曲亭馬琴の代表作『南総里見八犬伝』。その挿絵を最初に描いたのは、葛飾北斎ではなく、北斎の義理の息子・柳川重信でした。こちらは馬琴の没後、明治になって月岡芳年が錦絵に仕立てた八犬伝の名場面。芳流閣という建物の屋根で犬塚信乃と犬飼現八が戦っている場面です。※現在展示していません。
曲亭馬琴と葛飾北斎のタッグによる『椿説弓張月』をご紹介。文章は馬琴、挿絵は北斎と、完全に分業しているイメージがあるかもしれませんが、実は、馬琴のラフスケッチを元に北斎は挿絵を描いていました。ただ、北斎は馬琴の要望通り描かず、喧嘩もしばしばあったそうです。※現在展示しておりません。
葛飾北斎と曲亭馬琴のタッグが生み出した作品をご紹介。馬琴が執筆した『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』という小説の挿絵です。物語の主人公は右上に小さく描かれた源為朝。弓の名手であり、一撃で船を沈めている様子が、北斎の迫力あるタッチで描かれています。※現在展示しておりません。
前回のNHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では、ついに源頼朝が落馬する場面が放映されました。図は月岡芳年が描いた、全盛期の頼朝の姿。鶴岡八幡宮で千羽の鶴が放たれたという放生会の伝承を題材にしています。7/1から太田記念美術館で開催の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
歌川国芳が描いた平重盛。平清盛の嫡男です。この作品の見どころは正面摺(しょうめんずり)。袍(ほう)は無地の真っ黒に見えますが、光の当たる角度を変えると綺麗な模様が浮かび上がります。7/1より太田記念美術館にて開催の「源平合戦から鎌倉へ」展では実際にこの正面摺をご覧いただけます。
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。源頼朝の叔父であり、頼家の正室・つつじ(辻殿)の祖父である鎮西八郎為朝。月岡芳年が「新形三十六怪撰」の中で、痘鬼神(天然痘)を追い払っている様子を描いています。※現在展示していません。
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。源頼朝の叔父であり、頼家の正室・つつじ(辻殿)の祖父である鎮西八郎為朝。弓の名手で、曲亭馬琴の読本『椿説弓張月』の主人公としても知られています。こちらは葛飾北斎の挿絵を月岡芳年がリメイクして描いた為朝。※現在展示していません
#ナゾすぎる 美人画をご紹介。まるで阿修羅像のように、1つの頭に3つの顔が。実は、京都・大坂・東京の有名な舞妓や芸妓をモデルにした肖像画なのですが、なぜこのような表現にしたのでしょうか。小林清親の作品。※現在展示していません。#キュレーターバトル
飼い猫が可愛くて仕方がない様子の女性に向けられた、猫のクールな眼差し。太田記念美術館「浮世絵動物園」(7/30-9/25)では、江戸時代も人気だった猫たちと、ともに暮らす人々の様子もご覧いただけます。
【グッズ紹介】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにした、可愛らしいアクリルキーホルダー。「にはかあめんぼう」「百ものがたり」「ぼんぼん」の全部で3種類。太田記念美術館の受付にて、各税込550円で販売しています。(制作はアダチ版画研究所@ukiyoe_adachi
鍬形蕙斎の作品ですが、何を描いているかお判りでしょうか?答えは、日本列島。右下が関東、左上が九州です。飛行機もない江戸時代、なぜこのような遥か上空から眺める視点を思い付いたのか、#ナゾすぎる 作品です。「北斎とライバルたち」にて6/26(日)まで展示中。#キュレーターバトル
曲亭(滝沢)馬琴の『椿説弓張月』。その人気は明治時代になっても続き、活字版が刊行されました。その時の挿絵を担当したのが月岡芳年。左が北斎のオリジナル、右が芳年のリメイクです。『椿説弓張月』は世代を越えて受け継がれていきます。太田記念美術館の「北斎とライバルたち」展にて6/26まで展示
曲亭(滝沢)馬琴の小説『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』の主人公である源為朝は弓の名手。一撃で大きな船を沈めている様子を、葛飾北斎が挿絵で描いています。右上にちっちゃく描かれているのが為朝。拡大して見て下さい。「北斎とライバルたち」展の前期で紹介した作品。現在は展示終了しました。
