戦史の探求(@noitarepootra)さんの人気ツイート(古い順)

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以前紹介したボブロフ氏の中央アジア&タタール軍事史論文シリーズにある、遊牧民の弓騎兵戦術の典型パターンをいくつか書いてみます まず全ての戦術の基盤となるのが、接近→射撃→離脱の繰り返す戦法で『輪舞』=Хоровод=ホロヴォードと彼は呼んだ 右利き多数派のため時計回りが志向されやすい
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資料紹介 現代ロシア陸軍の基本戦術、装備、軍部構造、近代化 米陸軍の外国軍研究センターが2016年に公開した英語資料です。ロシア政府が公開している指揮管理用の教範などに載っている基本事項を丁寧に英語化して整理しており、分隊~旅団は展開時の配置図などがあります。 warhistory-quest.blog.jp/19-Nov-28
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カウボーイ作戦について書かれたMHNの記事面白い WW2終戦直前、リピッツァナー等の極めて貴重な牝馬や仔馬を集めた場所があった。ソ連軍の戦火が迫りまだドイツ軍が防衛戦をする中で、この馬たちを救うため一部のドイツ兵と米兵が協力し戦線深くからの馬群大移動作戦に挑んだ militaryhistorynow.com/2018/11/25/ope…
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ポドハイスキー少佐は乗馬学校校長であったのでこの危機を理解していた。上層部に降伏して馬を安全に渡すよう説得したが失敗 そこで彼は捕虜になった後に米軍が開いた懇親馬術大会で見事な技を披露して米軍の馬好き達と仲良くなった。実は彼は五輪銅メダリストでもあった。そして米兵に話を持ち掛ける
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馬愛好者のパットン将軍の許可を得て米軍リード大佐は1200頭もの馬救出作戦へと出る 戦線内部に侵入するのは第42騎兵偵察中隊のわずか325人だ。 馬を守っていたドイツ兵の降伏算段は付けたが人手が足りないため、投降兵を即組み込み『Foreign Legion』を結成した。現地の人々の協力や車両調達も受けた
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ソ連軍が迫る中でフォーリン・レギオンは脱出行を開始する。 途中で抵抗を続けるSSなどと2度の戦闘があり米兵数名が戦死しながらも戦線を切り抜け帰還した。 戦後このうちの多くの馬がオーストリアに戻され、現在でもウィーンのスペイン乗馬学校ではハプスブルクの伝統ある白い名馬は象徴となっている
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Ethan Riderという写真家サイトに多くのアフリカの武器写真が掲載されています 彼はアフリカで調査を行い多様な武器があることを明らかにしてくれています。とにかくサイトが素晴らしく一覧だけでなくクリックすると丁寧な説明文まで書いてくれています。本や記事もあります ertribal.com/index.php/trib…
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1980年NATOアメリカ欧州軍の戦術図上演習の記事を作成しました ワルシャワ条約機構軍から西ドイツ中央部を如何に防衛するかの兵棋演習を、米軍の高級将校達がドイツ国防軍のメレンティンとバルク将軍を招いて行いました。 Active DefenseだけでなくWW2の経験談も載っています warhistory-quest.blog.jp/19-Dec-23
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敵翼突破後、翼部隊が取り得る7つの基本マニューバ ①拠点確保(増援待機) ②自軍陣地帰還 ③当座目標追撃 ④縦深突進 ⑤側面攻撃 ⑥背面攻撃 ⑦反対側翼攻撃 ※翼部隊指揮官と総司令官の状況認識/立場の差異に注意 翼突破したら包囲するとは限らず、できない場合もあります。他にもあると思います
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冬戦争あるいは継続戦争の前の戦間期のフィンランド軍の「如何なる事態にも備えた」スキーパトロール、とのこと 白黒写真だと黒のマスクと白のロングコートにライフルのコントラストで凄い雰囲気ですね…所でこのガスマスクつけたスキー部隊ってWW2でソ連や末期ドイツ相手に運用されたんでしょうか?
