エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(リツイート順)

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実はこのエピソードは創作で、ベッドゲラート村の人達が何の変哲もなければ面白い逸話もない自分達の村に何かしらの由来をつけようとしてできたもの。 愛犬家の国イギリスの精神性に訴えるものがあったのか、すっかり広まり、村の唯一の観光資源と化した。
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そう言えばイギリスの商人文化には奇妙な風習があって、フットマンの名前はジェームズと決まっており、雇われたフットマンはジェームズに改名したそう。 フットマンを2人雇った場合、2人めはチャールズに改名させられた。
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お昼のTIPS。 中世前期、イギリスの警察行為は構成員の自助努力頼みで、犯罪が起これば誰かが声を上げ、後は皆で犯罪者を追い回すという牧歌的なものだった。 これはゲルマン人の支族であるアングロ・サクソンの伝統で、自力救済が原則とされてた事に由来すると思う。
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読んでると現場猫案件が数多あるヴェルサイユ。 ・度々行われる気まぐれな仕様変更。 ・工事しながら住んでる。しかも高慢な貴族が。 ・生活の不便に耐えかねて素人が個人的に改造する。 ・寒いからと冬場は皆が一斉に火鉢を使うし、照明はロウソク。 ・人口過密で、あちこちに可燃物が放置されてる。
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こんな風に『廃墟も侘び寂びあっていいものだ』という発想に至ったのは、産業化の時代の端緒についてたから。 工業化し、都市への人口流入が進む世の中で、お金に余裕のある上流は寧ろ保守化し、理想化された伝統や古き良き時代へのノスタルジックな想いを募らせたのね。
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西部で彼らを迎える人達、特に女達はまるでアイドルでも迎えるように待ち構えた。 「来た、来た、私のジョニー!!」 一秒でも早くと馬を飛ばすメーラー達は痩身に無駄な肉もなく、心には使命一つ。手紙ポーチが失われるくらいなら死ねと言われて、笑ってそれを受け入れた人達。
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後発組の宗教であるキリスト教は既存宗教の祝祭日をハックし、巧みに自らに取り込んだ。ハロウィンもそうね。あれもキリスト教以前からある習慣。 カトリックはこの他、各地の民族神や英雄を天使として取り込んだり、聖人に仕立て上げてのし上がってきた歴史がある。
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P-39、エアラコブラ。またの名をカツオブシ。軍オタならばその低評価と、ソ連に送られてからの大活躍は皆が知っている。 アメリカで蹴られてイギリスに押し付けられて最終的にソ連で大歓迎された戦闘機だけど、ところで何故RAFはコブラを嫌ったのか。 twitter.com/elizabeth_munh…
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状況証拠や目撃証言で絞り込む事は出来る。しかし確たる証拠というのならもう自白に頼るしかなく、中世来、拷問が頻繁に用いられていた由縁だった。しかし『同意の下の警察行為』を掲げるロンドン警視庁に拷問の権限はない。 「なら……あの手で行くか」 しかし彼らには切り札があった。
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コーヒーハウスが初めてロンドンにできたのは1652年だった。 この頃はハイソな飲み物扱いで、大学生や銀行家、保険会社のビジネスマンなど、排他的な知的エリートの溜まり場で、普通の人は入れなかったけど、彼らはたちまちコーヒーの魅力にハマる。 「酒と違って酩酊しない! 頭がクリアになる!」
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大国の指導者を真面目にやれば見る見る老化する。 身体も悪くする。指導者は周りの誰より働いてる。プライベートなんてない。 北朝鮮が嫌がらせのように未明にミサイルを撃てばすぐさま起きて国民の前に立つ。自然災害が起こっても同じ。
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ポニー社は破綻した。しかし、ただ一人馬だけを友として、使命を胸に抱いて荒野を駆け抜けるポニー・エクスプレス社の騎手達はアメリカの伝説の一翼となった。
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トイレの話です。 他人に用足ししてる所を見られるのは嫌だし、他人の用足しを見るのも現代人なら普通は嫌だと思うんだけど、テューダー朝期から19世紀の終わりまでイギリスには国王のトイレ係、グルーム・オブ・ザ・スツールがいた。
