衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

ちょっと、そこまでお散歩しましょう? 1880年ヴィクトリア朝後期 貴婦人たちの「お散歩ファッション」を紹介します 外出時の羽織りとして重宝されたのが【ヴィジット】という特殊な衣服です 「背中から袖が生える」という複雑な構造は、手をヘソの前で重ねる品の良いポーズを強制しました
フットマンの給料には「イケメン手当」が付きました 整った顔立ちは必須として、身長が180cm以上あったり、美しいふくらはぎの持ち主だったりするとアップチャージされます 特に男性美において「ふくらはぎ信仰」は100年以上の歴史があります パッドを入れて、盛ったりもしたそうです
年内最後となる「型紙の販売」を再開しました 12月21日(月)までご注文を承ります 100年、200年前に廃れたフランスやイギリスの型紙です ごく一部の好きな人にだけ刺さりますように・・・ rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
軍服には「軍服特有の着心地」があります 現代のようなストレッチ性や柔らかさはありません 袖を通した瞬間に起こる「姿勢の変化」と、内面に起こる「感情の高ぶり」 実物に触れることでしか味わえない体験ではないでしょうか このコートは、NYのメトロポリタン美術館にも所蔵されています
1870年の【クリノリン ヴィジット】だけは、着物からパンクスまで幅広く着用することができました ゆるやかな造形が特徴のクリノリンスタイルには適度な「ゆとり」が設計されており、現代においても着こなしやすいようです
アメリカMETミュージアムのアーカイブを流し見していたら、こんな資料が 明治30年(1897年)に日本橋で印刷された和服の画 確かに、これを見たらヴィジット(写真2)ができそうな気がしますね
「半・分解展に行きそびれた」 という声がよく耳に入ります 2022年4月12日~25日まで、東京は渋谷で【半・分解展】を開催します まだまだ先ですが、良ければカレンダーにメモしてください 国内美術館に負けない、個人の熱狂から生まれたプレゼンテーションを表現します
「ポケット」も貴族と市民では大きく異なります 貴族の服は、胸の造形を崩さないために「お尻にポケット」をつくりました ところが、市民は実用性を重視し「胸の内側にポケット」をつくっています フランス革命を過ぎると造形美の変革が起き、貴族の服にも市民同様に胸の内ポケットが付き始めます
この書留鞄は、ベルトで本体を囲う珍しい仕様です なので自由にベルトを付け替えて、個性的なアレンジができるんです 写真のものは「組紐」を通してみました これなら和服にもピッタリじゃないですか?どうでしょう
1890年イギリス 女性の乗馬服「ライディング ハビット」の仕様書を無料公開します ヴィクトリアン時代に生まれた、凛とした佇まいの女性服を解説しています 「仕様書」と銘打っていますが縫製をしない方が見ても面白い「読み物」となっております ぜひ、ご覧ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
左:135年前 右:165年前 皆さんは、どちらの造形がお好きですか?
まず、T字バーを釦ホールの中に入れ込みます (写真1、2) そして、釦をかけるのに邪魔にならないように端まで引きます (写真3) T字バーが落ちないように90度ひねって、固定します 裏から見るとこのようにセットされます (写真4) これが懐中時計とチェーンの、一連の流れになります
お待たせいたしました 【半・分解展の型紙】を販売いたします 3月13日(月)までの期間限定販売となります 100年、200年前の造形美を、ご自身の手でかたちにしてみませんか? 型紙を買って、縫製士さんに頼むのも良いでしょう こだわりの1着をおつくりください🔥 HP↓ d-d-pattern.myshopify.com
現在、大倉集古館で開催中の【愛のヴィクトリアン・ジュエリー展】では、ヴィクトリア朝のジュエリーが100点以上も並びます 英国王室にまつわる貴重なジュエリーなども展示されており、目の保養にはピッタリの展示です 展示の詳細はこちらです↓ shukokan.org/exhibition/
1809年【Mノッチ】の仕様書が完成しました 無料でどなたでもダウンロードが可能です フランス革命後の「造形美」が顕著に表れた1着 ロココ様式からの反動による「新古典主義の理想的な肉体美」を過剰造形した紳士服です 衣服というより、もはや彫刻です rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
1915年イギリス 成金のための太っちょ補正器具【ブルジョア・ベスト】を紹介します 貴族文化は没落し、資本家が邁進した20世紀 力を付けたブルジョアが求めたのは、金持ちの象徴である「太ったお腹」でした 喰うよりも着ることで、手っ取り早く理想のお腹を手に入れたのです というのは嘘で実は、
7月28日から8月1日まで 【半・分解展 福岡】を開催します 3年ぶりとなる福岡展は、史上最大の規模でおこないます とても広い会場ですので、東京展では展示しきれなかったドレスや軍服が並びます ぜひ福岡展にお越しください 入場チケットはHPよりご購入ください ↓ sites.google.com/view/demi-deco…
スパッツが1つあれば、お手持ちの靴がブーツに変身します 秋冬のお洒落に、お手製のスパッツを取り入れるのは如何ですか 「60cm×60cm」のハギレがあれば十分に裁断することができます 着古したデニムで作るのも格好いいかもしれません
極めつけは背面です まるで「コルセットのように絞り込む仕様」になっています ロマン主義のころには男性がコルセットを締めることもありました 【胸の造形、腰の革、背面の絞り】 上着のしたでは、こんなお祭り騒ぎが起きていたのです
しかし、馬から降りた後が大変です 丈の長いスカートの裾は、地面について汚れます そこで地上を歩く際に、通常のスカートのように履ける工夫が生まれました この手のサイドサドルは「エプロン型」と呼ばれ重宝されたそうです しかし!複雑怪奇な構造になってしまい、職人泣かせのスカートでした
フランス革命前に貴族が着用したアビ・ア・ラ・フランセーズの「ウエストコート」を紹介します 1770年ごろの物になります 前面は「シルク素材に贅沢な刺繍」が施されます 背面はジュート素材、背中の中心にはプリーツ布が挟み込まれます いわゆる「ベスト」と呼ばれるアイテムの誕生を探りましょう
半ズボン+ストッキング+白髪(カツラor粉)という18世紀にみられたスタイルは、フットマンにのみ継承されて20世紀初頭まで残ります 下の者に「わざと前時代の恰好をさせる」というのは、紳士服における暗黙のルールなのです 半・分解展で、貴族と使用人の変遷を見ていただければ一目瞭然です
ヴィジットは、半・分解展において重要な衣服として研究しています 歴史も興味深いのですが、洋服としても可愛いんですよね 私が製作したヴィジットの型紙は、31日まで販売しています ぜひ、皆さんにもつくってほしい歴史的な衣服です 詳細はHPをご覧ください↓ d-d-pattern.myshopify.com/collections/%E…
1750年イギリス メンズウェアの頂点「ウエストコート」を紹介します ウエストコートとはベストのこと ところがこの服はベストに見えません 袖が付いているので、まるでコートのようですね 現代では脇役のベストですが、18世紀は「貴族の洋服の頂点」に君臨していました 構造と歴史を探りましょう↓
1880年イギリス 本物のバッスルドレス【ポロネーズ】を着て、座れるのか? という実験をしている方がいました 半・分解展でしかできない体験だと思います ドレスの中に着用するバッスルは、ちょうちん構造になっているので、ご覧の通り座ることが可能です パタパタと折り畳むことができるのです