こちらは210年前の、西洋のズボンです この時代の【男性美】【男らしさ】【セックスアピール】を象徴する部位はどこだと思いますか? 割れた腹筋? 逆三角形の広背筋? いいえ、違います _人人人人人人人_ > ふくらはぎ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
1870年ヴィクトリアン時代 円形に広がる上着「ヴィジット」を縫いました 「クリノリン」と呼ばれる円形に拡張したスカートに合わせて着用する上着です 贅沢に布を使用してつくられるヴィジットは、まさに上流階級の証 歩くたびに揺れうごく装飾が、見る者に優雅な印象を与えます 特に袖の構造が...
1890年 紳士の外套【インバネスコート】を紹介します 日本では「トンビ」の愛称で親しまれ、シャーロックホームズのアイコンとしても有名なインバネス 19世紀末にはさまざまなタイプが開発されていました 今回は、非常に珍しい【袖付きインバネス】の紹介です 好きな人にはたまらない1着でしょう
失われた造形美を解き明かす 【半・分解展の仕様書】を無料公開しています 数百年前の衣服を分解研究し、知り得た構造をイラストと文章で解説しています 絵描きさんから好評で、とても嬉しいです (技術者向けに書いていたのでビックリです) 私のBlogよりDLができます↓ rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
こちらは1892年英国の【ヨーク ケープ】です 四角いボックスシルエットに見えますが、人が着用すると優美な造形を描きます 実は、前後に大きなプリーツが設けられており、プリーツが開閉することで美しいシルエットに変化するのです まさに、人が着て完成するヴィクトリア朝らしい1着です
【フランス革命における紳士服の変化】を簡潔にまとめてみました 私は衣服の「内部構造と着心地」を研究しています フランス革命と第一次世界大戦ではその前後で、真逆の美意識を宿した衣服が生まれています ことフランス革命においては【装飾美から造形美】への転換がみられます 続
1903年イギリス 女性の「横乗り乗馬」専用スカート【サイドサドル】を縫いました 今回は120年前に起きた「乗馬VS自動車」の構図を、衣服を介して紹介します 先日のTweetでは馬車を運転する使用人のコートが、車の普及により廃れていく様をお見せしました しかし、馬に跨り続けた女性もいるのです
19世紀末ヴィクトリアン時代 女性が着用した「ヴィジット」を研究用に購入しました ミッドナイトブルーのベルベット生地に、チャコールグレーのレースが縁どられた1着です こちらも「袖の構造」がこれまでのヴィジットとは一線を画す興味深いものでした
19世紀末ヴィクトリアン時代 上流階級の女性のみが着用を許されたコート「アルスター」を紹介します まず、寸法ですが「バスト94cm/ウエスト52cm」です 前が閉まらずトルソーに着せることが叶いませんでした 何と言っても、くびれたウエストからお尻が突き出る「バッスルスタイル」が特徴です
19世紀末ヴィクトリア朝 淑女の便利グッズ【スカート リフター】を紹介します 1860年ごろから、乗馬やクリケットなどスポーツに励む女性が増えてきました しかし、丈の長いスカートは女性の動きを制限します そこで開発されたのが「スカートリフター」です スカートを「たくし上げて」解決しました
私の専門である構造についても少し触れます 背中のこの縫い目 こちらは「ファン・ボディス」と呼ばれるかたちをつくる縫い目です よく見ると「柄合わせ」がズレてますよね 実は、この時代はズレるのが正しいんです むしろ、わざとズラすんです 目の錯覚を利用してウエスト細く魅せる技なのですね
あたなは19世紀のデザイナーです ここに【シルク素材のフリル】がたくさんあります さて、どう使いますか? ドレスの表側に縫って飾り付ける? それは凡人の考えですね 貴婦人は【ダスト・フリル】として、スカートの裏側に大量に縫い付けます なんと、ゴミ刷毛としてシルクのフリルを使いました
