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75年前の11月、ペリリュー島は日米両軍による激しい戦闘中でした。以下は米兵の手記。「敵の死体は倒れたそのままの場所で腐敗していった。歯茎を剥き出し、まるで笑っているように見える膨満した顔の遺体が、グロテスクにねじれた姿勢をとって至る所に散乱している」。忘れてはいけない。皆で鎮魂を。
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沖縄戦の際、首里城は米軍艦「ミシシッピ」からの猛烈な砲撃などによって焼失。首里城の地下に設けられていた司令部や陣地では、重傷を負った多くの日本軍将兵が自決。宝物庫の財宝は、米兵に略奪されました。そんな悲劇から見事に蘇った首里城。互助、結束、不屈の心。また再建できると信じます。
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一般財団法人「全国強制抑留者協会」にて取材。とても貴重な資料などを見せていただいた。ソ連による日本人抑留は、国際法違反の許されざる非道。未だ不明の部分も多いのですが、抑留者の高齢化により記憶の風化が進んでいます。しかし、この問題は丁寧に史実を追求すべき課題。しっかり取り組みます。
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かつて阿川弘之は「国を思うて何が悪い」とのタイトルを著作に付けた。そして、阿川は「ファシズムの最悪の形態が共産主義体制」と看破した。昔は気骨のある文士が多かった。近年、テレビによく出ている評論家やコメンテーターには、そういった居住まいは感じない。口は上手いが、軽薄さが滲む。
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「なぜ70年以上も前の戦争の話を書くのですか」と聞かれる。だが、現在の政治や外交、憲法、教育等の問題も「大東亜戦争観」に大きく左右されている。おかしな政治家や活動家というのは、歴史観に歪みのある人が殆ど。歴史観とは価値基準の土台。だからこそ、正確な歴史観を丁寧に広げていく事が重要。
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杉原千畝より前にユダヤ人救出劇を実現し、占守島の戦いで北海道をソ連の分断から守った樋口季一郎。約10年前、私が取材を始めた時は殆ど知名度ゼロだったのが、最近では関心を持つ方が増えて嬉しい限り。樋口がドラマや映画になったら日本の雰囲気も変わると思うのですが、これも皆様の支え次第です。
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多くのユダヤ難民を救った樋口季一郎ですが、彼のもう一つの功績が占守島の戦い。終戦後の8月17日、北海道の分割統治を目論むソ連軍は、千島列島の占守島に不法侵攻。だが、これを阻止したのが、樋口指揮下の占守島の将兵たちでした。この戦闘での勝利により、日本は分断国家とならずに済んだのです。
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門田隆将さんと「樋口季一郎」について対談した「歴史チャンネル」のダイジェスト動画の後編です。「キスカ島撤退作戦」や「占守島の戦い」について話しています。とても重要なテーマです。宜しくお願い致します。
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「権力の暴走を止める」と懸命な新聞記者は少なくないが、「権力の暴走」以上に恐いのが「マスコミの暴走」。これは昭和史の教訓でもある。マスコミの仕事は反権力に凝り固まることではなく、事実を正確に伝えること。権力の監視は必要だが、それだけに執着すれば目が曇る。今日から新聞週間です。
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ラグビーW杯。実は当初、日本の初戦の相手はロシアではなくルーマニアでした。ルーマニアは欧州予選を1位通過しましたが、選手登録の違反を指摘され、無念の出場取り消しになったのです。そんなルーマニアからメール。「最高のW杯!日本に行けなかったのは未だに悔しいが、「桜」が咲くことを祈る」
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台湾で「最も尊敬すべき日本人」などと称される八田與一は、烏山頭ダムをつくった人物。戦前から、治水は政治にとって最も重要な仕事の一つであった。
八ッ場ダム、一気に「満水まで10m」…台風で54m上昇(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191013-…
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海岸で小学生たちがゴミ拾いをしていた。学校の授業で「プラごみ」や「地球温暖化」について習った後、友人同士で話し合って自主的にやっているとのこと。終始、笑顔で楽しそうにやっていた。ノーベル平和賞は、こういう子どもにあげたらいいと思う。
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元ラガーマンと懇談。彼曰く、ラグビーで大事なことは「一人ひとりが自分の責任を果たすこと」「押し込まれた時に耐える強度」「少しでも前へという姿勢」「やるべきことと誠実に向き合うひたむきさ」とのこと。なるほど、ラグビーとはまさに人生そのものなのか。
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ご自身の責任は?
菅直人元首相 福島原発事故「日本は壊滅の瀬戸際だった」「原発にトドメを刺す時」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-…
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最近では中核派を知らない若者も増えているとか。「戦争の記憶の風化」はよく叫ばれるが、同じく語り継ぐべきは「戦後左翼の暴力史」。現状「軍靴の足音」より「極左の足音」の方がよほど危険。
埼玉の民家で飛翔弾発見 中核派拠点を爆取法違反で捜索 sankei.com/affairs/news/1… @Sankei_newsより
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【ジョーク】チベット人の老人がサンスクリット語の勉強をしていた。中国人が聞いた。「なぜそんな勉強を?」「私もいつ死ぬか分からない。だから天国で使えるように学んでいるのです」中国人が笑った。「でも地獄に落ちるかもしれないぜ」老人が答えた。「その時は大丈夫。中国語は分かるから」
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【ジョーク】
日本人という民族はまったくどうかしている。
ベースボールでアメリカに勝ち、
スキーのジャンプでフィンランド人に勝ち、
ラグビーでアイルランドに勝つ。
以下は、イギリス人の切なる願いである。
「どうか日本人がクリケットの存在に気づきませんように」
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【ジョーク】
日本人と韓国人が殴り合いの喧嘩をしていた。駆け付けた警察官に対し、韓国人がこう叫んだ。
「とにかく、ひどい話なんですよ!」
警察官が聞いた。
「いったい何が喧嘩の原因なんだ?」
韓国人が答えた。
「この日本人が私に殴り返してきたのが喧嘩の原因です」
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ルーマニアには日本のことを「ツァーラ・ソアレルイ」と呼ぶ言い方があります。これは「太陽の国」「日出ずる国」という意味。ルーマニア在住時、友人たちと朝まで飲んだ際、明るくなりつつある東の空を指して、一人がこう言って微笑んだことをよく覚えています。「君の国はあの下にあるんだね」
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旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナやコソボ自治州などを取材で巡った際、多民族地域ならではのこんな言葉を耳にした。「全人類を愛することは簡単だが、隣人を愛することは難しい」。時々、思い出す言葉です。