にいがたさくら@小話する人(@monkey_across)さんの人気ツイート(リツイート順)

原子炉の歴史は古く、20数億年前に遡る。 勿論人類の創造物ではなく、地球が作ったもの 天然原子炉と呼ばれ、基本的な核分裂の仕組みは人工の原子炉と同じで、反応熱は水を沸騰させていた 原子炉ができるには様々な条件が必要だが、偶然が重なりまくって臨界し、数10万年程度核分裂を継続したという
幕末、薩摩藩は諸藩に先んじて近代化の重要性を感じた。 近代兵器を自作せねば。 様々な技術を海外から輸入し、近代的な機械工場も作った。 戦争に備え弾薬は大量に必要だが、薩摩には火薬の起爆剤を作るために必要な工業用アルコールが少なかった。 そこで量産されるようになったのが、芋焼酎だ。
島原の乱は、疲弊した農民、領主の圧政、キリシタンに立ち返ったもの、早期鎮圧したい幕府中枢など、様々な思いが交差していたが、援軍を要請された九州諸藩にはどうでも良かった。 大坂の陣以来20年振りの大戦。 身体は闘争を求める。 各藩はいきり立ち、幕府からの要請よりも多く兵士を派遣した。
1690年、日本に来たドイツ人医師·ケンペルは長崎の通詞(通訳)に怪しまれていた。彼の話すオランダ語がドイツ訛りだったからだ。 当時は鎖国の時代。オランダ人ではないとバレたら命が危うい。 彼は「自分は山オランダ人なので訛ってるんだ」とごまかして難を逃れる。 ちなみにオランダには山はない。
現実のヨーロッパでも稲作はされている。 欧州の稲作は中世のスペインに始まる。 異教徒に支配されていた頃に稲作技術が持ち込まれ、気候条件のいい地域に定着していった。 水田作りには大量の水が必要なのだが、ローマ帝国時代に建設された灌漑用水路で賄っていたという。 (写真はイタリアの映画)
紅茶の淹れ方には国際規格ISOによって定義されている。 英国規格を国際標準化したものだ。 と聞くと、英国人は正しい紅茶の淹れ方を決めたのか?と思われるがそうじゃない。 味の比較をする際に一定の淹れ方を定義しないと紅茶の味がブレてしまうからであり、一般人が普通に飲む分には何でもいい。
栃木県鹿沼市。 江戸時代から続く麻の産地で、今でも日本一だ。 麻は縄文時代から衣服や布、漁労用の網、宗教的行事など日本人に親しまれた素材。 麻を大麻と呼ぶのは明治時代からで、外国の麻と区別する必要があったから。 なお現在国内で生産されている品種には幻覚成分がほぼ入っていない。
長野県民は長野県のことを信州と呼ぶ。 特に県の中南部ではそれが顕著だ。 彼らは長野市が県の中心であることを認めていない。 だから長野県という名前ではなく、旧国名に由来する信州と名乗る。 彼らは明治以降、様々な抗議、抵抗運動を起こす。 かつては県庁が炎上するほどに苛烈だったという。
事態は海外に出ていくだけにとどまらない。 三角形を作るゲームなのだが、一つの拠点(ポータル)にリンクを集中させるスーパーノヴァという遊び方も出てくる。当然、プレイヤーは全国各地、海外からも含めて集まる。公式なイベントではないにも関わらず大量の人員がゲームのためだけにリアル移動をした
13世紀から1996年まで採掘されてきたポーランドのヴィエリチカ岩塩坑。 ここには壁も床もシャンデリアも十字架も全て塩でできた礼拝堂がある。 掘ったのは芸術家ではなく名もなき塩坑夫たち。 坑内は危険な労働環境だったため、塩坑夫たちは日々の生に対して祈り、その信仰心が芸術へと昇華したのだ。
日本一高い空が見える場所といえば、富士山山頂なのは日本人であればほぼ全員知っているだろう。しかし、日本一低い空が見える場所をご存知だろうか? 答えは青森県八戸市の『八戸キャニオン』で海抜マイナス170m。 ここは現在稼働中の現役の石灰石採掘場なので、日に日にさらに深くなっているのだ。
青森県新郷村。 酪農を中心とした山間ののどかな村だが、昭和10年に衝撃の転機を迎える。 新興宗教の教祖により、『キリストの墓』が発見されたのだ。 ここはゴルゴタの丘ではない。 だが、観光スポットに乏しい村にとって、正に神がくれたチャンス……。 村は『キリストの墓』にのっかることにした
ダムを作るには村を沈めねばならないが、住民は当然反対する。 反対運動が激化し、建設が頓挫したダムもある。 御母衣ダムでも当初は反対運動が起こったが、トップが住民のもとへ足を運び、膝詰めで涙を流しながら語るなど、誠意ある対応により建設が進んだ。 その誠意の結晶が、荘川桜移植計画だ。
結構古い本に書いてあったんだけど、英語ネイティブな人、これ本当なの?
