衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

実は、お尻には仕掛けが隠されています それは内側に設けられた「隠しポケット」です 表側にポケットを付けない代わりに、お尻や胸の内側にポケットがつくられました 貴族は手袋をしまい、労働者は酒ビンを隠したそうです 使用人がなにを入れていたのか想像が膨らみます
4月13日から渋谷で開催する【半・分解展】では、衣服の変遷250年分を展示します 当時の実物に、直に触れ、袖を通し、その美意識と機能性を「ご自身の身体」で味わってください 入場チケットは明日30日(火)より販売開始となります sites.google.com/view/demi-deco…
このダストフリルは、直接縫い付けられるものもあれば「取り外し可能」なタイプも存在しました 京都服飾文化研究財団の広報誌「服をめぐる 21号」にも紹介されています (写真1) 服をめぐるは、毎回とっても面白い内容です 無料でPDFで読めるので、皆さんもぜひ ↓ kci.or.jp/publication/
当時のファッションプレートをよく見れば、さまざまなデザインのヴィジットを羽織った女性が確認できます 本来はお尻を盛り上げて着用するので「わざと背中が跳ねる」構造なんですね ぜひ、もう一度最初の写真を見てください ピョンッと跳ねているのが分かります
11月14日(日)まで 【半・分解展の型紙】を販売します 当時の実物を分解研究しながら、つくりあげた造形美です 自らの手で、失われた美しさを再現してみませんか? ぜひ、この機会にご購入ください rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
本日11時30分からのモーニングレクチャーは 【紳士服の変遷250年】です 半・分解展が絶対の自信を持ってプレゼンする内容です 1666年10月7日から始まった紳士服の歴史を、本物を教材にマニアックにお伝えします すべてのスーツ好きを唸らせる準備ができています
1804年ナポレオン・ボナパルトにより軍学校とされた「École polytechnique エコールポリテクニーク」の軍服を縫ってみました こちらは、1900年ごろのユニフォームです 前tweetにも書きましたが、シンプルな中に光る丁寧な仕事ぶりに感銘を受けて製作してみました では「傾きの構造」を見てみます ↓
フランス革命は資本主義の始まりでもあります 力を付けた新興ブルジョワジーは、鳴り物入りで社交界に足を踏み入れます ロココ的な豪華絢爛なシルクの服は必要ありません 地味なウールをまとえば良かったのです ブルジョワを排除すべく古参貴族たちは、紳士服に「秘密のルール」を取り入れます
例えば、腕を通す「アームホールの設計」です 貴族は、優雅に乗馬やダンスをするために小さくつくります しかし、小さいアームホールは着用できる人が限られます 市民の服は、大きくつくることで「誰もが着られる」設計にしています 各寸法の比率から割り出しても明らかです
このようなスカートを「サイドサドル」と言います サイドサドルにも種類があり、こちらは20世紀初頭に開発された「ニュー・エプロン・トレイン」モデルでしょう 写真をよく見てください スカートとズボンが、乗馬姿勢で完全に合体する構造です 写真2枚目の【スカートとズボンの釦】に注目です
フランス革命で混乱するなか、自由・平等・博愛を支持する者たちは、宮廷服を脱ぎ捨てMノッチに袖を通します ベートーヴェンは、いち早くカツラを脱ぎ捨て、短髪とMノッチに身を包んだ音楽家です 英国王ジョージ4世はMノッチのスタイルで公に出る際「裸を見られるより恥ずかしい」と言うほどでした
Instagramの【分解図鑑】を更新しました @kohar1nezu3 さんが製作した「ヴィジット」をアップしています ヴィジットを和装アレンジして、被布衿にデザインしています 分解図鑑では【半・分解展の型紙】を使い、皆さんがつくった作品をアーカイブしています ↓ instagram.com/demi.deconstru…
