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昭和20年3月10日の東京大空襲は、民間人を標的とした無差別爆撃で国際法違反。しかし、後の東京裁判では全くの不問に付された。空襲の指揮官だったカーチス・ルメイは後にこう語っている。「もし、われわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸い、私は勝者の方に属していた」
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陸上自衛隊のヘリコプター事故が報じられていますが、実は自衛隊では毎年、殉職者が出ています。令和4年度の自衛隊殉職隊員追悼式で新たに追悼されたのは35柱。殉職隊員の累計は2000人以上に及びます。彼らのような存在があって、我々の日常は保たれています。合掌。
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「和を以て貴しとなす」という第一条が有名な十七条憲法ですが、第十条「共に是れ凡夫のみ(人はみな不完全で欠点だらけ)」の一節も趣き深い。だからこそ「和を以て貴しとなす」なのでしょう。これをわざわざ憲法に書き込むのも日本人らしい知恵と感性。やはり日本人の民族性に寄り添った憲法が良い。
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多くのユダヤ難民を救い、占守島の戦いによって日本をソ連の分断から守った樋口季一郎中将ですが、その功績は長く埋もれてきました。彼が陸軍軍人だったことが最大の理由でしょう。しかし、軍人を一括りにするのではなく、是々非々で評価する姿勢こそ、歴史を大切にするという事ではないでしょうか。
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東京への空襲というと3月10日のものが有名ですが、5月25日にも大規模な空襲(山の手大空襲)がありました。500機近くのB29が約3300トンもの焼夷弾を投下。渋谷区の7割以上が焼き尽くされ、3600人あまりの方々が亡くなりました。この空襲のこともぜひ知ってほしいと思います。合掌。
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パラオ・ペリリュー島の大酋長であるイサオ・シゲオさんが、今月8日に亡くなられたとのこと。イサオさんは日本兵の遺骨収集に親身に協力されていました。パラオ取材の際には、優しい眼差しで思いを話してくれました。「一人でも多くの日本兵を祖国に帰してあげたい。彼らのことを忘れないで」。合掌。