葛飾北斎が描いた #ナゾすぎる 橋をご紹介。「諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし」。この吊り橋には手すりがありません。しかも2人の体重で大きく沈んでいます。こんな危険な橋、北斎は実際に目にしたのでしょうか?「北斎とライバルたち」展で6/26(日)まで展示しています。 #キュレーターバトル
曲亭(滝沢)馬琴といえば『南総里見八犬伝』が有名ですが、それ以前に馬琴の名前を世に知らしめたのが、源為朝を主人公にした『椿説弓張月』。その挿絵を担当したのが葛飾北斎でした。北斎は、モノクロでありながら迫力ある画面で馬琴の物語を盛り上げました。「北斎とライバルたち」展で6/26まで展示。
曲亭(滝沢)馬琴の小説『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』の主人公である源為朝は弓の名手。一撃で大きな船を沈めている様子を、葛飾北斎が挿絵で描いています。右上にちっちゃく描かれているのが為朝。拡大して見て下さい。「北斎とライバルたち」展の前期で紹介した作品。現在は展示終了しました。
曲亭(滝沢)馬琴の『椿説弓張月』。その人気は明治時代になっても続き、活字版が刊行されました。その時の挿絵を担当したのが月岡芳年。左が北斎のオリジナル、右が芳年のリメイクです。『椿説弓張月』は世代を越えて受け継がれていきます。太田記念美術館の「北斎とライバルたち」展にて6/26まで展示
鍬形蕙斎の作品ですが、何を描いているかお判りでしょうか?答えは、日本列島。右下が関東、左上が九州です。飛行機もない江戸時代、なぜこのような遥か上空から眺める視点を思い付いたのか、#ナゾすぎる 作品です。「北斎とライバルたち」にて6/26(日)まで展示中。#キュレーターバトル
【グッズ紹介】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにした、可愛らしいアクリルキーホルダー。「にはかあめんぼう」「百ものがたり」「ぼんぼん」の全部で3種類。太田記念美術館の受付にて、各税込550円で販売しています。(制作はアダチ版画研究所@ukiyoe_adachi
飼い猫が可愛くて仕方がない様子の女性に向けられた、猫のクールな眼差し。太田記念美術館「浮世絵動物園」(7/30-9/25)では、江戸時代も人気だった猫たちと、ともに暮らす人々の様子もご覧いただけます。
#ナゾすぎる 美人画をご紹介。まるで阿修羅像のように、1つの頭に3つの顔が。実は、京都・大坂・東京の有名な舞妓や芸妓をモデルにした肖像画なのですが、なぜこのような表現にしたのでしょうか。小林清親の作品。※現在展示していません。#キュレーターバトル
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。源頼朝の叔父であり、頼家の正室・つつじ(辻殿)の祖父である鎮西八郎為朝。弓の名手で、曲亭馬琴の読本『椿説弓張月』の主人公としても知られています。こちらは葛飾北斎の挿絵を月岡芳年がリメイクして描いた為朝。※現在展示していません
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。源頼朝の叔父であり、頼家の正室・つつじ(辻殿)の祖父である鎮西八郎為朝。月岡芳年が「新形三十六怪撰」の中で、痘鬼神(天然痘)を追い払っている様子を描いています。※現在展示していません。
歌川国芳が描いた平重盛。平清盛の嫡男です。この作品の見どころは正面摺(しょうめんずり)。袍(ほう)は無地の真っ黒に見えますが、光の当たる角度を変えると綺麗な模様が浮かび上がります。7/1より太田記念美術館にて開催の「源平合戦から鎌倉へ」展では実際にこの正面摺をご覧いただけます。
前回のNHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では、ついに源頼朝が落馬する場面が放映されました。図は月岡芳年が描いた、全盛期の頼朝の姿。鶴岡八幡宮で千羽の鶴が放たれたという放生会の伝承を題材にしています。7/1から太田記念美術館で開催の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