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マルチドメイン作戦の一部としての宇宙関連軍事機能の作戦レベルでの統合について、宇宙作戦将校のドリュー少佐の2本の論文を基に記事を作成しました。 前半は基礎事項を、後半は高等軍事研究院の演習で使われたチャート図で宇宙ドメインがどう軍事作戦に関わったかの話です warhistory-quest.blog.jp/20-Jan-18
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1980年代アフガン山岳ゲリラ戦例集_掃討戦の3つの基本事項 ソ連のフルンゼ軍学校で編纂された書籍を基に戦例を4つ記載した拙稿を作成しました。 山岳ゲリラ掃討戦の基本事項の説明を具体的な戦例紹介の中でしました。実際に起きたミスの教訓集でもあります。 マスードは次回 warhistory-quest.blog.jp/20-Jan-24
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1984年キシュラクの戦いについて拙稿作成しました ソ連・政府軍の3個大隊の掃討作戦がマスードのゲリラ部隊を狙い実施されました。山岳ゲリラ掃討戦の基本事項が軽視されていなかったにも関わらず、ゲリラ側は見事な戦術で3か所同時伏撃を行いソ連の包囲攻撃を撃退しました。 warhistory-quest.blog.jp/20-Jan-25
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1866年ハンドレッド・イン・ザ・ハンズの戦_偽装退却からの伏撃包囲 インディアンが木材収集隊を襲撃したため米軍本隊のいる砦から救援部隊が出立する するとインディアンは後退。米軍はこれまでは深追いせず戻っていたが今回は少数の敵がまだいたため追撃を続行し尾根を越え砦本隊の視界外へ消えた
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軍事史を現代の軍人が学ぶ必要など無いと言う人を殴るために米軍が作った論文 Report on the Army Need for the Study of Military History(1971) 軍事史の必要性がどこにあるか、将校教育課程で少尉~大佐の50%が軍事史教養が当時無かった、上階級ほど必要など書かれてます ia802909.us.archive.org/28/items/DTIC_…
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@Hikasuke333 Killologyに関してFredric Smolerが1989年にMilitary Reviewに寄稿した記事にありますね。米陸軍は最初から15%信じて無かった感あります グロスマンへの疑問の記事はこれですかね web.archive.org/web/2011072121… 現代のアフガンやイラクでの統計はあるのでしょうか?見かけた時に教えてくれたら嬉しいです
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「72時間の連続的行動をとると兵士の能力は著しく減衰する」という人体の性質を受動的に考え自軍兵士に不休活動をさせないようにする…至極妥当です ただ能動的に考えた軍隊もいます。「相手に72時間以上連続的に活動を強いれば敵能力は急激に弱体化する」 交代サイクル手法が難題ですが…ソ連は恐い
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『作戦レベルのロジスティクス』 砂漠の嵐作戦を基にしたロジスティクスMETT-TC分析の論文の一部試訳を作成しました 作戦レベルに絞った米軍の解説と実戦分析です 加えて、停戦命令が無かった場合に米陸軍は作戦的な縦深で追撃が可能だったかの興味深い考察が書かれています warhistory-quest.blog.jp/20-Feb-10
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資料紹介_日露戦争に関する最初のロシア帝国陸軍公式戦史 1910年出版、軍事史委員会の公式戦史(全9巻)の各紹介と電子公開リンクを記載しました。 計360枚以上の図が載っており会戦の全体図だけでなく詳細部まで徹底的に描かれています。添付図集だけでもどうか御覧下さい warhistory-quest.blog.jp/20-Feb-14
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シリアやイラクの有人自爆車両(SVBIED)でしたら@HKaamanという専門家がおられまして…戦車がSVBIEDに使われた事例の調査や大型運搬トラックを使った史上最大のSVBIEDの記事も書かれています 障碍者を自爆特攻及び戦闘員に使うISILの作戦について調べた記事は特に凄いです。 hugokaaman.com/2019/11/25/the…
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冷戦期ソ連の戦術的包囲マニューバとサイズを示した図。(米軍の1975年資料) 大隊規模で包囲する場合は幅3~5㎞x深さ3~5㎞の範囲で隷下各中隊が攻撃、拘束、包囲を実施。 連隊規模で包囲する場合は幅約10㎞x深さ10~15㎞で各大隊が回り込み含めマニューバを行っています。 こういう図好き。
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米陸軍野戦教範FM3-90 Tacticsの添付B:戦術的ミッションタスクの試訳しました 迂回、拘束、無力化などの指揮官が任務を部隊に課す際に明示する必要がある各戦術的効果の説明です。 どんな効果があるのかは全て戦術的基礎知識として指揮官が把握しておくものだと思います。 warhistory-quest.blog.jp/20-Feb-20
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現代ロシア軍が運用しているBTG(大隊戦術グループ)とミッションコマンド及び作戦術の関連性 以前紹介した米軍指揮幕僚大学外国軍事研究室のロシア軍分析論文から抜粋翻訳しました。 ロシアのグレーゾーン戦争観や米軍との作戦術の解釈に違いがあることも書かれています。 warhistory-quest.blog.jp/20-Feb-22
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miltermという現代軍事専門サイトが2018年から活動してくれていて、米軍論文などの素晴らしい翻訳いくつも作成してくれています。 ミッションコマンド関係訳文は複数あるのでよければ参照してみてください。 milterm.com/archives/397 他にもモザイク戦の翻訳も興味深いです milterm.com/archives/967
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数的優位側が勝利した率に関する統計調査の試み データサイエンスをしている社会神経科学学者が趣味でやってくれた調査の紹介とそれに対する所感を書きました。 博士は暇な時にプログラミングを駆使してwikipediaなど多量のデータを統計分析してくれています。凄い… warhistory-quest.blog.jp/20-Feb-27