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元々羽咋市は8世紀頃の古文書にUFOっぽいのが現れたという記述があり、それに全乗っかりでUFOの町をアピールしている。
当初はそのシンボルとして建てられだのがこの宇宙博物館、コスモアイル羽咋だ。
しかし建物の建設に予算を使ってしまい、展示物にかける費用がない。
焦った担当者はNASAへ向かう。
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アメリカ人気質なNASA職員はこれを気に入り、実際に貸し出された。ついでに使用済ロケットも格安で売ってくれた。
これに味をしめ、今度はロシアに向かい、これまた格安で買付る。一旦物品の真贋を確かめるためNASAに輸送すると、一桁多くふっかけられるというトラブルが発生。
しかも相手は軍人。
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しかし、臆することなくその金額ならいらんからロシアに持って帰れ、と指摘。輸送費も馬鹿にならない。こうしてロシアからも購入に成功。
こうしてガチな展示物が並ぶ博物館になったのだ。
ちなみに当初目的だったUFOの話は申し訳程度に展示してある。
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このマニ車もガチもんの関係者によって作られているので、法力も半端ない。
民族学に興味ある人はぜひ行ってほしい。
興味がない人はメシを食うだけでも楽しめるので、行ってほしい。
ちなみに屋内の常設展は開館以来ほぼ変わってないので、ちょっと怖い。
#にいがたさくらの小話 その338
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こうして導入されたコーヒーは1855年の宗谷警備で飲まれた。
極寒の地で淹れられたため、浅煎りで粉も混じった一杯だったと想像される。
その条件では、ビタミンCが吸収される割合が飛躍的に高まるらしい。
偶然に偶然が重なり、コーヒーによって命は救われたのだ。
#にいがたさくらの小話 その389
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完成したのは「女の子だからおしとやかにしなさい」という当時まだ蔓延っていた概念の真逆を行く物語。
その姿に当時の幼女は熱狂。玩具も大盛況。2年目も大ヒット。
だがプリキュアは少女たちの成長を描く物語。次作を作れば物語が複雑になってしまう。
そこでキャラを変える戦隊モノ方式を導入。
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忘年会シーズンの出し物としての需要があったのだ。男女兼用って言っといて良かった。
その後、定番となってしまったため、ホタテ水着を作る日々が続く。
ネットでコアな評価を受けていたところに、市から声が掛かる。
「ふるさと納税の返礼品にしたいんです」
彼は問う。
「市役所、正気か?」