1809年フィラデルフィア 「Mノッチ」を縫いました Mノッチの正式名称はリージェンシーテイルコートです リージェンシーテイルコートの中で、衿の刻み部分がM字になっているものをMノッチと呼びます (画像3枚目を参照) Mノッチをひと言で表すならば「過剰造形」の衣服です
1903年イギリス 乗馬用スカート「サイドサドル」を縫いました 脚を見せることが恥ずかしいとされていた時代 女性たちは、足を開いて馬に跨ることも拒否します そして、生まれたのが横乗りの乗馬方法 乗馬時に最も脚を美しく隠すのがサイドサドルです
半・分解展は下記日程で行います 3月30日~4月4日 大阪梅田 5月13日~5月26日 東京渋谷 での開催です 私は全日、会場案内および構造に関するプレゼンテーションを行います 半・分解展でお会いしましょう 100年前の感動に触れてください
イギリス軍 特報バイク部隊が着用した「ストームコート」 コートの形をしているが、バイクに跨り易いように「ツナギ」に変形することができる 胸のポケットは、地図を折りたたんで入れるため、真四角の形につくられた「マップポケット」と呼ばれる #第二次世界大戦
本日から4月6日まで「半・分解展の型紙」を販売します パターンを写すのが面倒だという声をいただき「パーツになった状態」での販売を始めます 届いたら、すぐに裁断できます フランス革命からWW1までの型紙が中心です GWは家に籠って縫製だ!という方はぜひ rrr129annex.blogspot.com
大阪も東京も、展示は中止にしました 準備してきた1780年~1930年までの「試着サンプル」を有効活用できないか?と考えています 例えば、服づくりの参考に、絵を描く見本に、衣装の撮影など に使用したい方はいますか? お求めやすい価格でのレンタルを考えています 100着ほど用意があります
これらの試着サンプルは、私が所有する100年、200年前の衣服を分解し、製作したものです その当時の着心地を、ありのままに味わうことができます 自宅にいながらフランス革命の着心地を疑似体験してみませんか 詳細は、固定tweetの動画をご覧ください #おうち時間
フランス革命前に貴族が着用した「アビ・ア・ラ・フランセーズ」を分解研究し、縫ってみました かるくて薄い黒い生地です 半・分解展で試着される皆さんの姿をみていると、250年前の服が最先端?に感じたのでつくってみました 紳士服ですが、女性が着ても美しいです
19世紀末の乗馬スタイル セットアップで着ていただきました! 3枚目は乗馬の状態をイメージ 素敵だ
古着が好きな方に人気のコート 1940年フランス陸軍「モーターサイクルコート」のパターンを販売しております 古着はビックサイズが主流ですが、半・分解展では8サイズ用意しました ほど良いボリューム感で着用できるので、ぜひつくってみてください rrr129annex.blogspot.com/2020/06/french…
今週土曜日7/4は、渋谷にて「半・分解展の器」をオープンします 今回は、ヴィクトリアン/エドワーディアン時代のレディースに特化した展示内容となります レディースメインの展示は初になりますが、新たな挑戦として取り組みます
7/4(土)の「半・分解展の器」にて 「レディースの構造美」に関するプレゼンテーションを行います 美の構造は、現代と過去で、どう違うのか? メンズとレディースで、どう違うのか? そんなことを40分ほど話します ツリーにスライドを残しておきます
当日おこなう「分解研究」の1着は、サックスブルーが美しい「アビ・ア・ラ・フランセーズ」です フランスの古城から、奇跡的な保存状態で見つかったこの1着 分解することで、美の構造を学びます 会場内で淡々と分解しています どなたでもご自由にご覧いただけます
#分解図鑑 をInstagramで始めました 私は100年、200年前の洋服を分解し、設計図をつくっています その設計図を使い、洋服を作られた「皆さんの作品」をアーカイブするのが分解図鑑です 作品は、もちろんですが作り手の人柄がとても興味深いので、本人に作品の解説をしてもらっています 例えば、
咲季さんが縫われたストームコートは 「ラペル」と「衿」と「ガンフラップ」と「袖」を柄合わせしてるんですよ?? この大判チェック柄で??? あたまおかしいよ・・・なんで合うんだよ・・・ 胸ポケットなんてもう見えないし
8月1日(土)は、渋谷にて【半・分解展の器】がオープンします 「真夏のロココ/フランス革命展」と題し、200年前の構造美を探ります 当時の実物を7着展示します
フランス革命直後にイギリスで生まれる「Mノッチ」という紳士服です 新古典主義の絵画に数多く見られる1着 紳士服ですが、女性が着てもこんなに素敵なスタイルになるのです Mノッチの型紙は9日(日)まで販売しております rrr129annex.blogspot.com/2020/03/m-notc…
ロココへの反発から、装飾性を一切廃し、新古典主義における「身体の造形美」が表現されます ただし、ロココもそうであったように、誕生直後は「過剰造形」の極みです 突き出る胸、大胆な衿、立ち上がる袖山、逆三角形のシルエット そして200年後の令和、女性が着るとモードにすら映ります
最後に、プロのパタンナーでもあり、縫製士でもある私からMノッチを構造的に言わせると 【めちゃくちゃ縫いにくいのでマジ止めてほしいです】 普通に返そうとしたら、縫い代が地獄です 実物は後乗せ、手まつりが基本です よって現代の生産システムでは確実に事故る仕様です デザイナーたち止めろよ
Instagramで運営する #分解図鑑 では皆さんの作品を紹介しています こちらは、アビ・ア・ラ・フランセーズの型紙を買ってくださった方の作品です イタリア帰りのテーラーさんがアビを仕立てると、こんなにもモダンな印象になるんですね 200年以上前の貴族の服が美しく蘇りました
【半・分解展の仕様書】を無料公開します 第一弾は、WW2イギリス軍の「ストームコート」です 皆さまの、ものづくりにご活用ください 仕様書は、全2ページになります 下記URLよりダウンロードして、ご使用ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
半・分解展の仕様書 第二弾「アビ・ア・ラ・フランセーズ」 もうすぐ完成です こちらもストームコート同様に、無料でダウンロードできます 皆さんの、ものづくりにご活用ください 仕様書を見ながら、半・分解展の会場を巡ったら楽しいだろうなあ。。。
18世紀末 フランス革命前の貴族が着用したコート 【アビ・ア・ラ・フランセーズ】の仕様書を無料公開します URLよりご自由にダウンロードしてお使いください 背面のプリーツは、装飾性を増すために最大18枚もの布が重なります ※ミシンが壊れないようにご注意ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
プリーツの構造は、本物を分解し、実験を繰り返してようやく理解できました プリーツ止まりには麻芯を噛ませ上半身の縫い代に留めつけ、最後に釦をブチ抜きで固定しています そこまでしてようやく、3m60cmもあるプリーツが美しく揺れ動くのでした 当時の技術者の指が心配でなりません
【アビ・ア・ラ・フランセーズ】に関しては、動画でも解説しております 「なぜ、当時の肖像画は皆、同じポーズなのか」 「なぜ、フランス革命頃の服は着辛いのに動きやすいのか」 構造に着目し、廃れた美意識を探っています ご興味ある方は、ご視聴ください youtube.com/watch?v=VXS4Rd…