6/9は月岡芳年の命日なので「月百姿」をご紹介。笛の名手である源博雅が、朱雀門の鬼と言葉を交わすことなく笛を吹き合い、互いの笛を交換するという逸話。月の輝く静かな夜、二人の笛の音だけが美しく響き渡ります。背中を向けている方が源博雅。オンライン展覧会でも紹介→otakinen-museum.note.jp/n/n9bb628ce688a
踊りの描写なら、やはり葛飾北斎は達者です。「雀躍り」とされるこちらの『北斎漫画』三編。頭は笠で、手先は着物の袖ですっかり隠れているにもかかわらず、その動きが生き生きと伝わってきます。外出自粛が続きますが、せめて心の中は楽しく。 #おうちで浮世絵
3人の女性たちが雪の降る中、男性の家を訪れています。三国志好きの方ならすぐにお分かりの通り「三顧の礼」のパロディ。劉備・関羽・張飛が孔明の家を訪れる場面です。三国志は浮世絵を鑑賞する時に必要な教養のひとつでした。外出もままなりませんが、自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
【グッズ紹介】歌川広重が描いたネコたちを散らした可愛らしい「がま口」です。黄色とオレンジの2種類があり、各1,980円(税込)。広重の『浮世画譜』を元にしています。太田記念美術館の受付にて販売中。「浮世絵動物園」展のお土産にどうぞ。※製作は芸艸堂@unsodo_hanga
【展覧会情報】竹橋の東京国立近代美術館@MOMAT60thでは、3/23より「あやしい絵展」を開催。退廃的、妖艶、神秘的といった、近代に制作された「あやしい絵」が大集合。詳しくは展覧会HP→ayashiie2021.jp 公式twitter @ayashiie_2021でも展示作品を紹介中。
河鍋暁斎『暁斎画談 内篇』の人体図が好評でしたので、ついでにこちらもご紹介。裸体を墨の線、中国の衣服を朱の線で表現しています。『暁斎画談』は早稲田大学の古典籍総合データベースにて、全頁フルカラーで閲覧できます。→wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html… ぜひご参考ください。#おうちで浮世絵
江戸時代のネコもコタツが大好きだったようです。満足そうな表情で丸くなって眠っています。鈴木春信の作品。ちなみにコタツに座る左の人物は男性、右は女性。男性がコタツの中で女性にちょっかいを出したようで、逆に足をくすぐられています。自宅でも浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
旧暦3月5日は歌川国芳の命日。文久元年(1861)に亡くなりましたので、今年で没後161年です。国芳の十三回忌の際、弟子の月岡芳年が追善として描いた国芳の肖像画をご紹介します。国芳の足の後ろに隠れているネコもお見逃しなく。※現在展示していません。
2025年のNHK大河ドラマの主人公が江戸の版元・蔦屋重三郎に決定ということで、蔦重と最も親しかった浮世絵師・喜多川歌麿の浮世絵「富本豊ひな」をご紹介。絵の中に蔦の葉のマークがありますが、これは蔦重が刊行したことを明らかにする版元印です。ぜひ他の浮世絵でも探してみて下さい。#べらぼう
【他館展示情報】東京・両国にある、すみだ北斎美術館@HokusaiMuseumでは「北斎バードパーク」展を5/21まで開催中。江戸時代の人々が目にしていた様々な種類の鳥から、意匠として描き出された鳥、場面の象徴として描かれた鳥など、北斎一門の描いた鳥を幅広く紹介。詳しくは→hokusai-museum.jp/BirdPark/
湯島天神の境内から、月に照らされた江戸の町を眺める2人の男性。その後ろ姿からはミステリアスな雰囲気が醸し出されています。作者の小倉柳村自身、活躍期間が短く作品数も少ない、謎の多い絵師です。太田記念美術館「江戸の天気」6/26~8/29(前後期全点展示がえ)にて展示予定。
大きな「よし」の字の周りには、様々な「よし」が描かれています。赤ちゃんは「きげんがよし」、お酒を飲んで「口あたりよし」、洗濯をして「天気がよし」。そして猫を抱いた作者の国芳(くによし)。「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」にて4/25まで展示中です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