物資を大量に運ぶには現在でも船舶が使われているが、船舶は大きければいいものではない。 パナマ運河やスエズ運河が通れなければ大規模に迂回しなければならないためだ。 日本が中東から石油を輸入する用のタンカーにはこれらの運河を通る必要がないが、大きさ制限がある。 マラッカ海峡が狭いのだ。
日本側にも緑茶の定義の議論以前の態度を反省し、議決権を持つメンバーになる。 現在は抹茶の定義について、日本主導で国際規格化が進行中。規格ができれば、偽物を締め出せる。 国際規格には魂が宿る。 魂を吹き込む際にはそれに立ち会う必要があるのだ。 #にいがたさくらの小話 その309·茶ISO後編
彼らは米、味噌、沢庵、漬物など新鮮な野菜以外は本土と変わらない食事を取っていたが、ビタミンは足りなかった。 ビタミン不足を補う大根が支給されることもあったが、全員には行き渡る量ではなかった。 そもそも寒い蝦夷地。 極寒の中、知識のない彼らは謎の奇病にやられ、壊滅する隊もあった
この事象は大学の技術者倫理の授業でほぼ必ず登場する有名な事故。 登場人物の誰かを「悪」として批難することは容易だが、事故を防ぐのは難しい。 物事を短絡的に捉えて、「悪」を糾弾するだけの人間は、この登場人物の誰に成り代わっても事故は防げないだろう。 #にいがたさくらの小話 その336
しかし日本にはオランダから入ってくる書物だ。 「コーヒーが効く!」 1803年に日本の蘭学者がそう紹介した。 だがそれは、150年前の誇大宣伝。 既に西洋では柑橘が効くことが知られていた。 しかし、オランダは商機を感じた。 当時、オランダはインドネシアでコーヒーを作っていたからだ。
北海道伊達市 仙台藩亘理領の侍が集団移住して開拓した町だ 殿様自らが集団を率いて結束したため、旧藩士による北海道開拓の中でも指折りの成功を収めた 農家として成功しても彼らは武士 武士だった時代を知らない若い世代にも武士の誇りを見せてあげたい そして始めたのが、今も続く武者行列だ
1913年タイ王国。 苗字必達令により庶民に苗字を強制したが、多くの庶民が困った。 ほぼ全員が苗字そのものを知らなかったからだ。 困った政府は、苗字のサンプルを作り配布。 庶民はそれを参考に苗字を考えるが、彼らは他人と被るのを嫌う。 なので今でもタイ人の苗字は種類がめちゃくちゃ多い。
鳥取県には一番危険な国宝がある。その名も投入堂。 断崖絶壁の岩の上にあり、更に上には岩が張り出しており、現代でもどうやって作ったのか不明だ。 手前に辿り着くにも岩登りを含む険しい登山が必要で、中に入るには崖をよじ登って行くしかないが、滑落の危険性があるので、中に入るのは原則禁止だ。
みそ貝焼き用のホタテ貝は12cmほどの程よいサイズ感。 このサイズなら、ひょっとしてイケるんじゃないだろうか? 頭には、武田久美子がよぎる。 世代だったのだ。 売れるかどうかはわからないが、彼は全力でふざけてみることにした。 キャッチコピーは、『ライバルに差をつける!』 意外と売れた。
茶分科委員会の会議にて、日本はプレゼンを行う。最高級の京都府産抹茶と最高級の福岡県産玉露を携えて。 「原案の規格に示された成分表からは外れてしまうが、これらも緑茶です」 猛烈にアピールを行い、会議の参加者に味で納得させ、規格の脚注に玉露や抹茶の事情を明記してもらえることに。
大正時代、日本社会は複雑化した。 複雑な社会はソロバンでは対応できない複雑な計算の需要を生む。 電子機器などない時代。 計算需要に応えたのが歯車を使った計算機。 当時の日本で売れまくったのがタイガー計算機。 はじめは虎印計算機という名だったが、舶来品っぽく見せるため改名し人気を博す