今日は中秋の名月ということで、約250年前のお月見の様子をご紹介。三宝にのるのは月見団子でしょうか。花瓶に挿されたススキも見えます。歌川豊春「浮絵 中秋之景月見図」※現在展示しておりません。
食事中の猫たちをとらえます。奥では、尾頭付きの魚料理も見え、ご馳走がならびます。可愛らしい猫たちを描く歌川芳藤「しん板猫のたわむれ踊のをさらゐ」は太田記念美術館の「浮世絵動物園」展にて9/25まで展示しています。
威嚇しているのは・・・実は絵に描かれた鶏。西洋絵画も吸収した小林清親の明治時代の作品です。陰影も付き、表現に時代の変化を感じますが、猫のいたずら好きは変わらないようです。太田記念美術館で開催「浮世絵動物園」にて展示予定。※前後期で全点展示替え。詳細は→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ani…
葛飾北斎の「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」。綺麗な円の形をした滝の落ち口。その中に、滝になる前の水の流れが描かれています。実際にはありえない、幻想的ともいえる不思議な風景。北斎の奇想が存分に発揮された作品です。東京都美術館(上野)の「The UKIYO-E 2020」展にて9/22まで展示。
鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)による、泉鏡花『続風流線』の口絵。船が転覆して湖に落ちた美樹子を、泳ぎの達者な多見次が救出する場面。水の動きと、水の中に透けてみえる人体の描写が秀逸。木版画とは思えない高度な技術です。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋」展にて6/20まで展示中。
旧暦4月18日は葛飾北斎の命日。午前4時頃、数え90歳で亡くなりました。こちらは北斎が亡くなる年に描いた「雨中の虎」。100歳まで長生きして絵を描き続けたいと願った、北斎の執念が込められているかのようです。太田記念美術館にて7/30~9/25に開催の「浮世絵動物園」展に展示予定。
【テレビ番組紹介】1/16(日)朝9時よりEテレにて放送の「日曜美術館」の特集は「激動の時を生きた浮世絵師 月岡芳年」→nhk.jp/p/nichibi/ts/3… 太田記念美術館が所蔵する月岡芳年の作品も紹介される予定です。急遽放送予定が早まりましたので、お見逃しなく。
ウサギたちがまわしを締めて、土俵の上でお相撲。みんな目つきが真剣です。明治4~6年(1871~73)頃、東京ではウサギを飼うことが流行し、本図のようなウサギを題材とした兎絵が数多く刊行されました。「太田記念美術館コレクション」展にて明日7/26まで展示しています。
本日10/5(月)、TVアニメ『#ゴールデンカムイ』第3期の放送開始ということで、明治時代の北海道を描いた浮世絵を #note で紹介してみました。北海道を舞台にした浮世絵は多くありませんが、今回ご紹介するのは、アイヌの人々の暮らしを描いた珍しい作品群です。otakinen-museum.note.jp/n/nf2a7ce42fe62
太田記念美術館が誇る動物の浮世絵コレクションを1冊にまとめた『浮世絵動物園』が小学館より明日5/19発売予定。カワイイ動物から面白い動物、ちょっとヘンな動物まで、動物好きなら子どもから大人まで楽しめる1冊となっています。B5判128頁、税込2640円です。amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E4%B…
ここは「またたび湯」。くつろいでいるのでしょう、猫たちの表情はとても柔らかです。芳藤「新板猫の温泉」は、太田記念美術館で4/1より開催「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」前期(4/1~4/25)にて展示予定です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
横から見たモグラと、お腹から見たモグラ。河鍋暁斎は本物のモグラを見ながらスケッチしたのでしょう。顔も手足もしっかり観察して、特徴をしっかり捉えています。原宿の太田記念美術館で開催中の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展にて12/19(日)まで展示中。
雪のなか飛来した2羽の雀。1羽はこちらを向いてニコリ。椿の赤と雪の白、空の青の対比も美しい歌川広重「雪中椿に雀」は、太田記念美術館の「浮世絵動物園」展にて9/25まで展示しています。
明治半ばに作られた団扇絵をご紹介。かわいらしい猫が招き猫のようなポーズをしています。名札には「金八」とあり、座布団は小判の花模様。これを使えば、かわいいだけでなく金運もあがりそうな団扇のできあがりです。※現在展示しておりません。
江戸時代の吉原遊郭はしばしば火災に見舞われましたが、その様子が浮世絵に描かれることはほとんどありませんでした。そういった中、珍しい作例となるのが、安政の大地震の際の火災の様子を描いたこちらの浮世絵。悲惨な火災の現場を描いています。落款がないため絵師は不明。※現在展示していません
太田記念美術館は当面の間、臨時休館中です。代わりに美しい夜景をご紹介。小林清親「隅田川夜」。真っ暗な隅田川の堤防の上を歩く男女。提灯と対岸の家の灯りだけがほんのりと明るく輝きます。#おうちで浮世絵
本日12/22は #冬至 ということで、#カボチャ が描かれた浮世絵をご紹介。カボチャを竹の先に結んで担いでいるキツネたち。実は、人間を化かして大名行列ごっこの最中です。カボチャは挟み箱の代わりのようですね。詳しくはこちらの記事をご覧下さい→otakinen-museum.note.jp/n/n8a881bfaab84 ※現在展示していません
かわいい犬の浮世絵をご紹介。歌川国芳の「御奥の弾初」です。大奥の女性たちが箏の演奏に耳を傾けていますが、綺麗な座布団の特等席に、狆(ちん)がちょこんと座っています。ペットとして大事に飼われていたのでしょう。青い目をしていますね。 #おうちで浮世絵
太田記念美術館にて6月3日より開催の「ポール・ジャクレー  フランス人が挑んだ新版画」展。ポスターデザインが完成しました。日本や朝鮮、中国、南洋の島々の人々を鮮やかな色彩で描いたポール・ジャクレー。その個性的な新版画、全162点を前後期に分けて紹介します。お楽しみに。
太田記念美術館では、来年2/4より「信じるココロ」展を開催予定。チラシデザインができました。流行の神仏や、鯰の迷信から人魚の噂まで、「信じる」をキーワードに、浮世絵に描かれて江戸でバズったさまざまな話題を紹介。
太田記念美術館公式twitterの謎のアイコン「虎子石」。グッズ化など、じわじわと人気が出つつあるこの謎のキャラクターについて、noteに連載していきます。よろしければご覧ください。note.com/ukiyoeota/n/n5…
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。#曽我兄弟 の弟、曽我五郎時致を描いた、月岡芳年の「月百姿 雨後の山月 時致」。抜いた刀を手にしながら、雨が止んだ空を眺める曽我五郎。どんな場面であるか、詳しくは来週改めて紹介したいと思います。※現在展示していません。
恋のために大罪を得た八百屋お七。月岡芳年は炎をふり返るその姿をとらえ、どこか陶酔したような表情で描き出しました。太田記念美術館「江戸の恋」にて本日まで展示中。オンライン展覧会も配信中ですotakinen-museum.note.jp/n/ndeab83ef07e6 こちらはご購入後、無期限でご覧いただけます。
3月3日は #うさぎの日 とのことなので、ウサギの浮世絵をご紹介。まわしを締めて相撲を取っているウサギたち。パッと見たところ可愛いのですが、よく見ると鋭い目つきをしています。真剣勝負のようです。歌川芳藤の作品。※現在展示していません。
生息していなかったにも関わらず、古来、日本で親しまれてきた虎は、浮世絵でもさまざまに描かれました。下の作品はバラエティ豊かな動物表現をご紹介する「浮世絵動物園」(7/30-9/25)にて、すべて展示予定です。