【半・分解展の型紙】 本日より期間限定で販売します こちらは1870年フランスの肋骨服です 女性が着てもかわいいんです 数百年前の衣服を、ご自身の手でつくりあげてみませんか? 現代で着てみても、面白い服ばかりです ぜひHPをご覧ください d-d-pattern.myshopify.com
ヴィクトリア中期に見られる「わざと柄をズラす」テクニックですが【和服にも同じような技がある】と何名かの方がコメントしてくれました ありがとうございます 和服は曲線裁断をしないので、てっきり柄を合わせるものだと思っていました 和服で柄をズラすのには、どんな意図があるのでしょう🧐?? twitter.com/rrr00129/statu…
紳士の懐中時計 第三弾 今回は、19世紀前半まで遡ります 新古典主義を生きた男たちの腰にぶら下がった謎の物体 一体これはなんでしょう 電子メールも電話もない時代だからこそ「己の証明」が必要でした 時を刻む懐中時計と共に、身分証明として欠かせなかった男の装飾品に迫ります
男の【Vゾーン】をご存知でしょうか Vゾーンとは、スーツにおけるV字のコーディネートを指します スーツの衿(ラペル)から覗く、シャツ+ネクタイのコーディネートは時代ごとに特徴があります ロココ/新古典主義/ロマン主義/印象派、それぞれのVゾーンスタイルを紹介します
私のお気に入りは「京都服飾文化研究財団」が所蔵するストマッカー(1760年スイス製)です ほんと、ため息が漏れる美しさですよね
CTスキャンで木型を復元した100年前の婦人靴 とても横幅が小さく、工場さんから「現代で履ける人はいないだろう」と言われましたが、シンデレラは現れました
第二次世界大戦 イギリス軍【ストームコート】 ツナギに変形するコートでお馴染みの、英軍が生んだ逸品です 画像3枚目がツナギにした状態です 嵐の中だろうと指令を伝達した「特報バイク部隊」のためにつくられたコートです バイク乗りのために考え抜かれたディテールを紹介していきます
アメリカMETミュージアムのアーカイブを流し見していたら、こんな資料が 明治30年(1897年)に日本橋で印刷された和服の画 確かに、これを見たらヴィジット(写真2)ができそうな気がしますね
1890年アメリカ 女性用乗馬スカート【サイドサドル】を紹介します 当時の実物を手に入れてから、サイドサドルの歴史と構造をもう一度調べていました この実物を紹介しつつ、19世紀の書籍のなかから記憶に残ったフレーズを挙げていきます
1855年創業 ルーヴル美術館の向かいにあるルーヴル百貨店が製作した19世紀の召使いの服「フットマン/リヴァリー」を紹介します 実は、貴族の服以上に目まぐるしくデザインが変化した召使いの服装 フランス革命を過ぎると、仕える主人よりも派手な服を着て「人間アクセサリー」の役割が与えられます
左:135年前 右:165年前 皆さんは、どちらの造形がお好きですか?
半・分解展の型紙のなかでも、ひときわ存在感のあるコート それが1902年イギリス軍の「ブリティッシュ アーミー オーバーコート」です こちらは当時の製図書から私が再現したものです いつか実物を手に入れたいと思っていたのですが、運よく出会うことができました ↓
シャトレーヌは、こんな風に腰からジャラジャラとぶら下げて装着されました 元々は、女主人やメイドが腰に鍵束をぶら下げていたそうです それに目を付けた上流階級が、真似してお洒落?な装飾品にしてしまいました シャトレーヌは持ち主によって、ぶら下がる道具が個性豊かに変化します
長男(5歳) 「レゴの肩に乗ってるのなに?」 私 「肩章だね」 長男 「本当にこんな形なの?」 私 「本物あるよ」 ということで、160年前のアメリカ軍の肩章をみせてあげました 「レゴと全然ちがうね」と驚いていました
1892年イギリス お洒落な防寒着「ヨークケープ」を縫いました 円形に広がる通常のケープとは異なり、「箱型の角ばったシルエット」が特徴の1着です 前後にデザインされた「プリーツ」は、装飾のみならず腕を動かすための「ゆとり」としても機能します 見た目と機能の両立が難しい1着でした ↓
12月はヴィクトリア朝の婦人服を数多く修繕しました 目の覚めるようなチェック柄のドレスは1860年アメリカのもの とにかくスカートが巨大なので、修繕もひと苦労でした このドレスはバックスタイルに面白い特徴があるので、綺麗に直し終わったら、早く皆さんとシェアしたいです🙂
私が愛してやまない軍服コレクターがイギリスのpemburysです 世界一のコレクションだと勝手に思っています pemburysのHPを覗いてみてください そこは【肋骨服の楽園】です ちなみに100~300万円ほどで購入できるアイテムもあります pemburys.com
1890年ノルウェー 【女性の肋骨服】を紹介します ヴィクトリア朝の淑女はファッションに飢えていました 彼女たちは、前世紀のロココスタイルをリヴァイバルさせたり、コルセットを進化させたりと常に変化していきます そして 軍服さえも、ファッションという無盡蔵に沈めていきます
1740年 特権階級の一張羅【ジュストコール】を紹介します 真紅のベルベットシルク 巨大な金糸のカフス 金糸の釦34個と、鋼の釦ホール48個はすべて飾りです 背面のプリーツ長は3m越え 「男性スーツの始祖」となった衣服の、知られざる歴史とあまりに奇妙な構造を紐解いていきます
私が所有するシャトレーヌは真鍮製で、すごく重いです 意匠も凝っており、上流階級のシャトレーヌで間違いないでしょう 例えばメモ帳とペンを見てください(写真2,3) 皆さんのメモ帳は紙ですか? 19世紀お金持ちのメモ帳は「象牙」です 象牙を薄く切ってメモ帳にするって、誰が考えたんですか
現在、1860年につくられた【クリノリン ドレス】の復元作業をしています 復元するには、まず壊します パーツごとに分解し、それぞれを修復してから最後に合体するのです 今回は、復元することで見えてくる「美しい内部構造」を紹介します 美しさの秘密は、見えざる内部の手仕事に隠されています
1903年イギリス 乗馬用スカート「サイドサドル」を縫いました 脚を見せることが恥ずかしいとされていた時代 女性たちは、足を開いて馬に跨ることも拒否します そして、生まれたのが横乗りの乗馬方法 乗馬時に最も脚を美しく隠すのがサイドサドルです
腕はこれ以上、上がりません 基本的なポジションは、へそのうえで手を重ねて置いておくようです 当時は表地をベルベット、裏地をキルティングでつくられるのがポピュラーでした 主に訪問着として着用された衣服です
【ベートーヴェンと衣服】について考えます 私は、ベートーヴェンが好きです 音楽家としての彼の生き様は、彼自身が身に纏った衣服とも強く共鳴しています 同時代を生きたモーツアルトの衣服と比べると、職業:音楽家の地位や苦悩が見えてきます 誰のための音を鳴らすのか? 衣服から紐解きましょう
19世紀イギリス陸軍の圧倒的な造形美 【肋骨服】を、1分30秒の動画で紹介します 簡単なナレーションも付けています 胸や袖口に縫い付けられたブレードの迫力に酔いしれてください