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こうしてワースはギャング達の親玉となり、犯罪をビジネス化した。その辣腕ぶりはカリスマ性を帯びる。また、彼は犯罪はやっても決して嘘はつかず、身内が捉えられれば利害損得抜きで奪還に動いたため、仲間達は彼を強く信頼する。逆説的だけど暗黒街でこそ信用が大事。危ない橋を渡るのだから。
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じゃがいもはアメリカ大陸からいわゆるコロンブス交換でもたらされたものの一つだったけど、当初、食用とは見做されなかった。
一つには根菜に対するヨーロッパ人の偏見。地に埋まってる物は邪悪に違いない。
もう一つは、よく知られてるようにじゃがいもの芽が猛毒を実際持っていたから。
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もう一つの『豚戦争』を語りましょう。こっちは後味がよくない。
19世紀末、トルコの宗主下にあったセルビア公国は独立し、オーストリアの後押しのもと、セルビア王国となった。
セルビアはほぼ一次産業のみの国で、自給自足生活。養豚が盛んで、余った分を他国に輸出して稼いでいた。
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彼らは彼らなりに理論武装してるし、下手に論破しようとすると取り込まれるので、間違いなく最後の一つが最も効果的。 twitter.com/osaka_seventee…
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RMS(ロイヤルメールシップ。王立郵便船)マジェスティック号に2年間勤務したジェソップは何故若々しい女性が嫌厭されるのかを身をもって知った。男女トラブルに巻き込まれ、妻子持ちの男性と不倫関係にあると誤解されたのだった。
マジェスティック号の船長はこれを信じたのでジェソップは放り出される
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終戦までマルベリー港は機能し、臨時の港は250万の大軍とその補給物資を大陸に送り続ける連合軍最大の港となる。
奇想兵器スレスレだけど、その実態は戦争の決定力たるに相応しい、正に戦略兵器。
ドイツの移動要塞ラーテなんて可愛いもの。
移動港ほど恐ろしいものはないでしょう。
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これほどの海難事故の当事者でありながら、ジェソップは僅か2ヶ月で再び客室乗務員に復帰した。また、センセーショナルな事故であるタイタニック沈没に関しても頑なに口を開く事は無かった。
「船長は立派な方だったわ。悪いとこ探しのマスコミには、うんざりよ!」
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なかなか壮絶な『天国』ね。ところでヴァルハラに入れる条件はよく見るとおかしなところがある。条件が戦死に限定されてるのね。勇猛果敢な戦士が欲しいなら功績で評価してもおかしくないもんだけど。
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オリエンテーションって、オリエント(東方)と何か関係あるのかと思ったら、昔は太陽が登るところ即ち東方に教会の教壇を置いて、聴衆を東の方向に向けるところから来てるのね。
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稼ぎ手を失った一家の為に母親は船舶の客室乗務員になるも、5年後に体調を崩す。ジェソップは学校を辞めた。
「母さんには無理をさせたし……。これからは私が家長みたいなものだわ」
ジェソップは母の後を追って客室乗務員に応募するも、余り若い女性は、と難色を示される。
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ところがチョーサーはこれを見てカンカンになった。
「泥棒メイドめ! 訴えてやる!」
こうしてスタッフォードは起訴される事になった。彼女からしたら理不尽極まりない。
「職務上の謂わば副産物です! 皆やってる事ですよ!」
「黙れ! 小さなことでも何度もやれば多額の損失だ!」
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知り難き事陰の如し
動く事雷霆の如し
と、本来の孫氏だと続くみたい。
なんで信玄は風林火山に後の二つを入れなかったのか。
多分、単に語呂が悪かっただけではないかと思う。風林火山と風林火山陰雷ではやはり前者がしっくり来る。
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イギリス貴族の例に漏れずアビンドン伯爵は競馬狂いで、同世代に於ける隔絶した最強馬であるエクリプス号に悩まされていたものの、エクリプスが種牡馬入りすると、血相変えて種付けを依頼した。
「エクリプスの子ならば、さぞ強い馬になるだろう。にしてもエクリプスの子とは思えない可愛さだな」
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これには理由がある。一つには勇武を讃え、怯懦を振り切らせるため。功績を上げるのは難しいけど、死ぬまで戦うことは決意一つで誰にでもできる。事実、ヴァイキング達は戦場にあっては戦死を恐れずキリスト教徒より勇敢だったと言われてる。
もう一つは、より現実的な問題。
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余談だけどこのすぐ後に日本ブームが起きて、日本人は趣味がいいと脚光を浴びたのもこの辺の思想が絡んでると思う。たまたま、当時のヨーロッパ人上流の理想を体現する存在に見えたわけね。だから最初の方はエルフ・ランドなんて呼ばれてたみたい。まぁすぐに産業化したもんで嫌われたけど。
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お昼のTIPS。
1992年、全米を震撼させるニュースが発表された。
『赤ワインは健康にいい』
清教徒的な戒律を基軸とするくせ、飲兵衛の多いアメリカ人にこのニュースは大変都合が良く、たちまち赤ワインに人々は殺到した。赤ワイン健康法の始まり。
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