エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(いいね順)

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ムカデはその獰猛さと攻撃性から武士に好まれ、『前進しかできない』と信じられた事から日本では家紋や兜の前立てにも使われた昆虫。 ところがヨーロッパだと昆虫それ自体の人気が乏しく、紋章への採用例は稀で、いいとこ蜜蜂くらい。勤勉の象徴。
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19世紀ロンドンは不潔との戦いの連続だった。コレラ、汚水の排水、洗濯、浴場、公園…… そして世紀末、問題となったのが馬糞。 かつて馬車は贅沢な乗り物で、貴族くらいしか乗れなかったけど、19世紀は馬車需要が跳ね上がる。
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1852年、7年に渡るアイルランドのジャガイモ飢饉がようやく終わった。 この間、膨大な数のアイルランド人が飢餓に倒れ、食べていく見込みのない人たちは家族連れでアメリカに渡るけど、移住熱は貧困なイギリス人にも飛び火する。 アリス・アイヴァーズもそうした家庭に生まれた一人だった。
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イギリス最大の敵は? 1700年以降、イギリスと最も敵対した国はフランスで、20度も敵対してるみたい。 では最大の友好国はと言うとこれまたフランスで、18度も同盟してる。仲良いわねあんたら。
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イングランド北部、ハートリプールにはとある伝説がある。 ナポレオン戦争の最中、難破してここに流れ着いたフランス軍艦には猿が飼われてて、水兵たちの慰みとして水兵服がその猿には着せられていた。 猿一匹を残して全滅した船をハートリプールの人達は発見する。
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シャルル・ド・バッツ=ド・カステルモール=ダルタニャン。通称ダルタニャンは17世紀を生きたフランス軍人。 彼は古より戦の絶えないフランス・スペイン国境ガスコーニュ地方の男であり、気性荒く勇猛果敢な『ガスコン』だった。
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騎士道物語を一つ。 ウィリアム・マーシャルは12世紀、地方の吹けば飛ぶような男爵の四男として生まれた。 彼が生まれた頃、イギリスは内乱状態で、マーシャルは追い詰められた彼の父がいっときの休戦を要求する際の人質として敵軍に送られる。
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ブリティッシュジョーク 何故イギリスは左側通行なのか? 何故なら、彼らには権利(right)がないからです。
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メアリー自身は瀉血と下剤は無意味どころか有害だと思っていたものの、妥協する。こうして天然痘との戦いにイギリスは大きな一歩を踏み出した。 より安全性の高い牛痘が用いられる70年ほど前の話で、予防接種と言う概念が初めて生まれたのね。 偏見なく異国の医療を取り入れる知性が道を開いた。
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1962年、我らがロンドン橋は落ちようとしていた。 「ロンドン橋売った!」 ロンドン市議会は日々落ち行くロンドン橋を売却する事を決意する。 「面白い、ロンドン橋買った!」 オークションに掛けられたロンドン橋に買い手がつく。かくしてロンドン橋は旅をする。 アメリカはアリゾナへと。
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「ヨーロッパで最も速い鳥は?」 ギネスビール社社長ビーバーは狩に出た帰りに友人達と議論になり、中々白熱したものの結論が出なかった事から、こうした議論の種になりそうなあらゆる記録を集めた本があれば人々の興味を引き、またビールの宣伝になるのではないかと考えた これが有名なギネスブック
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その日、イギリス中のテレビとラジオのチャンネルがBBCに合わせられた。レポーターが興奮気味に捲し立てる 「雨天にも関わらず300万人もの観衆が集まっています! 前日から座り込んでいた人もいました。雨の多い国イギリスらしい雨です!」 1953年6月2日、エリザベス2世の戴冠式が挙行された。