#鎌倉殿の13人 に登場した上総広常にちなんだ浮世絵をご紹介。上総広常らは九尾の狐を退治しますが、九尾の狐の怨念は殺生石となり、近づく人間の命を奪うようになります。こちらは月岡芳年の「新形三十六怪撰」。殺生石に九尾の狐(玉藻前)がもたれかかる姿で描かれています。※現在展示していません
【展覧会情報】来年2023年2/3から太田記念美術館では「広重おじさん図譜」展を開催。広重の作品に顔を出す、味わい深いおじさんたちを集めた展覧会。展示作品全点、おじさんが(陰の)主役です。ぜひ会場で推しおじを探してみてください。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/oji… #広重おじさん図譜
【他館展覧会情報】府中市美術館では「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」展を本日9/18(土)より開催。チラシの可愛い子犬たちは、円山応挙の「雪中狗子図」。詳しい内容は特設サイトをご覧下さい→fam-exhibition.com/doubutsu/ 図録制作チームのTwitterは→@edo_fam
今宵は月が綺麗です。こちらの浮世絵とともに月を眺めてみてください。「こむな夜か又も有うか月に雁」。 #おうちで浮世絵
#ブラタモリ でも特集していましたが、2022年は日本に鉄道ができて150年ということで、新橋停車場を描いた浮世絵をご紹介。三代歌川広重の作品。煙を上げ、出発しようとする鉄道(※現在展示していません)。ちなみに太田記念美術館では今年10月に「はこぶ浮世絵―クルマ・船・鉄道」展を開催予定。
巨大な化け猫も、十二単姿の老婆の化け猫も、行灯の油をなめる化け猫も、手ぬぐいをかぶって踊る猫も、全て描かれた国芳「五十三次之内 岡崎の場」は「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」前期(~4/25)にて展示中です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
最近は子どもにも人気の「市松模様」ですが、その名が初代佐野川市松という人気歌舞伎役者に始まることをご存知でしょうか?浮世絵のなかの市松は、もちろん市松模様を取り入れます。1/6より太田記念美術館で開催「和装男子ー江戸の粋と色気」展にて紹介いたします。
来年は寅年ということで、太田記念美術館では、公式twitterのアイコンにもなっている虎子石でオリジナル年賀ハガキを作りました。デザインは虎子石が十二支の生き物に乗っているイラストと、元の浮世絵をアレンジしたものの2種。美術館受付にて税込100円にて販売中です!
【他館展示情報】出光美術館では「仙厓のすべて」展を9/3(土)より開催。日本最大の仙厓コレクションを誇る出光美術館。仙厓の代表的な作品93件を通して、仙厓の生涯や様々な教えと教訓を楽しく解説する。入館は事前予約制。詳しくは→idemitsu-museum.or.jp
【グッズ紹介】アダチ版画研究所@ukiyoe_adachi制作による、歌川国芳「金魚づくし」のアクリルキーホルダー。こちらは「百ものがたり」。怪談話をしていた金魚たちの前に、猫という化け物が出現した瞬間です。両手?を挙げて慌てふためく金魚がキーホルダーに。太田記念美術館受付にて550円で販売中。
月岡芳年の「大日本名将鑑」より、天岩戸に籠ったアマテラスオオミカミ。その閉ざされた扉を開けたのは、弟のスサノオではなく、画中の文章に「手力雄命」とあるように、アメノタヂカラオでした。※現在、展示していません。
太田記念美術館は当面の間、臨時休館。今後の予定は詳細が決まり次第お知らせします。5/10~5/16は #愛鳥週間 なので小原古邨の「鷹と温め鳥」をご紹介。温め鳥とは、冬の寒い夜、鷹が小鳥を捕まえ自分の足を温めること、もしくはその小鳥のこと。鷹の足元で顔を出す雀の表情にご注目。#おうちで浮世絵
髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話 源頼光も登場します。太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n5a0f345b1d83