現在でも愛好家の多いクラシックシューズの王道【釦ブーツ】 今回は1890年にアメリカでつくられた、女性用釦ブーツを紹介します その歴史は古く1810年ごろまで遡ります 「紐の靴よりもほどけにくい靴がほしい」という声から発明されたそうで、1910年ごろまで永く愛されました 細部に迫ります↓
1750年フランス 贅を尽くしたロココ朝の最盛期 貴婦人の背中には、まるで「翼のような布の壁」が造形されました そのドレスは【ローブ・ア・ラ・フランセーズ】と呼ばれます 絵画のなかに見た、究極の美を詳しく紹介していきます
皆さんはどんな財布をお持ちですか? 150年ほど前の西洋では、老若男女問わず【マイザーパース】という財布を使っていました 現代の財布とはだいぶ見た目が違いますね いったい何処からお金が出るのでしょうか? 別名「けちん坊の財布」と呼ばれたマイザーパースの由縁を探ります
1892年イギリス 「ヨークケープ」 このケープは、半・分解展で予想以上に人気でした ボックスシルエットの珍しいかたちをしたケープですが、着用するとプリーツが開いてウエストがくびれて見える仕掛けです 【半・分解展の型紙】は5月2日(日)までWeb販売しております↓ rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
昭和40年ごろ郵便配達員が使用していた「書留鞄」 古道具屋で目が合って、なんだかとても惹かれたので型紙を作製します スマホや手帳やマスクなどがピッタリ入るサイズなので、現代にも使いやすそうです 年明け早々、浅草橋あたりで付属品を調達しようと思います レトロで可愛い鞄です
こちらは、1892年イギリスの「ヴィジット」という女性の羽織り物です 現在販売中の【半・分解展の型紙】のなかでもヴィジットは人気のアイテムです この美しくも不思議な造形を、ご自身の手でつくってみませんか? 3月13日(月)まで型紙販売中です HPはこちら↓ d-d-pattern.myshopify.com
そして、来場者の方が、もっとも目を奪われるのは、この肋骨服です 英国陸軍 最上級連隊 宮廷騎兵【ハウスホールド・ギャバリー】 すべて手縫いですが、この1着はちょっと異次元です
ヴィクトリア時代のブリティッシュアーミー 私は「本物」から学び、探究を続けます
140年前の理想形 ヴィクトリア朝末期に誕生した婦人服「アルスター」を紹介します 寄生虫サプリメントにヒ素ドリンクなど、にわかには信じがたい狂気のダイエット法が19世紀にあったそうです 女性たちが目指したウエストは45cm 私は、この服に出会ったとき、あながち嘘でもないなあと思いました
ヴィクトリアン時代の不思議な羽織り「ヴィジット」をBlogにまとめました 1892年イギリスの裁断書から製作したものです 想像力次第では、充分に現代でも着用可能なデザインだと思います 皆さんもぜひ、縫ってみてください 興味深い衣服です rrr129annex.blogspot.com/2021/02/visite…
18世紀ロココ朝 女性の胸当て【ストマッカー】を紹介します ドレスの胸部分が「取り外しできる」なんて知りませんでした ストマッカーと呼ばれる胸当ては、ドレスの最も目立つ胸部をより一層引き立たせるために用いられました 18世紀のドレススタイルに欠かせない華やかな装飾品です
19世紀ヴィクトリア朝に「死のドレス」と言われた、パリスグリーンという緑色のドレスがあります 私の所蔵品の1790~1810年の紳士服も、同じように緑色なんです 調べてみると1775年にシェーレグリーンという緑色が発明されたようですね パリスグリーンの前身とされ、両者共に強い毒性を持ちます
こちらは19世紀ヴィクトリア朝に流行した【スパッツ】という装飾品です 今の季節には暖かくて重宝するアイテムです こちらの型紙ですが、12月12日までの期間限定で【10%OFFセール】をおこなっております セール中の型紙は初心者向けのものが多いので、ぜひ挑戦してください d-d-pattern.myshopify.com