と呼ばれた船長ですらトラブルを避ける事は出来なかった。
就役したその年、オリンピック号の引き起こす大波にアメリカ海軍の軍艦が巻き込まれ、操舵不能に陥り、横から突っ込む。
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勿論その辺をマスター・ヨーダや魔術師マーリンが歩いてるわけないので、年寄りの物乞いを雇い、生きてる置物としてフォリーに寝泊まりさせ、高額の給金を払った。職業ニート。
彼らは貴族達が思い描く隠者の姿のごとく、ボロを纏い、髪はボサボサ、爪は伸びっぱなしにさせららる。
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1681年、ものすごく嫌そうにアメリカの植民都市でクリスマスが再開される。彼らは本国からの政治的圧力に負けたのだった。
それでも熱心な清教徒の牧師達はクリスマスを拒否し、祝ってる家を妨害して外から呪いの言葉を浴びせたりした。
「異教の祝祭だぞ! 騙されるな!」
「知るか!」
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