曲亭(滝沢)馬琴といえば『南総里見八犬伝』が有名ですが、それ以前に馬琴の名前を世に知らしめたのが、源為朝を主人公にした『椿説弓張月』。その挿絵を担当したのが葛飾北斎でした。北斎は、モノクロでありながら迫力ある画面で馬琴の物語を盛り上げました。「北斎とライバルたち」展で6/26まで展示。
葛飾北斎が描いた #ナゾすぎる 橋をご紹介。「諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし」。この吊り橋には手すりがありません。しかも2人の体重で大きく沈んでいます。こんな危険な橋、北斎は実際に目にしたのでしょうか?「北斎とライバルたち」展で6/26(日)まで展示しています。 #キュレーターバトル
月岡芳年「月百姿 吼噦(こんかい) 」。枯れ薄の中に立つのは狂言『吼噦(釣狐)』に登場する老狐。多くの仲間を殺した猟師の伯父である僧に化け、猟師に狐を穫ることをやめるよう説得します。その帰り、説得が成功し安心したのか顔は狐に。今夏開催の太田記念美術館「浮世絵動物園」にて展示予定。
この夏、太田記念美術館では「浮世絵動物園」を開催いたします。春信、春章、北斎、広重、国芳、芳年など、各時代を代表する絵師たちの作品もご紹介。会期は7/30~9/25、前後期で全点展示替えいたします。どうぞお楽しみに!
江戸時代のスイカはどのようにカットしていたのかというお話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n32d9eefff4df
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では、源頼朝もそろそろ晩年に差しかかってきましたが、浮世絵に描かれた若かりし頃の頼朝を紹介。平治の乱での、13歳の頼朝の奮戦を描いたと考えられている月岡芳年の作品です。7/1から太田記念美術館で開催の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
#鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。蒲殿(かばどの)こと源範頼が亡くなった修善寺を、歌川広重が描いています。修善寺の本堂のすぐそばに、範頼の墓らしき五輪塔が描かれています。江戸時代にこの墓はあったのでしょうか?詳しい方、ぜひご教示ください。※現在展示していません
龍と対峙する虎、擬人化された虎、石と合体した虎・・・!?生息していなかったにも関わらず、古来、日本で親しまれてきた虎は、浮世絵でもさまざまに描かれました。下の作品は「浮世絵動物園」(7/30-9/25)にて展示予定です。※前後期で全点展示替えいたします。
葛飾応為の「吉原格子先之図」を中心に、応為の画業を解説した『葛飾応為鑑賞ガイドブック』。完売しておりましたが、ご好評により増刷いたしました。見どころは原寸大の「吉原格子先之図」の図版が折り込まれているところ。太田記念美術館受付にて税込1,000円で販売中です。
木曽義仲に仕える女武者、巴御前。大河ドラマ #鎌倉殿の13人 での活躍も記憶に新しいところですが、本図は粟津の戦いで巴御前と和田義盛が大木を引き合う様子(個人蔵)。歌川国芳の作品です。7/1から太田記念美術館で開催の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…
葛飾北斎が描いた #ナゾすぎる 滝の絵をご紹介。「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」。滝が流れ落ち始める滝口をなんでこんな形で描いたのか。風景の中に、突如、不思議な模様が出現したかのよう。その発想に驚かされます。「北斎とライバルたち」展で6/26(日)まで展示中。 #キュレーターバトル
玉藻の前に化けて鳥羽上皇に取り入った妖怪、九尾の狐。図は上総介広常らが那須野で狐を退治する国芳の作品(個人蔵)。NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 でも話題となった上総介にまつわる伝説を描きます。7/1から太田記念美術館で開催の「源平合戦から鎌倉へ」展で展示予定。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/gen…