給仕全般を担当するコーチマンは、時間帯によって制服を着替えなければいけません 端正な見た目の「燕尾服」は夜の宴会に着用されました ここで注目すべきは「お尻」です お仕着せのお尻には、必ず「無数の釦」が縫い付けられました 主人と同じデザインの燕尾服でもお尻を見れば階級が分かるのです
チェック柄のドレスは数多く存在します 1840年代にヴィクトリア女王がスコットランドを訪れ、タータンチェックを着用し、流行の柄となりました 美しい作例を紹介します 写真1,2は1830年 3,4は1873年 すべてMet museum所蔵です
1860年アメリカのクリノリンドレスを動画で紹介します 映画「風と共に去りぬ」の時代のドレスですね
1900年アメリカ 「小麦柄のヴィジット」を手に入れました こんなものがあるんですね 驚きました
本日より【半・分解展の入場券】を販売します 4月12日から25日まで東京 渋谷にて展示いたします 本物を見て、実際に触れて、直に嗅いで、袖を通す 「 全身で 感動 を浴びる 」 それが半・分解展です 1740年から1940年までの衣服、約60点を展示します HPはこちら↓ sites.google.com/view/demi-deco…
皆さんからのコメント、大変興味深く拝見しました 「ヴィヴィアン・ウエストウッド」っぽいデザインだという声や「若草物語」を連想するといった声が多くありました 個人的に一番ツボったのは、数名の方が【このドレス、某忍者かと思った】と呟いていたことです 今日のランチは冷えた八宝菜にします
1900年初頭 ウクライナの可愛らしい上着【ウクラニアン・コルセット】 「PDFデータ」の型紙を販売しました ご自宅やコンビニのプリンターで印刷し、貼り合わせれば実寸大の型紙が完成いたします お求めやすい価格になっておりますので、チャレンジしてみてはいかがですか? d-d-pattern.myshopify.com/collections/%E…
1750年イギリス メンズウェアの頂点「ウエストコート」を紹介します ウエストコートとはベストのこと ところがこの服はベストに見えません 袖が付いているので、まるでコートのようですね 現代では脇役のベストですが、18世紀は「貴族の洋服の頂点」に君臨していました 構造と歴史を探りましょう↓
裸同然のドレスと揶揄されたシュミーズドレスですが、私はずっと「内部構造」が気になっていました この透けるほど薄いドレスを、どのようして身体に纏っていたのか 噂には聞いていましたが、実物を手に入れて驚きました リネン素材の控えめなブラジャー?のようなものが内部に仕込まれていたのです
フランス革命前に貴族が着用したアビ・ア・ラ・フランセーズの「ウエストコート」を紹介します 1770年ごろの物になります 前面は「シルク素材に贅沢な刺繍」が施されます 背面はジュート素材、背中の中心にはプリーツ布が挟み込まれます いわゆる「ベスト」と呼ばれるアイテムの誕生を探りましょう
1880年オランダ 【ヴィクトリアン ラップ】を着物のうえに羽織るのはいかがでしょうか? 19世紀半ばからラップ(包む)という装飾品が西洋で流行します 通常のショールとは異なり、肩周りが立体的で、ケープのような見た目をしています 簡易的な構造なので、洋裁初心者さんにもオススメですよ
19世紀オランダ 女性たちが肩に掛けた「ヴィクトリアン ラップ」 製作した皆さんからは、季節の変わり目に重宝すると感想をいただいております 芸術の秋 【洋裁チャレンジ】はいかがでしょうか 数百年前に廃れた衣服を、分解研究し解読した「型紙」を販売しております ↓ rrr129annex.blogspot.com/2021/06/vr.html
1892年イギリス 上流階級の羽織り【ヴィジット】を縫ってみました 19世紀末の資料に散見される「ジャポニズム スタイル」を参考に、羽織り風につくりました 洋装にも和装にも合わせられるコートです
「ファン・リーベックの肖像画1775年」はロココ朝の男性ファッションの模範としてよく扱われます 大胆なまでに露出している黄金の服は【ベスト】です 現代でベストといえば「丈が短くて袖なし」ですが、本来は違います 「丈が長くて袖あり」が本当の姿です ベストは18世紀において最上級の服でした
半・分解展の仕様書 第二弾「アビ・ア・ラ・フランセーズ」 もうすぐ完成です こちらもストームコート同様に、無料でダウンロードできます 皆さんの、ものづくりにご活用ください 仕様書を見ながら、半・分解展の会場を巡ったら楽しいだろうなあ。。。
【半・分解展の仕様書】アップデートしました 研究するうえで得た新たな発見を書き足しています 1870年フランス 肋骨服(メディカルオフィサーチュニック) 1809年アメリカ Mノッチ など加筆修正しています 下記URLより無料でDLできますので、ご活用ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
現在、大倉集古館で開催中の【愛のヴィクトリアン・ジュエリー展】では、ヴィクトリア朝のジュエリーが100点以上も並びます 英国王室にまつわる貴重なジュエリーなども展示されており、目の保養にはピッタリの展示です 展示の詳細はこちらです↓ shukokan.org/exhibition/
19世紀末イギリスの羽織り 「ヴィジット」 もうすぐ仕様書が完成します 「ジャパニーズスリーブ」と呼ばれる複雑な袖の構造を、いかに分かりやすく図解するか悩みました 近々、無料公開しますのでイラストや服づくりの参考にしていただけたら幸いです
これは「釦ブーツ」を着脱するための【釦フック】なのです 釦ブーツは、足の造形を美しく魅せるために、無数の小さい釦で固定します だって、釦の数が少ないと隙間があいて、歪んでしまいますからね その無数の釦を、楽に留めるために釦フックが必要だったのです
私がおこなう【半・分解展】では、海外美術館から買い取ったコレクションを0距離で展示しています 実物に「触れる」ことも可能です 今年は2年振りに東京と大阪で展示をします 東京は10月18日から 大阪は11月26日から開催します 忘れないうちにカレンダーにもメモをお願いします🙂
19世紀末イギリス ジャポニズムの影響を受けて生まれたであろう衣服【ヴィジット】を着用してもらいました 身体は、振袖風のテーラードスリーブに覆い隠されます しかし、袖を広げると覗くシルエットはウエストを絞りあげています 秘めた女性性を感じさせる旧き衣服です
4月に渋谷でおこなう半・分解展のイベントは、このようなタイムスケジュールでおこないます テーマは【初めての服装史】 今回は新たに「小学生向け」「中高生向け」「絵描きさん向け」の回をつくりました もちろん「大人向け」も用意しています 洋服から読み解く美術史・文化史を探りましょう
ロココの男性は袖口からレースが溢れだしています 中に着たシャツのレースが出ているんだと思っていましたが、コートの袖口に「直接縫い付け」られていました 海外美術館のアーカイブを確認してみると、コートに縫い付けられているものが多数見つかります 「本物」をじっくり見るのは面白いです
フットマンの給料には「イケメン手当」が付きました 整った顔立ちは必須として、身長が180cm以上あったり、美しいふくらはぎの持ち主だったりするとアップチャージされます 特に男性美において「ふくらはぎ信仰」は100年以上の歴史があります パッドを入れて、盛ったりもしたそうです
1900年アメリカ 小麦柄の【ヴィジット】を着てもらいました ヴィジットとは、ヴィクトリア時代の上流階級の女性たちが着用した「背中から袖が生えた羽織り」です 半・分解展ではヴィジットの構造に着目し、これまで何着も紹介してきました こちらは小麦の刺繍が目を見張る大胆な1着です