原宿の太田記念美術館では、7月30日(土)から「浮世絵動物園」を開催いたします。猫も、象も、タコも、虎子石も大集合です。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ani…
髑髏づくしのお洒落なファッション。下半身の白い骸骨だけでなく、上半身も大小いくつもの髑髏が組み合わさったデザインになっています。髑髏姿の土蜘蛛の妖怪に合わせて、肩には蜘蛛の巣も。歌川国芳らしい奇抜さです。原宿の太田記念美術館で1/28まで開催の「和装男子」展で展示中。
太田記念美術館では10/29~12/19に「河鍋暁斎 躍動する絵本」展を開催予定。これまで紹介される機会の少なかった、河鍋暁斎の絵本を大量に展示します。小さな画面に詰まった、人間や動物、妖怪たちのお祭り騒ぎをお楽しみに。
河鍋暁斎が描いた猫。猫たちのいろいろな表情を丁寧に観察しています。オンライン展覧会「河鍋暁斎ー躍動する絵本」では、河鍋暁斎が絵本で描いた動物や妖怪、骸骨、人物などの画像を有料配信中→otakinen-museum.note.jp/n/nfcbb0750e831。細かいところまでご覧いただけますので、イラストを描く人の参考資料にも。
英訳版「しっぺい太郎」の表紙です。人身御供となった娘のかわりに籠に入り、化け猫の様子をうかがうしっぺい太郎・・・。しっぺい太郎が化け猫を倒す構成は、歌舞伎の影響もあるようです。詳しくは→横山泰子氏の「化け猫、海を渡る」『浮世絵芸術』152号、2006年jstage.jst.go.jp/article/ukiyoe…
行商する猫たち。1枚目はカリントウ売り。江戸時代、カリントウは人気のお菓子。深川の名物で大きな提灯が目印。2枚目はシャボン玉売り。玉屋玉屋と言いながら売り歩いていました。歌川芳藤の作品です。7月1日から開催の「太田記念美術館コレクション展」で見ることができます。 #おうちで浮世絵
よく見たら悪玉が団子で善玉を懐柔しようとしてました。。
本日は歌川国芳の「ほふづきづくし 八そふとび」をご紹介。船から船へと飛び移る八艘跳びの源義経を、ほおずきで表現しています。形はちゃんとほおずきなのですが、人間の動きに見せているのが、さすが国芳!太田記念美術館、再開はまだ先ですが、それまで #おうちで浮世絵 でお楽しみください。
開催延期となった「月岡芳年 血と妖艶」展の出品作をご紹介。「月百姿 朱雀門の月」。笛の名手である源博雅(博雅三位)が、朱雀門の鬼と言葉を交わすことなく笛を吹き合い、互いの笛を交換するというエピソード。背中を向けている方が源博雅です。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
江戸時代、災難や病気をまぬがれる護符として、旅のお守りになっていたのが、白澤(はくたく)という霊獣の絵。葛飾北斎は『北斎漫画』二編で白澤を描いています。ヤギのような姿で、額と胴体に眼があります。太田記念美術館は臨時休館中。新型コロナ感染拡大防止を祈念して。 #おうちで浮世絵
#平家物語 にちなんだ浮世絵をご紹介。平清盛の孫で、平重盛の息子の平清経。都を追われ、豊前国柳浦で得意の横笛を吹いた後、入水自殺しました。享年21歳。自死を決意した姿を月岡芳年が「月百姿」で描いています。入水したその時、輝く月が目に映ったのでしょうか。※現在展示していません
巨大な鯰に飛びかかり、ヒゲをひっぱる猫たち。「この大鯰を食べてしまいたい」や「この前のような大地震でも」などというセリフがあり、地震後に制作された可能性も指摘されています。「#江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展にて5/28まで展示中。画中文字は↓
こちらは猫の寺子屋。真面目に手習いをしている子猫もいるのですが、集中力が続かず遊び始めてしまった男の子猫たちも。なんとも賑やかです。太田記念美術館「浮世絵動物園」(前期:~8/28)にて展示中。
かわいい子犬の浮世絵をご紹介。歌川国貞の「江戸自慢 洲崎二十六夜」より。子犬たちのそばでは、お母さんが男の子の体を洗っています。男の子は水があまり好きではないのか、ちょっと嫌そうな表情。左の子犬は男の子のことが気になるのかな?外出自粛が続く中、心がなごむ浮世絵を。 #おうちで浮世絵
月見をしながら、天ぷらを食べようとする女性。楊枝1本で天ぷらを器用に刺しています。天ぷらのそばには天つゆの入ったそば猪口が。月岡芳年「風俗三十二相 むまそう」。「むまそう」とは「うまそう」のこと。見ているこちらも食べたくなります。11/14から開催する「ニッポンの浮世絵」展で展示。
太田記念美術館の新しいグッズができました。歌川広重の「雪中椿に雀」をデザインした「ぽち袋」です。スズメがこちらを向いてにっこりしています。3袋入りで税込250円。美術館の受付にて販売中です。「浮世絵動物園」展のお土産にどうぞ。
同じカエルでも、こちらは小さなカエルが集まって巨大なカエルを形づくっています。口からはなに館の幻影を吐き出していますが・・・
空は晴れているのに雨が降っている気象現象を #狐の嫁入り と呼びますが、まさしく狐たちが嫁入りをしている浮世絵もあります。場所は桜が満開の飛鳥山。豪華な衣装や駕籠から察するに、高い身分の狐たちのようです。空は晴れていますが、よく見るとちゃんと雨が降っています。作者は歌川広重。
「こらっ!」という女性の声が聞こえてきそうな作品。猫が鰹節をくわえて逃げようとしたところ、飼い主に見つかってしまったようです。太田記念美術館で4-5月開催の「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定です。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
【ウサギ好きの方へ】河鍋暁斎が『暁斎楽画』の中で描いたウサギの絵です。写生を重んじた暁斎。おそらく本物のウサギを目の前にスケッチしたこともあったのでしょう。11/27(土)より太田記念美術館にて始まる「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展の後期展示で紹介します。
「異世界への誘い」展をオンライン展覧会にて有料公開します。異世界転生ブームに便乗して2年前に開催したこちらの展覧会。妖怪、霊界、異国という3つのキーワードから、浮世絵にみる「異世界」との接触をご紹介します。全71点の作品画像と解説を800円でご覧いただけます。otakinen-museum.note.jp/n/n3a7456974703
散りゆく桜をご紹介。月岡芳年「月百姿 廓の月」。月明かりの中、桜の木の下にたたんでいる吉原遊郭の花魁。散っていく桜の花の下、遠くにいる禿(かむろ)を眺めながら、いったい何を想っているのでしょうか。表情が見えないからこそ、私たちの想像をかきたてます。※現在展示していません
狐に化かされた男は、ザルに座ってお殿様気分。狐たちは大名行列ごっこをしたかったようで、挟み箱の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをくくり付けた竹を掲げています。みんな笑顔で楽しそう。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
【本日休館/明日より後期】太田記念美術館では明日から「浮世絵動物園」後期展示(9/2-25)が始まります。「家内安全ヲ守十二支之図」も登場します。どうぞお楽しみに。#浮世絵動物園
【他館展示情報】港区立郷土歴史館@minatorekishiでは「Life with ネコ」展を9/11(日)まで開催中。ネコと人との関わりの歴史を、考古資料や文献資料、浮世絵、招き猫などから探る。イヌやトラも登場。詳しくは→minato-rekishi.com/exhibition/nek… 展覧会図録も内容がぎっしり詰まって1,000円とお買い得。