今日の東京は激しい雨です。浮世絵の中でも激しい雨の様子はしばしば描かれますが、絵師たちは雨をどのように描くか、いろいろと表現を工夫しています。絵師は春潮、二代豊国、広重。外の景色を眺めながら、見比べてみてください。 #おうちで浮世絵
幼い頃に歌川国芳に入門した河鍋暁斎。国芳に絵を教わっている場面ですが、国芳の懐の中や机の周りにはネコがたくさんいます。国芳がいかにネコ好きかを説明する際によく使われる作品ですが、10/29(金)より太田記念美術館で開催する「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展で展示(10/29~11/23)します。
来年2023年はウサギ年ということで、葛飾北斎が描いたウサギの絵をご紹介。『三体画譜』という絵本です。3匹のウサギが、それぞれ異なるタッチで描かれています。毛並みを細かく描写したものからあっさりした描写のものまで。どのウサギがお好みですか?※現在展示していません。
こちらの女性も、雨が降った際、草履を脱いで裸足で外を歩いています。手が汚れないように、懐紙で草履をくるんでいます。こんな細かい描写に江戸っ子たちの生活感がにじみ出ています。歌川国芳の兄弟子である、歌川国安の作品。太田記念美術館で開催中の「江戸の天気」展にて7/25まで展示中。
花の下で宴会を楽しむ猫たち。皿の上にはお魚の骨が残るのみで、料理はあらかた食べてしまったようです。味わい深い猫の表情が印象的な「ふるねこのゑんくわい」は太田記念美術館で4-5月開催「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」後期(4/29~5/28)にて展示予定です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
来月2/3から、太田記念美術館では「広重おじさん図譜」展を開催。広重の作品に顔を出す、味わい深いおじさんたちを集めた展覧会です。展示作品全点、おじさんが(陰の)主役。ぜひ会場であなたの推しおじを探してみてください。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/oji… #広重おじさん図譜
江戸時代のゴジラではありません。正体は幕末の淀川に現れた大魚。形はイタチ、足は亀とのこと。この怪魚が現れると豊作が続くことから、豊年魚と名付けられています。不思議な生き物の出現は、吉兆ととらえたようです。太田記念美術館「浮世絵動物園」後期(9/2-25)にて展示予定です。
10/31(日)のハロウィンにちなんで、妖怪たちの行列をご紹介。琵琶の妖怪に箏の妖怪。箏には頭と四つ足がついています。河鍋暁斎『暁斎百鬼画談』より。太田記念美術館で開催中の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展にて展示中です(10/29~11/23)。
こちらは歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支の図」。家の安全を守るため、十二支のどうぶつたちが合体しました!あなたの島を守ってくれるお守りとしてどうぞ! #あつまれどうぶつの森 #AnimalCrossing #あつ森で飾ろう #おうちで浮世絵
十二支が合体したこちらの生き物。それぞれの動物の要素はこのように表れているようです。#浮世絵動物園
【他館展示情報】渋谷にある國學院大學博物館 @Kokugakuin_Muse では「祓(はらえ)ー儀礼と思想ー」展を7/9まで開催中。神社で祭祀の前に行われる祓という儀礼。何のために行われ、どんな歴史があるのかを明らかにする。入館無料。詳しくはmuseum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibi…
デッサン力の高い河鍋暁斎ですが、実は過去の名画をたくさん模写する勉強家であったこともぜひ知ってもらいたいところ。『暁斎画談 内篇』では鳥山石燕の妖怪画を模写しています。ぬらりひょんやしょうけらといった妖怪たちを、色の塗り方とともに描いています。 #おうちで浮世絵
【新グッズ紹介】シャボン玉売りの猫がアクリルスタンドになりました。ふくらんでいくシャボン玉に興味津々に走り寄っていく子猫が可愛いらしいですね。原宿の太田記念美術館にて開催中の「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展に合わせ、受付で販売中です。税込600円。
【グッズ紹介】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにしたガーゼ手ぬぐい。可愛らしい金魚たちが散りばめられています。ふんわりとした肌触りが特徴。太田記念美術館受付にて税込660円で販売しています。
東京では雪が降り始めました。江戸時代のイヌは雪の中を駆けまわっているのかを調べてみた記事を紹介します。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a
もうすぐお正月ということで、餅つきの浮世絵をご紹介。お餅、伸びすぎです。歌川広景「江戸名所道戯尽 三十六 浅草駒形堂」より。※太田記念美術館は来年1/4まで休館中。
寺子屋の猫たち。今日はみんなの前で書を披露する「席書」という発表会。白い服を着た小柄な三毛猫が、大きな紙に「錦朝楼」という文字を立派に書いています。ちなみに「錦朝楼」とは、絵の作者である歌川芳虎の画号。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示しています。
真顔で踊っている、猿と犬たちが可愛いです。梶田半古による、フランスの児童文学『家なき子』の翻訳の口絵。主人公の太一(原作ではレミ)が動物たちと曲芸の練習をしています。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」展にて展示中。会期終了間近です。6/20(日)まで。
キングギドラよりも頭の数の多い怪獣?をご紹介。勝川春亭が描いたヤマタノオロチ。一匹の龍のように見えますが、よく観察すると、小さな龍の頭を含め8つの頭を発見することができます。オンライン展覧会「異世界への誘い」展otakinen-museum.note.jp/n/n3a7456974703でご覧いただけます。 #ゴジラKOM
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では源頼朝が山木兼隆の館への襲撃を開始しました。月岡芳年は「月百姿 山木館の月 景廉」でその戦いの一場面を描いています。こちらの作品、どのようなシーンなのかは、次週ご紹介いたします。※現在展示していません。
【テレビ番組情報】1/30(日)朝9時より、Eテレの「日曜美術館」で「激動の時を生きた浮世絵師 月岡芳年」が放送。太田記念美術館が所蔵する「月百姿」が紹介される予定です。再放送の日程は未定ですので、1/30朝の放送をお見逃しなく。
新年あけましておめでとうございます。初日の出が見られなかった方、浮世絵で初日の出をお楽しみください。|otakinen-museum.note.jp/n/n19544848f71a
『デカメロン』という小説は、伝染病から逃れるために引き籠もった男女が、退屈しのぎに物語を披露しあったという設定です。明治29年、その一部を尾崎紅葉が翻案し、富岡永洗が口絵を描きました。女性はヘレナという名前ですが日本人の姿になっています。「鏑木清方と鰭崎英朋」展で6/20まで展示中。
いろいろな手ぬぐいのかぶり方もご紹介。男性の着こなしに焦点をあてた太田記念美術館「和装男子」展は、オンラインにて有料配信しております→otakinen-museum.note.jp/n/nfd18e8189eb1 ご購入後は無期限でお楽しみいただけます。
雨の夜道を描く小林清親「柳原夜雨」。うつむき加減に傘をさし道を急ぐ人々、客寄せをする車夫、濡れた犬の姿が浮かびあがります。清親はぬかるんだ地面に提灯や建物の灯りが反射する様子を細やかにとらえました。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。