葛飾北斎と曲亭馬琴のタッグが生み出した作品をご紹介。馬琴が執筆した『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』という小説の挿絵です。物語の主人公は右上に小さく描かれた源為朝。弓の名手であり、一撃で船を沈めている様子が、北斎の迫力あるタッチで描かれています。※現在展示しておりません。
曲亭馬琴と葛飾北斎のタッグによる『椿説弓張月』をご紹介。文章は馬琴、挿絵は北斎と、完全に分業しているイメージがあるかもしれませんが、実は、馬琴のラフスケッチを元に北斎は挿絵を描いていました。ただ、北斎は馬琴の要望通り描かず、喧嘩もしばしばあったそうです。※現在展示しておりません。
曲亭馬琴の代表作『南総里見八犬伝』。その挿絵を最初に描いたのは、葛飾北斎ではなく、北斎の義理の息子・柳川重信でした。こちらは馬琴の没後、明治になって月岡芳年が錦絵に仕立てた八犬伝の名場面。芳流閣という建物の屋根で犬塚信乃と犬飼現八が戦っている場面です。※現在展示していません。
曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』。中でも、犬塚信乃と犬飼現八が戦う芳流閣の場面は大人気で、さまざまな浮世絵師が錦絵に仕立てました。歌川国芳もその一人。先のツイートで紹介した月岡芳年も、こちらの国芳の作品を参考にした可能性が考えられます。※現在は展示しておりません。
【グッズ紹介】歌川広重のネコたちを散らした可愛らしい手拭い。オレンジと白の2種類があり、各税込1,100円です。広重の『浮世画譜』を元にしています。太田記念美術館の受付にて販売しています。制作は芸艸堂@unsodo_hanga
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では、仲睦まじい様子がたびたび描かれる巴御前と和田義盛。図は歌川国芳の作品で、粟津の戦いで大木を引き合って力競べをする二人が描かれています。勝敗はいかに?太田記念美術館で開催中の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示中。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
暑い日が続くので、涼しげな浮世絵を集めてみた|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nab387ebccb13
【他館展示情報】愛知県の名古屋市博物館@nagoyashihakuでは明日7/2(土)より「もしも猫展」を開催。擬人化された猫の浮世絵と、それらを描いた歌川国芳を中心に、江戸時代の擬人化表現の面白さに迫る。展覧会の公式Twitter→@NEKOTENNAGOYA 展覧会の公式サイト→ctv.co.jp/nekoten/
#ナゾすぎる 戦闘シーンを描いた浮世絵をご紹介。海中をサーチライトで照らす潜水服の男。水の中なのに斧と剣を振り回して戦っている兵士たち。実は日清戦争の豊島沖の海戦を題材にしているのですが、どこからこのようなアイデアを得たのでしょうか…。#キュレーターバトル ※現在展示していません
こんなに暑い日が続くと、冷たい川で泳ぎたくもなります。ただし、橋の上から川に飛び込む時にはご注意を。スイカを積んだ船がたまたまいるかもしれません。歌川広景「江戸名所道化尽 十九 大橋の三ツ股」。※現在展示しておりません。
一日の仕事が終わったのでしょうか。馬が体を洗ってもらっています。深い青と飛沫の白の対比が、清冽な滝の水を感じさせます。葛飾北斎「諸国瀧廻り 和州吉野義経馬洗滝」より。太田記念美術館「浮世絵動物園」(7/30-9/25)にて展示予定です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ami…
左は勝川春章が描いた、牛若丸と弁慶の五条橋での戦い。右は月岡芳年が描いた、牛若丸と熊坂長範の戦い。描かれた時代は100年も違い、題材も違いますが、構図がどこか似ているのが興味深いです。原宿の太田記念美術館で開催中の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示中。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんで、さまざまな浮世絵師が描いた源頼朝をご紹介。まずは葛飾北斎。『北斎漫画』五編より。キリっとした横顔です。※現在展示していません。