エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(リツイート順)

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1796年のこと。ロンドンの芝居小屋の支配人であるシェリダンはシェイクスピアの未発表の台本とされる『ヴォーティガン』を19歳の青年アイアランドから受け取り、上演した。 台本を一読したシェリダンははじめ思った。 「妙に稚拙だな?」 しかし彼には余裕がない。劇場のために借金がある。
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お昼のTIPS。 昨日の危険な飲酒ゲームが結構反響あったけど(まさか真似る人はいないと思うけど)、ロシアと飲酒は深く結びついてる。 何せ寒いし、昔からロシアの民衆は貧しい。そう言うところでは度数の高いお酒は単にお酒であると言うよりは現実を忘れるための庶民の副食だった。
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フォロワー数が何千何万とあるアカウントはアジテーター的な性格があるから、言ってる事は話半分で聞いたり、眉に唾つける事にしようね。 支持者向けに思ってもないような事を言うよ。わたしが保証する。
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犯罪王にトドメを刺したのは名探偵でも、名刑事でもなく、額縁に納められていた魔性の美女だった。 ピンカートンはワースの子供達の後見人となり、探偵と犯罪王の奇妙なチェイスは終わる。 ピンカートンはホームズに、ワースはモリアーティとなった。
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チョーサーの家の周りは既に700人ほどの群衆に囲まれて雪玉をひたすら投げられていた。そこに本体が合流すると、もうタダでは済まない。投石が始まる。家の中でチョーサーはガタガタ震えた。 「殺される! ドリッピングのせいで殺される!」 流石に看過できないと警官隊が駆けつける。
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おはよう。少し長い休暇だったけど、戻りました。大禍なく皆は過ごせたかしら? 休暇中も一応書いてたからよければ読んでいって。さて、お仕事に行ってきますね。 @elizabeth_munh #note note.com/elizabeth_munh…
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ガリポリ作戦の総司令官であるハミルトン将軍も「極めてミステリアス」とコメントを残した。 彼らに何があったのかをE中隊、通称サンドリンガムズの視点から話して行きましょう。 サンドリンガムズは元々、イギリスのパートタイムな軍隊であるテリトリアル部隊に属した。
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ジョージ・ソマーズは16世紀終わりから17世紀初頭のイングランドの船乗り。そして冒険者で軍人。 彼は海賊で、商人で、騎士で、提督で政治家だった。
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意外なところだと鶏も人気が高かった。今だとチキンと言ったら臆病者だけど、闘鶏はどこの国でも盛んだし、実は勇猛さの象徴でもあるし、また警戒心が強く抜けめない事をも意味してたのね。 また、犬も人気が高い。忠実さや賢さを最も身近で感じる動物だしね。猟犬は強いし。
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「じ、事実無根……。昔から女が船に乗ると不吉と言われてるのって、つまりこう言う意味……。仕事は気に入ってたのに……」 ジェソップはやむ無しと次の船を探す事にした。当時、大西洋は最も人の往来の激しい海で、数多の船会社が鎬を削っている。代わりの船などいくらでもあった。
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戦死した兵士の代わりに補充で背の高い兵士が入れられる事が増え、バンタム大隊は徐々に他の部隊と見分けがつかなくなる。 最終的に軍高官達は『小さな勇者』達にもっと相応しい仕事があると気づき、地下トンネル掘削部隊や戦車部隊など、体の小ささが役立つ部隊に元々のメンバーも異動する。
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時代の変わり目は価値観に激震が走る。そんな時、保守的な道徳や倫理観は馬鹿馬鹿しくなり、若い人達はしばしば無軌道にも見えるカウンターカルチャーを形成した。 1920年代から1940年代までのイギリスでそうした反権威的なムーブメントを担ったのが、ブライト・ヤング・シング(明るい若者達)。
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死んでも構わない。寧ろ戦死上等みたいな気持ちで皆が皆戦ってるから、男性の平均寿命がものすごく短い。そんな中でも生き残りを重ね、年を取った人は極めて稀で、ものすごく賢明な人ばかりだから、尊敬を集めたみたいね。そんな人も最期は自ら勝てない決闘に身を置いて自殺同然に死んだ。壮絶なノルド
