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学校には腕を上げたいメイドがやってくる。いい料理人は引っ張り凧。賃金交渉のチャンス。マーシャルは週に5回講義し、自ら料理を実践する、彼女の学校は最大時、2000人の生徒を抱えた。入学できなかった女性は彼女のレシピ本を買った。
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@musik53 本当のこと言うな! 和歌山県民として怒るわよ!
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少し遡って8世紀ごろの話から始めましょう。
この頃のイギリスは現在とは全く違う姿をしていた。ローマ軍が引き上げた後のイングランドは土着の民族であるケルト系ブリトン人と、侵入してきたゲルマン系民族アングロ・サクソン人による群雄割拠の混迷とした時代を経た後、最終的に七王国に落ち着く。 twitter.com/gxe10i6_use20v…
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エクリプスは他の馬を地平線、300m彼方に追いやって堂々のゴールを遂げる。
「一着エクリプス、他は見当たらず……。
繰り返します。一着エクリプス、他は見当たらず(Eclipse first and the rest nowhere)」
オケイリーは舞台役者のように観衆につぶやく。
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それが石炭採掘だった。当時、エネルギー源は石炭が中心で、軍艦だって汽車だって石炭で動いてる。機械化できないこの分野だけはどうしても屈強な男手が必要だった。
大戦勃発当初、炭坑夫達は志願しても軍から居残るよう説得を受けたり、志願を禁じられたりした。炭坑夫がゼロになったら継戦できない
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『美味しい料理を万人に届けるべし』
料理書を執筆し、キッチンの改善に励み、上流でなくても、素材に限りがあっても美味しい料理を届けられるよう、ソワイエは尽力。貧者向けに無料で施してもいたけど、それも手を抜かない。
やがてクリミア戦争が始まると、彼は従軍した。
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しかし自分の運命は予測できない。1904年、マーシャルは乗馬中に落馬し、重傷を負う。彼女はキッチンに立てなくなった。
「まだ、やりたい事があるのに……!」
翌年マーシャルは亡くなる。49歳だった。彼女のバイタリティによって成り立っていた彼女のビジネスは急速に崩壊する。
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苦手な経済の話をします! 誤謬があった場合、強目の指摘をされたら泣きながらツイ消しするね。
18世紀初頭、我らがイギリスと、我らが最愛の好敵手フランスは第二次英仏百年戦争を戦っていた。
とにかく戦争続きで無理に無理を重ねてるので、両国ともとんでもない負債を抱える事に。
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マーシャルは次のビジネスチャンスを捉える。ノルウェーから氷が輸入され、冷凍設備が普及され出した頃、アイスクリームが静かに流行っていた。
アイスクリームそのものは遥か昔からあるけど、冷凍庫もない時代、それを食べるのは貴族の特権。しかしそれが庶民にも降りて来た。
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街中にチョーサーを侮辱する文言が書かれ、すれ違う人達から彼は侮辱を受けた。ドリッピング! ドリッピング! と彼はからかわれたり、囃される。
「何でこんな事に! 私が何をした!」
リーズは貧富の差が激しい街で、富める者が貧しい者にお目溢しをするのは暗黙の了解。彼はそれをしなかった。
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お昼のTIPS。
アルプス国家スイスはかつてヨーロッパ最貧国の一つで、これと言った産業もなく、余った男を国家ぐるみで外国に傭兵として売り飛ばして生計を立てていた。傭兵国家スイス。ハイジに登場するおんじさんも元傭兵ね。
しかし19世紀も半ばになると、流石に廃止の流れとなる。
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ドー氏は自分が使った言葉がどうやら意図せず軍の機密に触れていた事をなんとなく察し、職員達もどうやら本当にただの偶然らしいと気づいて引き上げた。
しかしドー氏は納得できなかった。本当に偶然なのか。
彼はクロスワードパズルのワードを考える時、クラスの子供から知恵を借りる事がある。
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「頼むよ……」
キレやすい事で有名なハルゼー提督がゆっくりそう言うと、士官達はすごすごと最後尾に並び直した。
アイスクリームもまた、アメリカ軍の士気を支えてたし、提督と言えどもアイスクリームの前には平等だったのね。
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