自殺対策として、ゲームなどを国連が主導して規制するべきという働きかけも高まってきているので、これからはフィクションにおける自殺についての表現が、性暴力の描写と並んでホットな議論になりそうですね。
サイバー犯罪条約の刑事実体法に係る部分に関しては、山田太郎さんはじめ与野党の方の尽力等もあり、著作権法や非実在人物性描写の論点など、既に日本政府からの提案文書に必要な留意点を盛り込んで頂けたわけですが、これからは物語の中の自殺・自傷と表現の自由が論点として大きくなりそうですね。
あの著作権法改正から2年。赤松先生をはじめ、漫画家協会のクリエイターの先生方に感謝したいのは、悪質な海賊被害の当事者であるにも関わらず、「知財法によるやり過ぎの表現規制は望まない」「本当に必要なところだけに規制を留めよう」と、冷静かつ建設的な議論をリードしてくださったことです。 twitter.com/KenAkamatsu/st…
海外の音楽家や映像作家の中にも、変な方向で厳しくなっていく知財のあり方に本当は疑問を感じている人が少なくないのに、業界のしがらみで声があげられないという話を聞く。赤松さんのように勇気を出して声をあげる人が出てくれば、今のような歪なネット規制・監視社会を変えられる可能性がある。
マンガのあらすじを文章で紹介する「ネタバレサイト」を、セリフ部分の掲載等を理由に著作権侵害に問うというのは、非常に弊害も大きい気がしている。 ここまでやってしまうと、批評・評論自体が複製行為になってしまったり、引用のハードルが極端にあがったりする危険も大きいのではないか。
権利者や当局がどこまで認識しているかはさておき、本とか映画を「皆に紹介したい」という伝導的表現行為を、アマチュアがあんまり考えずにガンガンできたインターネット時代を、終わらせてしまうインパクトが、そこに潜んでいる気はしているんですよね。
「好き」を拡散することは、知財によってどんどんやりにくくなっていく半面、「こんな映画(漫画)は酷過ぎる。何で自主規制しないんだ。ならもう法律で禁止されてしまえ!!」みたいな文脈での引用拡散だけは広く認められるインターネット社会になりかねないのが、少し心配ではあるんですよねぇ。
欧州機関のデジタル政策によって、世界のインターネットのルールが大きく変わろうとしています。EUに加盟していない国々の法律をも、実質的に上書きしてしまう「ブリュッセル効果」の問題を、争点となっている暗号化技術の基本とともに解説して頂きました。ぜひご覧ください。 youtu.be/quaQP8oyQxQ
「市民権を与えてはいけない」とか、「正々堂々とやってはいけない」とか、そういうスティグマ化を、ゾーニングに混ぜ込ませては絶対にいけない理由が、ここに凝縮されている。 twitter.com/FU_KEN2020/sta…
「全国比例、〇〇さんにも、□□さんにも入れたいのに、一票しかない」とか言ってないで、そこは、家族や友達に入れてもらえるように頑張って推すんだよ!
例えばアメリカ大使館の書記官には、自分の国では違憲判決が出て禁止できないような内容の漫画でも、「こんなもの、日本以外、世界中で許されない」と平然と言ってのけて、外圧かけてきた人もいたからね。 当該国で出版できるか否かと、日本に禁止するよう外圧かけてくるかどうかは、別の話なんだよ。
今回の選挙で、一番共感したツイート。このまま放置したら、秘密投票の原則が骨抜きになってしまう。 twitter.com/MIYAZAKI_Takes…
ネットで見かけるある種のダメな連中を的確に記述して下さっているので、これからはこの定義を使わせて頂こうかな、と。 「規範に直面すらできず反対動機が形成不可能な方だったりする上に、イデオロギー的正義感みたいなものがあるので、誠実な議論が通常期待できない方」 twitter.com/YusukeTaira/st…
児ポ法漫画規制検討条項のときも、非親告罪化やダウンロードの時も、実は、赤松さんより有名で人柄も良い漫画家が動こうとしたことがある。しかし、いざ政治的発言をすれば、四方八方から批判をされる。味方も少なく、心が折れて消えていった。 赤松さんの長所は、逆境に負けないあのキャラクターだ。
身も蓋もない言い方だけど、心が繊細な人には無理な仕事なんだから、赤松さんが頑張るしかないんだよ。 心が繊細な人には無理だけど、技術の繊細さは要求される、ツラい仕事だから、赤松さんが頑張るんだよ!
皆、「単純所持」とか呑気なことを言ってるけど、今、国会に出てる請願は、閲覧だけでも犯罪にしろという内容だからね。
自民・公明・立憲などの主要政党に紹介議員がいるし、国連児童権利委員会の勧告にも沿っているし、請願が採択されるか否かに関わらず、皆さん20年たっても、漫画等を児童ポルノ犯罪化する立法を諦める気はないようですし、そうした立法がなされる可能性は、まだまだ現実的に大きいですね。
党としてそこに内包する危険性を認識してくれているのは、共産党さんくらいでしょう。 法規制に反対であることをはっきりと表明したからこそ、代わりの政策の模索についても触れざるをえなかったわけですが、後者だけがクローズアップされてしまったというのが、前回の衆院選の時の構図でしたね。
児童権利委員会の勧告については、留意が必要で、児童のように見える表現物の解釈が、玉虫色である点です。一般的な漫画やアニメのような明らかな描画まで含むという解釈もできますが、ディープフェイクのような本当に見分けのつかないものだけを規制する選択肢があるようにも読めます。
この辺りの以前よりもやや穏当になった玉虫色の決着は、うぐいすリボンや、韓国のオープンネット、米国のコミック弁護基金などのNGOから、人権理事会事務局等に行ってきた意見表明が、一定程度考慮されたものと考えています。
3年前、赤松健さんが、違法ダウンロードの対象拡大問題で、表現の自由のために動いてくれた時の投稿。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
7年前、赤松健さんが、TPPによる著作権侵害罪の非親告罪化を止めるために動いてくれた時の投稿。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
昨年、とうとう赤松さんたちの作品までもが、アップルやグーグルのアプリストアから排除されるようになり、皆の力が必要だ、日本の漫画・アニメ・ゲームの未来のために一緒に戦ってほしい、と赤松健さんが涙ながらに演説したときの投稿。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
9年前、児童ポルノ禁止法改正案の漫画規制検討条項に反対するシンポジウムを国会で開いたとき、赤松健さんが真っ先に駆け付けて、スピーチをしてくれた時の投稿。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
赤松さんの意見の全部に賛成はできないかもしれない。 でも、ずっと居てくれた人が誰だったか、諦めずに戦い続けた人が誰だったかを、私は覚えている。 赤松健さんは、ずっとここにいて、一度も逃げない人だった。