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猛将とはリスクとリターンを天秤にかけてリターンを取る攻撃型の武将であり、知将とはリスクを取って博打を避ける守備型の武将。 ウェリントン公爵は圧倒的に後者で、リスクを避けた堅実な用兵を得意とする。 しかし彼の場合、ただ堅守を固めるだけでは済まない。
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ヘンリー・トンプソンは泌尿器科の医師で、尿結石に悩むナポレオン3世やレオポルト1世に非常に頼られた。 優れた医師であるトンプソンは公衆衛生にも関心があり、そのためにある改善が必要だと提言する。 即ち、伝統的な土葬から火葬への切り替えだった。
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最も長い英単語は? 「smiles」 何故ならsの間に1マイルも挟まれているから。
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世界一有名な富豪家と言えばロスチャイルド家。 元はドイツ系なんだけど、ナポレオン戦争の最中、英仏に振り回されるドイツは物流が混乱し、時の当主はイギリスに移住。 水を得た魚のように金融家としての能力を発揮し、たちまちイギリスいちの富豪に成り上がった。
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おはよう。ゴイアニア事故も有名だけどラジソールも有名だよね。 ラジウム入りエナジードリンク。まだまだ放射性物質と言うものへの理解が進まなかった20世紀初頭の話。 万能薬と宣伝され、飲むと実際(痛めつけられた身体が防衛反応で赤血球と白血球を増産して)元気になった(気がする)みたい。
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1915年、第一次世界大戦中のイギリスにて、軍需大臣を務めるロイド=ジョージが叫んだ。 「酒は我々の最大の敵だ!」 実感の籠った台詞と言える。なにせ彼自身とんでもない大酒飲みで、まるで節度を弁えられなかったのだから。 イギリスと酒の戦いが始まる。
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クリスマスは禁止! モテないアラサーの心の叫びではない。17世紀のごく短い間、イギリスではクリスマスは禁止だった。それはモテない男たちの恨みのためではなく、寧ろガチガチに真面目で熱心な人達が引き起こした理想主義と論理性の結実だった 「大体キリスト教と12月25日に何の関係があるんだ?」
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「中世人は水が汚染されているから代わりにビールを飲んでいた」 わたしも数年前までは信じてた神話だけど、これは事実ではない。正しくは19世紀中頃のロンドン市民の話で、例によって近代は中世よりはるかに汚く、テムズ川の水を飲めばほぼ確実に死んだ。 twitter.com/elizabeth_munh…
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コーラの他のアメリカ魂の話もひとつ。 1920年から1933年まで、アメリカは壮大な社会実験となる禁酒法が施行されてた。文字通り、一切の酒を飲んではならぬという法律ね そうは言っても飲みたい人は飲みたいから却って密造酒が出回り、ギャングの資金源に酒はなってしまう。しかし市場から酒は消えた
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現代における文系の紛れもない頂点の一人なのよね。実は。ラテン語で古代詩を暗誦できるし、チャーチルの伝記を書くくらい文章力もある。 twitter.com/borisbikefake/…
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ヴィクトリア時代末期、イギリスは最盛期を謳歌していた。七つの海を支配し、世界中に海外領土を抱えるイギリスは日の沈む事のない帝国と呼ばれ、名実ともに世界一の大国として君臨する。 1901年、その尖兵たる無敵イギリス陸軍は、南アフリカで民兵相手に壊滅状態に陥っていた。
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1940年、ダンケルク撤退の大成功は萎えかけていたイギリスの戦意を再び燃え上がらせたものの、1人でも多く兵士を返すため、重火器や車両の類は全て放棄してきたイギリスは素手も同然だった。 その上でドイツの本土侵攻の可能性が高まる。イギリスは悲愴な本土決戦の覚悟を固めた。
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街全体が城壁としての機能を持っていた、かなり特殊な街ね。千年ほど栄えたみたい。文字のない時代だから詳細は不明だけどね。遺跡の規模から都市と言うに相応しく、人類最古の大都市とも言われてるわ。 こんな昔からでも、防衛と言うのは大きな課題だったことが伺えるわね。