衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

1820年フランス 新古典主義を体現した女性の上着【スペンサー】を紹介します 厚い生地でつくられることの多いスペンサーですが、こちらは薄い「モスリン」 モスリンとはマリーアントワネットが、田舎遊びに興じる際に着ていた「シュミーズドレス」の生地 宮廷の華やかさに対抗した【簡素の美】です
ストマッカーをよーく見ると、日焼けの跡が確認できます 恐らく、この日焼け部分にローブを留めつけていたのでしょうね ストマッカーの生地には無数の針跡が残っており、ブスブス刺されたことが伺えます
現在、ロンドンにて半・分解展の作品を一部展示しています 【KUMIHIMO: Japanese Silk Braiding by DOMYO】と題し、江戸時代から続く老舗「道明」とコラボレーションした作品が並びます 長い歴史を持つ道明の組紐を、半・分解展の研究する西洋衣服と掛け合わせました Photo:Japan House London
1880年ヴィクトリア朝 超変態的な構造のコート「クリフトンスリーブ ドルマン」を紹介します このコートは完全に玄人向けです 一見すると派手な服にしか見えませんが、洋裁の技術者が視れば【変態的な構造】に気が付くはずです 婦人服の裁断方法が複雑化する19世紀末においても、際立って変な服です
まず袖です 以前皆さんから「振袖のようだ」とコメントがありました 19世紀末の製図書をみると「ジャパニーズスリーブ」と紹介されているのです 恐らく19世紀の英仏万博において注目された「ジャポニズム」が影響を与えたことは何なく想像できます テーラードスリーブと振袖を足した構造は複雑です
【半・分解展 大阪】 10月24日から11月1日までの開催です お得な「前売り券」を販売中です 【ガラスのない美術館】といわる半・分解展に、ぜひお越しください 実際に触ってみると、驚きの連続ですよ 前売り券は下記URLよりお求めください ↓ sites.google.com/view/demi-deco…
コルセットを締め上げる姿にもまた、釘付けになりました 美しかったです 本当にありがとうございました
1870年フランス騎兵隊の軍服 「ユサール」を分解研究し、縫いました 日本では「肋骨服」の名称で親しまれています こちらは10/31(土)の【半・分解展の器】にて、衣服標本と共に展示します 増し芯を仕込み縫い上げたので、誇張された胸の造形が顕著に表れます
1900年アメリカ 小麦柄の【ヴィジット】を着てもらいました ヴィジットとは、ヴィクトリア時代の上流階級の女性たちが着用した「背中から袖が生えた羽織り」です 半・分解展ではヴィジットの構造に着目し、これまで何着も紹介してきました こちらは小麦の刺繍が目を見張る大胆な1着です
半・分解展 4月14(水)、15(木)、24日(土)の3日間のみ特別展示【男たちの軍服展】をおこないます 3名の軍服マニアから、貴重なコレクションをお借りして展示します 金モール刺繍が美しいこちらは @ColonelStechkin さんの「フランス第一帝政 陸軍中将 大礼服」です sites.google.com/view/demi-deco…
そして今回は、20世紀初頭から1945年頃までのドイツ/日本を中心に、軍服や勲章など軍事に関する服飾を研究するEduard von Arcoさんのご厚意により 明治時代の「大日本帝国 陸軍 将校の肋骨服」を特別に展示いたします こちらは13時~16時のみの展示となります ぜひ、この機会にご覧ください!
分解した実物のスパッツです 基本的な構成は、たったの3パーツのみです マスクやエコバックが縫える方ならば1~2日あれば形にできるのではないでしょうか? 初めて洋裁にチャレンジするという方にもお勧めのアイテムです 型紙は「23.0cm~29.0cm」まで用意しました
「着物にも合わせやすかった」 と多くの方から言われたのがクリノリンヴィジットでした アームホールやネックに、たっぷりと「ゆとり」が入っているので着物にも自然に沿うのだと思います 自分では気付けない、新鮮な発見でした
1900年アメリカ 「小麦柄のヴィジット」を手に入れました こんなものがあるんですね 驚きました
このカップみたいなものは「指ぬき」を入れる専用ケースです 指ぬきとは、指先に装着し針を縫い進めるために使います 縫い物をする人なら、なくてはならない道具です ケースのなかに緑色のフェルトが仕込まれており、その中に指ぬきが鎮座しています こんな待遇の指ぬき、現代にあります?
12月はヴィクトリア朝の婦人服を数多く修繕しました 目の覚めるようなチェック柄のドレスは1860年アメリカのもの とにかくスカートが巨大なので、修繕もひと苦労でした このドレスはバックスタイルに面白い特徴があるので、綺麗に直し終わったら、早く皆さんとシェアしたいです🙂
1892年イギリス 上流階級の羽織り【ヴィジット】を縫ってみました 19世紀末の資料に散見される「ジャポニズム スタイル」を参考に、羽織り風につくりました 洋装にも和装にも合わせられるコートです
フランス革命前後で紳士服は、全くちがう美意識を宿した衣服に生まれ変わります 「美の象徴」となった男たちを紹介します 革命前は、華やかな宮廷貴族が紳士服を牽引しました ところが革命後は、泥臭い田舎の貴族が「カッコイイ」とされます いったいなぜ、田舎の貴族が注目されたのでしょうか
ヴィクトリア朝 イギリス軍 宮廷騎兵 どうしてこうなった・・・
フットマンの服は別名「リボンジャケット」と呼ばれ、ひときわ派手な装飾がつけられます 装飾のデザインは「馬車」に準じて決まりました 生地の色は馬車のボディと合わせ、リボンテープは馬車のエッジと同色に、そして釦は馬具の付属品に習います 馬車や馬具と調和するデザインにしたのです
2月14日まで【半・分解展の型紙】を販売します ヴィクトリア朝の貴婦人が着た「ヴィジット」 同時期の使用人が着用した「コーチマンズオーバーコート」 など、数百年前に廃れてしまった造形美をかたちにしました 特別なセールもおこなっております HPをご確認ください d-d-pattern.myshopify.com
チェック柄のドレスは数多く存在します 1840年代にヴィクトリア女王がスコットランドを訪れ、タータンチェックを着用し、流行の柄となりました 美しい作例を紹介します 写真1,2は1830年 3,4は1873年 すべてMet museum所蔵です
それがこちらのドレスです 1861年製です 驚くべきことに、全身ハッシュタッグ#のデザインです 現代社会でみると奇怪に映りますが、当時はどうだったのでしょうか もし現代で、このドレスを着ていたらイイ感じに拡散されそうですね Met museum所蔵
裏側を見てみましょう 恐らく、写真だけでは余計に構造を理解できないかもしれません 大きな特徴は「脇の下」 和服のように隙間が空いています 19世紀末の製図書に「間違いなくヴィジットは裁断士にとっても縫製士にとっても、最も困難な衣服だ」と書かれる理由に頷けます
19世紀末の3種類のヴィジットも5/2(日)まで販売しています ツリーTopのリンクから購入できます それぞれ異なる背景から生まれた同じ衣服です 完全に冬物ですが、ご興味あればご連絡ください すべて私が縫った1点物となります