衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

サイドサドルの型紙は21日(月)まで販売しております つくるぞ!という方は参考されてください しかし、このスカートをつくろうとすると「生地を半分ちかく捨てる」ことになります 複雑なカーブと贅沢な布使いは、限られた階級の人にのみ許された嗜みなのでしょうね rrr129annex.blogspot.com/2020/03/sidesa…
2021年2月 3年振りの【 半・分解展 東京 】を渋谷で開催します 今年、叶わなかった大阪展と東京展 コロナ禍で見出した、私が表現すべき感動をかたちにします 開催まで残り4ヶ月弱 万全の準備で挑みます sites.google.com/view/demi-deco…
今年買った本で、1番良かったのが【華麗な革命】です こちらは、京都服飾文化研究財団(通称:KCI)が1989年におこなった衣裳展の図録です 美しい写真の数々と、詳細な解説に何度も読み返しています KCI関連の本は、どれもとても面白いのでオススメです 日本語で書かれた貴重な資料になります
型紙の販売は、今週の金曜日 21日までです この機会に、150年前の洋服をご自身の手でおつくりください なかなか面白いですよ 【半・分解展の型紙】↓ d-d-pattern.myshopify.com
ウクラニアンコルセットをつくってみました 調べてみると袖が付くタイプもあったので、私も袖付きでつくりました きっとかわいいだろうなと思っていましたが、予想通りかわいい洋服になりました
「半・分解展の型紙」は5月1日(日)までの販売となります 鑑賞し、体感し、創造する ここまでが半・分解展の提供するクリエイティブです インプットした分、たくさんアウトプットにご活用ください 今年の冬服は、ご自身で仕立てみてはいかがでしょうか 型紙詳細↓ d-d-pattern.myshopify.com
こちらの1880年代フランスのヴィジットは、袖も角ばっており、かなり着物っぽさを感じさせます ヴィジット(Visite)という名前の通り「訪問着」として、女性にとっては身近な上着でした 1860年後半から1900年初頭までの、ごく限られた期間に流行した衣服なのです
当時は、クリノリンと呼ばれる極端にボリュームのあるスカートに合わせて着用されていました 一時的にコルセットによる締め付けも軽減されたようで、ヴィクトリア朝にしては珍しく「着易い上着」だったろうと想像ができます このふんわりとしたボリューム感は、現代にも受け入れやすいでしょう
24日(土)は11時よりオープン 20時50分までの開催となります 夕方以降が空いています 皆さんの試着姿が、大変勉強になります ありがとうございます
同じ召使いでも、例えば馬の世話など身の回りのことを任せれた者は「コーチマンズ」という制服を着ました シンプルな見た目ですが、衿の縞飾りと、お尻に並んだ釦が特徴です コーチマンズと違い、人前にでるフットマンが、如何に「魅せるためのアクセサリー」だったかは服装からも解ります
こちらも使用人のお仕着せである燕尾服です 基本設計は同じですので、お尻のデザインを変更すれば、貴族の燕尾服にもなります こちら全く需要がないようで、型紙はぜんぜん売れません ただ個人的には思い入れの強い1着です 美しい造形をご堪能いただけます ↓ rrr129annex.blogspot.com/2020/03/countr…
詳細に視ていくと面白いのが、生地やデザインは違っても「仕立ては貴族の服と全く同じ」なのです これは18世紀の階級社会において、さまざまな分野で散見できる特徴です 18世紀すべての文化・芸術が完全なるトップダウンでした 当時、芸術の分野であったファッションも、上から下に降りてきます
4月15日、16日に渋谷にて「小学生限定」のワークショップを開催します ドレスなどの洋服はもちろんのこと、天然繊維についても学びます 見て、触って、嗅いで、西洋服飾史・文化史を一緒に楽しく巡りましょう 教材となる衣装は、すべて100年、200年以上前の「本物」を使用します 詳細はまた後ほど
こちらの書留鞄は、手縫いでも充分に縫えると思います また、金具はすべてオンラインで販売されています ブログにすべて書きましたので、縫うぞ🔥という方は参考にされてください
まず、目を惹くのは何と言っても「超巨大なカフス」です 【労働とは無縁である証】がカフスでした 素材はブロケードシルクと呼ばれ、金糸/銀糸/絹糸で織られる重厚な超高級生地です 大きければ大きいほど美しいとされ、18世紀初頭にはヒジ近くまで肥大したカフスも見られます
初の大阪展です🙂 私、長谷川が個人所蔵する1750年から1940年までの洋服を展示します 私は造形の専門家です なので展示方法がユニークです 洋服を分解して「内部構造」を可視化し、実際に試着できるサンプルを用意しました 半・分解展で、200年前の「着心地」を味わってみませんか🙂? twitter.com/fashionsnap/st…
シュミーズドレスは、耐久性やデザインの観点からポケットをつくることが困難でした そこで誕生したのが「レティキュール」という小さなバックです レティキュールにはさまざまなかたちがあり、見ているだけで楽しめます とっておきの型紙を制作したので、こちらは近々、型紙を無料で配布します
以前、19世紀ヴィクトリア朝の【懐中時計とチェーン】についてTweetしました 近々、変わったタイプのチェーンも紹介します 装飾を削ぎ落とした当時の紳士服のなかで、懐中時計とチェーンは特別なアイテムでした 特に、表に露出するチェーンには、個性的なものがいくつも存在したのです
今回は、1890年イギリス 【イブニング・スカート】を紹介します 上流階級が履いていたスカートには、凡人には想像もつかないような秘密が隠されています 代表的なディテールが【ダスト・フリル】です 引きずるほどに延長したスカートの裾「トレーン」を守るために、裏側にフリルを縫い付けました
以上 1881年アメリカ「ドレス&クロークカッター」
馬車の運転士であるコーチマンは、装飾を省いた端正なオーバーコートを支給されました お尻の釦は、地味なデザインですが健在です 彼らのコートは、防寒性のために裏にボア生地が張られており、その重量は4.5キロにもなります 私の所蔵品のなかでも随一の重量級選手です
実際に着られる人が現れちゃうのも、半・分解展の面白いところです やはり人間の身体が中に入ると迫力がちがいます 半・分解展は「ガラスのない美術館」です 見て、触れて、嗅いで、着て、ようやく知ることのできる「感動」がそこにはあります 私が人生を懸けて追い求めているものです
そして最後に、フックとナイフ?です 実はこれもヴィクトリア朝を表すアイテムです フックは、当時流行した「ボタン着脱のブーツ」を着脱するために必須でした ナイフは、サバイバルに使うわけもなく「マニキュアナイフ」としてポピュラーでした どちらもシャトレーヌには良く付けられていました
19世紀の上流階級の女性は、慎ましく控えめであることが美徳とされました なので、そもそも「動きやすい服」なんて誰も求めてないんです そういった中でロシアンサーキューラーは「生地が贅沢に使える」「防寒に優れている」という点が支持されたようです だって背中から前端まで1枚の布ですからね
ツナギにする前の下準備として「インナーベルト」や「フットストラップ」を装着しなければなりません 実物は、マッキントッシュと呼ばれるゴム引きの生地でつくられるため厚く固いのです ただガバっと着ただけでは、上手く安定しないのでこのような裏側のディテールが必要になってきます