こちらは1860~70年 フランスの「クリノリン・ヴィジット」 ポンチョのような見た目のかわいい羽織りです 【半・分解展の型紙】は、3月13日(月)までの販売となります 100年以上前のマニアックな型紙に挑戦してみてください 購入はこちらから↓ d-d-pattern.myshopify.com
10月27、28、29日に渋谷でおこなう特別講義 前売りチケットの販売は、16日(日)で終了となります ご興味ある方は、お忘れなく 18世紀半ばから20世紀初頭までの歴史と文化を「衣服」で辿る体感型の講義です こちらは女性用の横乗り乗馬スーツ チケット購入はこちらです↓ sites.google.com/view/dd--ateli…
仮で組んでみた1892年イギリスの「ケープコート」 まるで拘束具のように、まったく動くことができずに笑ってしまいました ティーを飲むように、肘を曲げて口元に運ぶ動作のみが可能です 腕を広げる/手を挙げるなどは出来ません 巨大な袖が、おヘソから腰までを覆うデザインです
来週の日曜日2月28日に【 フランス革命における演奏のかたち 】というイベントに出演します 200年の音楽と洋服をマニアックに愉しめる内容です 私は楽器は弾けませんので、フランス革命前後の美意識の変遷を当時の実物を用いてプレゼンします 詳細はHPをご確認ください ↓ sites.google.com/view/theshapeo…
12月12日まで、今年最後の「型紙販売」をおこなっております 私が、世界中から集めた本物の衣服を、分解研究してつくりあげた型紙です 本物志向の超マニアックなパターンですが、年末年始に戦ってみるのも面白いかもしれませんね 購入はこちらから↓ d-d-pattern.myshopify.com
重要文化財「染分縮緬地襷菊青海波文様友禅染振袖」の修復プロジェクトに立ち合わせいただくことになりました 今週、文化庁の立ち合いのもと京都国立博物館での着物の解体作業を見学します 取材内容は来年発売のBRUTUSに掲載されます 執筆は橋本麻里さん @hashimoto_tokyo とても楽しみです
ごく細くなったプリーツは、背中に沿ってスカートへと流れ落ちていきます 背中とスカートは、ウエストで分断されておらず、驚くことに「1枚の布」で仕立てられます スカート部分には【カートリッジ・プリーツ】と呼ばれる地獄の手作業が施されます 写真2,3枚目は、必見です
これまでも私は、軍服風の婦人服を幾つか紹介してきました 写真1は、1890年バッスル期の婦人用「肋骨服」 写真2は、1820年ナポレオン戦争時に流行した「スペンサー」 どれも軍服のデザインを上手く取り入れて、その時代に合ったスタイルに組み合わせています 今回のクリノリンドレスも面白いですよ
フランス革命におけるファッションの変化を、ごく簡単に紹介しました 半・分解展では時代・階級・国ごとの内部構造や着心地の変遷を展示しています また同時に、現代の衣服への移り変わりと未来への進化を考えられる展示です 私は、現代ファッションに宿る精神性が気になります
写真1枚目の袖章は「一本の紐を手縫い」で縫い付けます 紐はモヘア素材の「スータッシュ」が使われます 気が遠くなる職人技です お尻のロシアンブレードも同じくモヘア素材 くるくると綺麗に円を描くように縫われ、6個のタッセルへとつながっていきます
「隠し袖」とでも呼びましょうか フランスの狩猟服によくみられる「ピボットスリーブ」と似た構造で「袖のうようなマチ」が付いてるのですね これは、いわゆる「ケープ」とは全く異なる構造です この隠し袖があることで、腕の可動域が抜群に広くなります
8月27日(金) 大阪にて【セミナー&ワークショップ】のイベントをおこないます 「本物に触れて、学ぶ」がテーマです 私が研究する1750年~1940年までの旧き衣服を五感で味わう内容になっています 少人数で、濃厚な時間を約束します HPより参加チケットをご購入ください↓ sites.google.com/view/ddatelier…
メンテナンスがし易いように、裏蓋は簡単に開けることができます 基盤をよく見ると「SLOW」「FAST」と書かれています これは緩急針と呼ばれ、文字通り「時間の進みを遅くしたり早くしたりする」ために使います 機械式ならではの機構ですね 24時間を正確に刻めないので、緩急針で調整したのです