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セイラは血筋がいいけどミライは育ちがいいんだよな。ミライは周囲で困ってるとスッと挙手するんだよね。「私でいいなら総舵手の免許あります」とかさ。セイラは無意識に上から目線なんだよな。お前そんなクールに見下ろしてるけどいざ自分がGファイター乗せられたらオロオロしっぱなしじゃんっていう
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だからシン・ゴジラは「ああっ!ちゃんと正解があったんだ!」って感じなのね。俺からすると。あのときみんなが必死で探してた大問題の解があったことが証明されたというのがすごく嬉しかったのね。カタキをうってくれたというか呪いを解いてくれたというか残ってた宿題を解いてくれたというか。
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そりゃそう言えるよねー、今はね。でもそう言えない時代があったんですよ(ジャンル自体混沌としてた大昔は別よ)。もっと地位が低かった時代が。その時代に「普通の大人が見ても普通に面白がれる特撮映画というのは可能なのか?」という試行錯誤があったんですよ。特撮映画の地位向上という意味含め。
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あとさ。僕らの年代の人がシン・ゴジラを過剰に評価するのは歴史的にわけがあるのです。所謂「大人の鑑賞に耐えうる特撮作品」っていうフレーズがあるじゃないすか。今ではとても忌み嫌われてる。今は「特撮作品は堂々としていいんだ!恥ずかしいことなんかない!」っていう風に一蹴されてしまう類の。
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最初のスターウォーズというのは本質的には「田舎で一生終わりたくない。派手に活躍できる機会がないか」と思ってる若者にお姫様から助けてメールが来る渡りに船のサクセスストーリーで。実はイデオロギーとか関係ない。ルークは帝国とか反乱軍とかあんま興味ない。作りが上手いから気にならないけど。
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実は昔から不思議なんだよ。後からガンダムシリーズを観た人って続編としてのZガンダムはどう受け取ってんのかなって。俺らはガンダム観てイデオン観てザブングル観てダンバイン観てエルガイムの後でZだから「そうか…もうあのときとは違うもんな」と色々飲み込んでかなり自分の方を合わせて観たのです
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これ裏を取りたいんだけど,F全集の永井豪先生の解説で「当時私が加担してしまった風潮のせいで作品に裸を出せという圧力があり,それがF先生にまで及んでいたのではと気に病んでいたが会って話したら全然怒ってなくてホッとした」というコメントがあって「ハハァこれだな」と勝手に納得しているワタシw
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とにかく根幹設定に絡めて不自然ではない形でほぼ毎号ヒロインの裸を出せるようにちゃんと考えたのは連載陣の中で藤子・F・不二雄先生だけ!あとは別に頼まれなくても毎号裸を出す豪ちゃん!この二人が(結果的に)雑誌のエロ担当になったという面白シフト。
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俺はこの話、編集者の知人から随分昔に聞いたんだけど念のためマンガくんの本誌も入手して調べたんだよ。そしたらたしかに創刊号だけはほとんどの作品にむりやり裸のカットがあるの(笑。水島新司先生まで球道くん1話に裸出してるんだもの。だから状況証拠としては非常に信憑性が高いんですよ。
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