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軽々しくなければいいのかも。
彼らはそう考えた。俺たちの本気度を見せる。
工場に招いて製法も伝統に近づけていることを猛烈にアピール。
その結果、大使館は名前の使用を認める。絆されたのではない。本気度に感銘を受けたのだ。
しかし日本の一般庶民はブルガリアという言葉すら知らない。
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現在、地球温暖化の『悪玉』となっている石炭火力。
だが、前述の火力発電所では現在、CO2排出削減のための最新設備を導入し、将来的には地中に埋める計画が推進中だ。
40数年前に受けた逆風と同じ。
彼らは黙々と技術を示していくのだろう。
#にいがたさくらの小話 その141改
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贋金作りに関わった人々は多い。
武士だけでなく商人達も大勢居た。
製造担当は全ての人々へ罪が波及しないように切腹して責任を取った。
罪の波及を恐れたため、大規模な事件にも関わらず史料があまり残されていない。
贋金を作った洞穴は現在も残されている。
#にいがたさくらの小話 その66改
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氷は儲かる。
それに気付かされて出てきた後続には、砂の混じった粗悪な氷も多かった。
そこで品質の良さを示すため、品評会に出品し一等を獲得。ブランディング戦略も行った結果、高値でも売れたのだという。
折しも機械式冷凍庫が出てくる時代。
彼の跡を継ぐ者たちは時代の変化にも対応した。
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持ちかけられた陶器メーカは困った。
「いやウチ、ディナーセット作る会社なんだけど?」
だが、がいしについての話を聞くうちにやる気になった。
「営利ではなく、国家のために」
こうして共同開発が始まった。
ちなみにこの2社は、世界最大級高級陶磁器メーカ・ノリタケと重電メーカの東芝である。
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その概要は、
関東、東北で戦闘が続いている中、江戸を抑えないのはよくない。
大阪は物流的に有利だが、今後は蒸気船の時代。大した利点にはならない。
大坂には政府が使える施設は少ないが江戸では諸藩邸が流用できる。
江戸は政治都市。政治から分離されればインフラが無駄になる。
といったもの
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冒頭の画像は稚内市役所HPからお借りしました。碑の場所は稚内市宗谷公園になります。
city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/gaiyo_re…
参考文献
珈琲一杯の薬理
jstage.jst.go.jp/article/jjhp/5…
天明の蝦夷地から幕末の宗谷
city.wakkanai.hokkaido.jp/kyoiku/supotsu…
千島列島をめぐる日本とロシア
hup.gr.jp/modules/zox/in…
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忘年会シーズンの出し物としての需要があったのだ。男女兼用って言っといて良かった。
その後、定番となってしまったため、ホタテ水着を作る日々が続く。
ネットでコアな評価を受けていたところに、市から声が掛かる。
「ふるさと納税の返礼品にしたいんです」
彼は問う。
「市役所、正気か?」
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幕末にはロシアなど各国に輸出されたコンプラ瓶をだが、この可愛らしい形と欧州の日本趣味が合わさり、ヨーロッパでは空瓶に花を活けたりと、オシャレアイテムとして使われたそうだ。
今でも欧州ではアンティーク品として瓶が取引されているらしい。
#にいがたさくらの小話 その167醤油輸出·前編
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氷は食用だけでなく、保存用、そして火傷や熱病などの医療用としても使われていた。
そのため、贅沢しなくても採氷地であるアメリカ東海岸のボストンから地球を半周してきた氷を使わざるを得なかった。
氷の有用性を理解した中川嘉兵衛は、はじめ富士山麓での採氷を志す。
だが輸送中に大半が溶けた
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半年もの間難破し、辿り着いたカムチャツカでは、ロシアの下っ端軍人に痛い目に遭う。
17名の乗組員のうち、助かったのは2名。ゴンザとソウザだ。
積荷のうち目ぼしいものは全て奪われ、ヤクーツクをへてモスクワへと送られる。
まだ若かったゴンザはこのときに必死でロシア語を覚えたのだという。
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今でも明治の看板商品である明治ブルガリアヨーグルト。
製法もさらにまろやかになるように日々改良が続けられている。
ネーミングに拘ったからこそ、今でも当時の本気度が続いているのだろう。
#にいがたさくらの小話 その347