衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

【半・分解展の前売り券】残り3日で販売終了となります 私は会場に常駐しており、いつでもご質問にお答えします 入場料は高いですが「本物」を求める方には、存分に楽しんでいただける展示だと自負しております 前売り券はHPよりご購入ください↓ sites.google.com/view/demi-deco…
1枚目、1740年ジュストコール 2枚目、1770年アビ・ア・ラ・フランセーズ 3枚目、1800年ライディングコート 4枚目、1810年アビ・ア・ラ・フランセーズ 【半・分解展】では紳士服の変遷を色濃く表現します 時代ごとに移り変わる男性美は女性よりも極端な変化を遂げます 希少な紳士服をご堪能ください
1750年~1850年 ウエストコートから視る【造形の変遷】を紹介します ウエストコート(ベスト)は、ロココ朝においてメンズウェアの頂点に君臨する衣服でした そんな衣服がフランス革命を経て、どのような運命を辿るのか?造形と共にみていきます 黄色が革命前、茶色が革命後のウエストコートです
「会議は踊る、されど進まず」の言葉通り、特権階級はロココ調のスタイルに還っていきます ベルベットのシルク素材のうえに、ガラスと銀糸とスパンコールで全面刺繍を施しました 袖口には直接レースを縫い付け、留めることのない飾り釦(25個)にはシルクと銀糸の華が咲き誇ります
ヴィジットの時代背景や構造は、Blogにまとめております 19世紀ツーリズム文化に適した「フィレンツェモデル」 高貴な印象の「公爵夫人モデル」 2種類のバッスル ヴィジットを紹介しています また、型紙は5/2(日)まで販売しております 貴方もつくってみませんか rrr129annex.blogspot.com/2021/02/visite…
古着が好きな方に人気のコート 1940年フランス陸軍「モーターサイクルコート」のパターンを販売しております 古着はビックサイズが主流ですが、半・分解展では8サイズ用意しました ほど良いボリューム感で着用できるので、ぜひつくってみてください rrr129annex.blogspot.com/2020/06/french…
こちらは「ボーブランメル」と呼ばれる、19世紀の紳士ファッションを築いた人物です 彼が履いているのは、鹿革のズボンです 腰に注目してください シグネットとウォッチキーが確認できますね このようなズボンには必ず「フォブポケット」と言われる懐中時計専用のポケットがありました
ほとんど知られていない技術ですが、縫い目ひとつとっても、現代とはまったく違うんです 例えば、端の縫い方 19世紀の外套などは「突き縫い」という技法を用います 写真2,3枚目で解説をしていますが、これをやろうと思うとめちゃくちゃ難しいんですよ 技術者ならわかるはず...
ジャポニズに関して【KCI】の所蔵品は必見です 美しい衣服が、素晴らしい写真と共に丁寧に解説してあります KCIのHPはこちらです↓ kci.or.jp/featured/japon…
当時の実物と比べてみても、共通する構造が見えてきます 「前に垂れる布」と「背中から生える袖」が特徴ですね 袖のデザインは数多あり、アレンジ次第で違った表情が演出できそうです 当時の女性たちも凝ったデザインで仕立てさせたのでしょうね
ヴィクトリア朝末期 狩猟舞踏会における召使いの正装【ハントドレス コーチマンズスーツ】を縫ってみました いつもは地味なスーツを着るコーチマンですが、狩猟舞踏会では色味のあるスーツを着用しました 今回の作例では、衿とカフスをボルドーで切り替えています
前端を留めるトグルは「オリベット」と呼ばれます これはオリーブを基にしたデザインです 内部には木の土台が仕込まれておりロシアンブレイドで編みこみ覆っています 衿は、袖口同様にダークネイビーのベルベット生地が使わています
1830、40年ごろは、女性同様に男性もウエストを絞り上げました ロマン主義の影響のもと、衣服も大胆にデフォルメされていったのです 男性もコルセットを装着し、身体補正をかけていきます メリハリをつけた理想のボディの上に羽織る燕尾服には、熟練職人の知られざる細工がされたのです