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その正体は『菌輪』。 キノコを生やす胞子が地面に落ちると、菌糸を張りつつ円形に繁殖し、外周部では落ち葉等を分解するから恩恵に与った草が周囲よりも栄養を与えられて背が高くなる一方、すでに菌が張り切った内部では菌に栄養を吸い上げられて背丈が低くなり、綺麗な円形を描くと言うわけね。
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WW1に於いて、海洋大国イギリスは陸軍国ドイツに苦しめられていた。 新兵器、Uボート潜水艦は神出鬼没の強敵であり、イギリスが誇る戦艦艦隊の大火力も敵が海の中では意味がない。商船が次々と撃破されて行く。一刻も早い対策が求められた。 こうした試みで生まれたのがQシップ。
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おはよう。今朝のTIPS。 壮麗な宮殿ヴェルサイユだけど、ルイ14世とその同時代人達にとってここはあまり宜しくない住処だった。 何故なら建設に半世紀もかけたヴェルサイユは常に工事現場であり、威厳を示すために美観を重視した宮殿は快適さとは程遠かった。宮廷人達は根性で住んでた。
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ヴィクトリア期イギリスの流行のファッション() これは襲撃者から首を守るためのアンチ・ガロッティング・カラー 19世紀中頃のイギリス、ロンドンは絞殺魔の恐怖に怯えており、物陰から物取りが忍び寄り、背後から首を絞めて殺害すると社会的なパニックになっていた。
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「お前らもあのドリッピング野郎の味方か!」 完全に暴徒と化した群衆は警察にも投石を始め、衝突した。 「抑えられません! 軍隊の投入を!」 リーズ市長は最早警察ではどうにもならないと、近くに駐屯していた第8騎兵隊に救援を要請し、何とか暴動は収まった。死者1人、負傷者多数の大騒動だった
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「一着はエクリプス。それは俺も異存ない。  なら、諸君。一つ二着以下を賭けようじゃないか。俺は二着以下なしに賭ける。ルールでは220m以上1位から離された馬は失格で順位なしだ。  俺はエクリプスの圧勝に賭ける。負けたら、賭け金の8倍を返そう。どうだ?」
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珍妙な名前を聞いて噴き出さない人はいないポテイトーズだけど、走らせると忽ち周囲を戦慄させる。 「あんな名前で父はエクリプスかよ!? 詐欺だろ!」 ポテイトーズは同世代最強の一角で、数多いるエクリプスの子の中でも最優の馬の一頭だった。
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おはよう。今朝のTIPS。 百年戦争におけるフランスの勝因は色々ある。一番わかり易いお話としては、負け通しのところにジャンヌ・ダルクが現れて逆転した、って感じね。 しかし見落とされがちで、しかもかなり重要な役割を果たしたのがスコットランドの存在。
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こうして一個大隊が丸々ネギを背負った鴨のように重武装されたトルコ軍の陣地のど真ん中に迷い込み、集中砲火を受けて全滅する。 わずかな生き残りもトルコ軍はどうやら捕虜にしなかった。彼らも極限状況で戦争をしてる。捕虜を取る余裕がなかった。 「殺せ」 かくして一個大隊が僅かな時間で消滅。
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バルバロス・ハイレディンは15世紀から16世紀にかけての人物で、オスマン帝国の海軍総司令官。そしてバルバリア海賊でもある。 当時オスマン帝国の支配下にあったエーゲ海のレスボス島に生まれた彼は、歴史を変えた個人になった。
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ドリッピングの代償は高くついた。チョーサーの家の壁にも落書きがされ、外出してもしなくてもドリッピング野郎と大声の合唱に彼は追われる。今や彼は街一番の嫌われ者だった。 そしてスタッフォードが釈放される日、15000の群衆が午前9時から刑務所の前で待機する。
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「競馬が大好きなのに、当の競馬で名を成した者はお気に召さんとは、なかなか複雑なご心境で」 オケイリーは近代サラブレッドの祖となるエクリプスの馬主でありつつ、最後まで上流階級に受け入れられる事なく死んだ。 今際の際、彼は言い残す。 「遺族にカネはやる。しかしウマは全部売れ」