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開発国でお荷物扱いされて投げ捨てられた兵器がステージを変えて大活躍する事がある。アメリカ戦闘機、P-39エアラコブラがそうだった。本国で低い評価を与えられたこの戦闘機はソ連に提供され、エースパイロット御用達の最強の戦闘機の一角を成す事になる。
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『英国は君を欲している。郷里の陸軍に志願せよ。神よ、国王を守り賜え』 第一次世界大戦初頭、列強国で唯一徴兵制が存在せず、志願に頼らざるを得なかったイギリスの募兵ポスター。指を向ける時の陸軍大臣キッチナー伯爵の図は非常に印象に残り、色んな形で模倣された。
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紋章で最も人気があったのは動物で、特に鳥類の猛禽類や獅子などの肉食獣ね。 具体的にはワシ、タカ、ライオンの人気がとても高い。北の国だとクマも人気ある。 こうした人気者は紋章かぶりが発生するので、ポーズで変化をつけたり、色合いで変化をつける。だから細かなバリエーションがあるわ。
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HMSテメレールは1793年に起工し、1798年に竣工したイギリス海軍の二等戦列艦で、三層の砲列甲板と98門の砲を備える強力な軍艦だった その名はフランス語で『豪胆』を意味し、かつて鹵獲した同名のフランス艦が活躍した事から、その武勲に肖り名を継承する。 またの名を『トラファルガーのヒロイン』
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下手に生き延びると戦死の機会がなくなる。寧ろ積極的に死ににかかり、狂った様に戦う。これでは勝ったとしても損害は免れないけど、それでいい。口減らしを兼ねてる。 年老いて使い物にならなくなる前に、名誉とともに死んでくれた方が助かるから、天国が彼らに用意されたのね。
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しかし17世紀に革命を起こして国王の首を刎ねたクロムウェル達ピューリタンは極度に真面目で、ピュアな人達だった。そういった古代宗教の習慣を乗っ取って、キリスト教の祝祭日に変えるのは不実に見える。純化したキリスト教を奉じる彼らに異教の臭いは不純。 故に、クリスマスは禁止。
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チャールズ3世陛下は73歳。 エドワード7世や、ウィリアム4世同様、ご高齢での即位となるけど、史上最高齢で即位した英国王ね。 チャールズと言う名の王は17世紀、ピューリタン革命後、王政復古の当事者となるチャールズ2世以来で、実に350年ぶり。
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「若い方が体力がありそうなもんだけど、何でかしら? どうも身綺麗にしてると採用されにくいみたいね。なら流儀に従いますか」 ジェソップは化粧せず、衣服をわざと汚して面接し、客室乗務員に採用される。 「どうも釈然としないと言うか……。まぁ、気にしても仕方ないか」
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ある騎手は、自分から引き継ぐ騎手がこの先にいるネイティブに恐れを表明した時、言下に言い放った。 「チキンめ! おれがここまで届けた手紙を託す価値はない。すっこんでろ。休みなどいらん。もう1日、俺が馬を飛ばしてやる!」 こうして彼らは伝説になった。
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黙認されてる慣習とは言え、大真面目に盗難で訴えられたら確かにそれはそうなので、スタッフォードは有罪となり、禁錮一ヶ月となった。 このニュースはリーズじゅうに広まり、主に貧困な階層の人達を激怒させた。 「ドリッピングひとつで労働者を刑務所にぶち込むとは、なんてケチ臭い野郎だ!」
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やがてオムニバスは省略され、単にバスと称される事になる。 誰にでも開かれた公共の足は、17世紀の時点では早すぎた発明だったけど、都市が拡大する19世紀から20世紀、欠かせぬものとして復活を遂げ、そして今では日常にありふれたものとして、わたし達の生活を支えている。
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Path(道)をfinder(探す者)をパスファインダーと言い、不明な土地の道先案内人をそう称する。 転じて、土地自体は既知のものであっても、敵が何処に潜んでいるか分からない敵地を行く時、本体のために道を拓く偵察隊もそう称する。 RAFにかつて、その名を冠したエリート部隊があった。