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作っている人達も自分が何を作っているのか知らなかった。ドイツのスパイはマルベリーの各ブロックの情報を掴んでいたものの、まさか港をまるごと移動させるとは夢にも思わず、計画は完全に秘密を保ったまま実行の日を迎える。
1944年、ノルマンディ上陸作戦が始まった。
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やがて戦況がイギリス優位に傾くとドイツの侵攻の可能性は低下し、秘密軍は解散する。彼らはSASなど特殊部隊に挙って志願し、誰より勇敢に戦い、戦死者も数多出たものの、英雄になった。
しかしもし、彼らが本来の役割を果たしていたならば。
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エリザベス女王はシーズンになると廷臣団を引き連れて家臣達の領地を旅行して回った。
もてなす側にとってこれは試練でもあり、またチャンスでもある。良い印象を残せれば立身出世に繋がるし、悪い印象を与えればもういいわと遠ざけられる。そんな訳で身分の高い家臣は戦々恐々とした。
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それでも勇敢に前線に向けて朝夕を問わず飛んだATAは、歴史書には表れにくい影の英雄としてイギリスを支えた。
お終いに、エリスの話をしましょう
ATAの象徴のような彼女は見事に戦争を生き残り、戦後も航空界にとどまった
97歳の時、彼女はRAFの招待を受け、救国機スピットファイアの助手席に座る
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余談だけどこのすぐ後に日本ブームが起きて、日本人は趣味がいいと脚光を浴びたのもこの辺の思想が絡んでると思う。たまたま、当時のヨーロッパ人上流の理想を体現する存在に見えたわけね。だから最初の方はエルフ・ランドなんて呼ばれてたみたい。まぁすぐに産業化したもんで嫌われたけど。
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連ツイするほど落とし込めてないけど、19世紀のイギリスの貴族達はどうも然程知識や教養に秀でてる訳ではなく、酷いのになると外国の教養どころかシェイクスピアも観た事がないのもいたみたいね。
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ただ、マロリーが如何なる時代を生きた人物の騎士なのかを見落とすべきではない。
彼は1399年に生まれ、1471年に死んだ。つまり百年戦争末期から、地獄の内戦となる薔薇戦争のほぼ全期間を経験している騎士。
百年戦争末期のイングランド軍は負け通しで荒れており、きれいな戦い方ができない。
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1850年、スコットランドの首都エディンバラに、ジョン・グレイと言う庭師が引っ越してきた。
庭師の仕事を見つける事ができなかったジョンはエディンバラの夜警になるけど、この際、スカイテリアのボビーと言う犬を引き受けた。
二人はすっかり仲良しになり、片時も離れないようになる。
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rt
このツイートにあるようにコックたちは僅かな食材も無駄にすまいと健気に職務に務めたけど、一方で主人にとってもコックは扱いが難しく、料理を残そうものなら激怒したり泣き喚いたりして辞表を突きつけてきた。
料理がまずい国イギリスではコックはアーティスト枠だった。
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羊泥棒、強姦、強盗、要人の暗殺未遂、誘拐、殺人……
逮捕歴もあり、脱獄は2回。一度は武器を取って看守を殺傷しての強行突破。強盗は百回以上とも
何かの間違いだ。高潔な騎士道物語の作者がそんなド悪党なはずがない
そんな訳でマロリーがアーサー王物語の作者であることは19世紀まで否定された
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基地中の消防隊が総出で消火にかかり、近隣の消防隊にも応援が要請された。基地はパニック状態に陥り、女子供を乗せた車両が次々と基地を離れるほか、消防士はアメリカ空軍将校が半狂乱でタクシーに飛び乗り、なんでもいいから基地から離れてくれと叫んでいるのを見た。
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おはよう。今朝のTIPS。
16世紀以降、主力の武器として定着した銃だけど、使用にあたっては当然、火薬が必要。
この火薬(黒色火薬)に必要不可欠なものが硝石なんだけど、この製造が中々厄介で、鉱山を見つけたり、製造法が分からなければ銃があっても硝石は輸入しないとならない。
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おはよう。今朝のTIPS。
細々しく主人の世話を焼いてくれる使用人やメイド達だけど、考えてみれば仕えられる者と言うのは同時に玉座に座って使用人に仕えている事も意味する。気を回さないとならないからね。
だからスペインにはこんな諺がある。
『使用人と言うものは、避けようもない敵』
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おはよう。今朝のTIPS。
壮麗な宮殿ヴェルサイユだけど、ルイ14世とその同時代人達にとってここはあまり宜しくない住処だった。
何故なら建設に半世紀もかけたヴェルサイユは常に工事現場であり、威厳を示すために美観を重視した宮殿は快適さとは程遠かった。宮廷人達は根性で住んでた。
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陸戦でも、直接敵と対峙しない砲兵が差別的な感情を持ちがちだった一方、実際に銃火を交わす歩兵隊では日米両軍ともに敵国の国民の勇敢さに感動して差別心を捨てるケースは多い。
勇者に敬意を払うのは万国共通ね。
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とはいえ、見方を変えれば、恥をかく勇気を少なくともソ連は持っていたとも言える。
後に日本でも中国の漢級潜水艦が領海に侵入した折、日米両軍から追い回されて世界中に恥を晒し、挙句に出てきた言葉が「騒ぎすぎだ」だったので不信感を持たれた事がある。
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大規模な下水処理システムが構築される一方、安全な飲み水の確保が求められた。それこそ水が信用出来ないために多くの人がビールを飲む。低賃金の労働者はそれも買えない。コーヒーも紅茶も気軽に飲むには高い。
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お昼のTIPS。
1992年、全米を震撼させるニュースが発表された。
『赤ワインは健康にいい』
清教徒的な戒律を基軸とするくせ、飲兵衛の多いアメリカ人にこのニュースは大変都合が良く、たちまち赤ワインに人々は殺到した。赤ワイン健康法の始まり。