かなわぬ恋に涙する、来ぬ人を待つ、先立った夫を想う。太田記念美術館「江戸の恋」展では、悲しい恋を描き出す月岡芳年の作品もご紹介しています。ここにあげた3点はいずれも「月百姿」シリーズより。
歌川国芳と、弟子の芳虎が描いたおもちゃの木菟(芳虎作は個人蔵)。疱瘡よけのお呪いであった赤一色の疱瘡絵です。疱瘡では失明の危険もあったので、目がぱっちりした木菟がモチーフとして好まれました。太田記念美術館で2/4から開催の「信じるココロ」展で展示予定。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kok…
ボロボロになった手紙が舞い上がります。その様子をぼんやりと眺めているのは千代という女性。夫を失った悲しみから心を病んでしまい月夜の五条橋などで文を大声で読み上げるようになったと伝わります。太田記念美術館「江戸の恋」にて展示中。
「江戸の恋」で展示中の虎御前。絵を見つめるのは、彼女が大切にしたと伝承のある石、「虎子石」から絵師が生み出した謎の生き物、虎子石。ポーチ(右)、クッション(左)となった彼らも感慨深く作品を見ています。虎子石についてはコチラもご覧くださいotakinen-museum.note.jp/n/n528cf1ecd945
@nhk_bijutsu ちなみにこちらが、絵の足元に円筒形の鏡を置いたもの。遊女を横から見た姿が映っています。江戸時代版のトリックアートですね。#キュレーターバトル #ナゾすぎる
@nhk_bijutsu 太田記念美術館が所蔵する #ナゾすぎる 作品を紹介します。歌川芳虎「風流さや絵」。ゆがんだ形をした、ナゾの人間らしきもの。実はこの絵を、刀の鞘(さや)のような光る円筒形のものに反射させると、横から見た花魁の姿が映し出されるのです。「鞘絵」と呼ばれる戯画の一種。#キュレーターバトル
幕末に人を食べる鬼娘がいた話。3点の浮世絵を紹介していますが、徐々に鬼化が進んでいきます。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nc58c1c417fac
原宿の太田記念美術館では、2/4より「信じるココロ」展を開催。江戸で一時的に大流行した神仏や、迷信、ちょっと怪しい噂話まで、「信じる」をキーワードに浮世絵を紹介します。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kok…
涙にくれるのは虎御前。『曽我物語』に登場する曽我兄弟の兄、十郎祐成の恋人とされる大磯の遊女で、兄弟が仇討ちを果たし祐成も命を散らしたと知り嘆きます。この日(5月28日)降る雨は、虎の悲しみの涙とされ「虎が雨」とも呼ばれたと伝わります。太田記念美術館「江戸の恋」にて展示中。1/30まで。
【他館展示情報】戸栗美術館@toguri_museumでは「古伊万里幻獣大全展」を3/21まで開催中。江戸時代に魔除けや強さの象徴として親しまれた虎をはじめ、瑞兆として尊ばれた龍や鳳凰、麒麟などの幻獣、物語に登場する動物に注目して古伊万里約80点を紹介。詳しくは→toguri-museum.or.jp
コロナ感染拡大により外出を控えている方でも浮世絵を楽しんでいただけるよう、オンライン展覧会を有料配信しております。現在、太田記念美術館で開催中の「江戸の恋」展に展示している作品も、PCやスマホでご覧いただけます。ご自宅で150年以上前の恋バナを楽しんでみては。otakinen-museum.note.jp/n/ndeab83ef07e6
僧、安珍に恋をし執拗に追いかけるうちに蛇体となり川を渡った清姫。川からあがったばかりなのか髪が体にまとわり付いています。腰を曲げた姿はどこか蛇体を思わせます。太田記念美術館「江戸の恋」にて展示中です。
顔を歪め痛みに耐えているのは、愛しい人の名を腕に彫ってもらう遊女。しかし浮世絵にはこうした「入れ黒子(いれぼくろ)」の上に灸をすえて消そうとする姿も描かれますから、心変わりが避けられないこともあったようです。太田記念美術館「江戸の恋」にて展示中。会期は1/30まで。
葛飾北斎「冨嶽三十六景 礫川雪ノ旦」。昨夜降っていた雪は、朝にはすっかり止んだようです。空は晴れ渡り、遠くの富士山の姿もくっきり。見晴らしの良い茶店で雪見をする風流な人たちも。まるで今朝のような景色です。※現在展示していません。
江戸時代の雪だるまは「だるま」だったというお話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n276cb54f1d65
雪の中の子犬。雪が珍しいのか、雪を踏んでその感触を確かめているようです。詳しくはこちらの記事をどうぞ→otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a ※この作品は現在展示しておりません
雪の日のお出かけ。浮世絵では、高下駄を裸足で履いている人の姿をしばしば見かけます。寒くないか、心配です。※この作品は現在展示しておりません。
東京では雪が降っています。足元がすべらないよう、どうぞご注意ください。転んだ拍子に、履いていた下駄を目の前の人にぶつけてしまうかもしれません。※この作品は現在展示していません
広重の雪の浮世絵、ベスト4を選んでみた|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n4e6cea692b1a
【グッズ情報】太田記念美術館では、フェリシモミュージアム部@f_museumbuさんとのコラボで生まれた、虎子石と十二支の生き物のぬいぐるみを本日より販売開始。右の写真は美術館地下の倉庫で販売に向けてウォームアップする虎子石たち。
江戸時代のイヌが雪の中を駆けまわっているのか、確かめてみた。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a
江戸時代のネコもこたつで丸くなるようです。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nbe0a92de737f
【他館展示情報】日本近代文学館@bungakukanでは1/8(土)より「明治文学の彩り 口絵・挿絵の世界」展を開催。絵から明治文学のありかたを捉えなおす。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」展をご覧の方は、違った角度でより深く楽しめます。詳しくは→bungakukan.or.jp/cat-exhibition…
猫、犬、兎、蛙、牛、虎、鳥から、ゴジラまで。浮世絵に描かれた動物たちを紹介するコラムを20本以上配信しています。すべて無料でご覧いただけます。動物好きの方、お正月休みにどうぞお楽しみください。otakinen-museum.note.jp/m/m17f6c0391853
雨、雪、雲、虹、雷、月、星など、浮世絵に描かれた「天気」を題材にしたコラムを20本以上集めました。オンライン展覧会以外、すべて無料でご覧いただけます。気軽に読める記事ばかりですので、お正月休みの空いた時間にいかがでしょうか。 otakinen-museum.note.jp/m/m821c181dc278