昔の郵便屋さんが使っていた「書留鞄」 みなさん素敵にアレンジして製作してくれています 型紙をご使用いただき、ありがとうございます Youtubeに書留鞄を紹介する2分の動画をアップしました かわいい形のレトロな鞄をご覧ください youtu.be/BmGjW_QXegQ
まるでモップのように膨らんだエポレートは、鉄板のようにガチガチに固いです 裏返してみると、綿が幾重にも合わさり想像以上に厚みがあることが確認できます 先端には釦が付き、その裏に真鍮金具が縫い込まれ、肩のポケットにジョイントし固定します
7月28日より【半・分解展 福岡】を開催します 3年ぶりの福岡展は、最大規模でおこないます お得な早割りチケットは7月13日までの販売ですので、お忘れなく 中々チケットが売れていないので、お友達に広めていただけると嬉しいです...! チケットはHPからお求めください↓ sites.google.com/view/demi-deco…
裏地には「ウールのボア」が縫い付けられています コンクリートのようなメルトンウールの表地では雨をはじくことは出来ても、寒さから身を守ることができなかったのでしょう 腰から膝下、そして背中全面をボアで覆い尽くし防寒性を高めています
100年前のウクライナの民族衣装 【ウクラニアンコルセット】をBlogにまとめました 幻想的な背中のプリーツは、全長4mにもおよびます 興味深い構造を、豊富な写真と共に紹介しています また、中に着る「ヴィシヴァンカ」という、手刺繍が美しいシャツも登場します rrr129annex.blogspot.com/2021/10/ukrain…
3枚の写真から、袖の構造を探ります 腕を上げれば、この通り ケープの中から隠し袖が出てきます 例えば、お茶会でティーをすするとき、好みの紳士にお辞儀をするとき... この隠し袖が「所作を最も美しく魅せる」ことは間違いないでしょう 狩猟服の設計を、社交服に上手く落とし込んだ好例です
これら18世紀の衣服は、ひとりで着用するのが困難なほどに着辛いです しかし、腕さえ通してしまえば驚くほど楽に腕を動かすこともできます 今回紹介した「特徴的なシワ」や「袖の縫い目位置」は、【なで肩】を表現するための手段です なで肩が、ロココ紳士における重要な造形美でした
この色は【ハンティング ピンク】と呼ばれます なぜピンク色なのでしょうか? それは、フランス革命後にイギリスがつくりあげた「控えめな紳士像」に理由があります 経年変化により色褪せた赤色を「ピンク」と呼んだのです 革命前のロココ的ド派手な紳士像とは真逆の美意識を表しています
イギリスがつくった紳士服の歴史(フランス革命編) YouTubeにアップしました フランス革命前後での紳士服の移り変わりについて解説しています イギリスが生み出したギリシャ彫刻のような【造形美】とその背景を知れば、現代にまで続く紳士服の潮流が掴めるかと思います ↓ youtu.be/WkZLzshPch8
1800年イギリスのシュミーズドレスを補修しています この時代の女性たちは、新古典主義の影響を受け、ありのままの身体の美しさを表現しました そのため衣服は、透けるほどに薄いコットンで仕立てられ、身体が露わになります あまりに繊細な生地のため、現存しているドレスは極わずかです
あまりに背中が狭いのに、なんで人が着られるのか? その秘密は「袖の設計」にあります まるで肩甲骨から生えているかのように縫い付けられた袖は、意外なほどにスムーズな着脱を可能にします そして一度着てしまえば、腕は楽に動かせます この袖の構造は、半・分解展のイチ押しポイントです
私は、日本の歴史を組み込んだ「道明の組紐」を、西洋の衣服を分解研究している「半・分解展」と織り交ぜ、衣服造形として表現しました 組紐を解いて絹糸を採取し、組紐と生地が一体になるように「ハ刺し」という技法で成形させています 生地には100年前の西洋のアンティークリネンを使用しました