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子どもの頃は、芸能人のくだらないアレコレばっかのワイドショーや週刊誌をしょうもないと思ってたけど、今思えば、しょうもない人たち向けのしょうもないメディアなんだから、しょうもないネタで当然と反省してる。しょうもないメディアが政治やコロナなんてやったら大変なことになるとよく分かった。
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皆、「単純所持」とか呑気なことを言ってるけど、今、国会に出てる請願は、閲覧だけでも犯罪にしろという内容だからね。
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反ポルノ団体とマスコミのキャンペーンによって、クレジットカード会社が性表現規制に加担した経緯と、セックスワーカーの運動によってそれが覆った経緯が簡潔にまとまっている。
例によってカード会社側は手の内を明かさないため、コンテンツプロバイダーから漏れ伝わる情報以外、ブラックボックス。 twitter.com/webronza/statu…
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アダルト流通というのは、誰もが使える流通網ではなく、基本、ポルノ屋さんのマーケティングに特化したものしか流せない構造なんですよ。だから私は以前から、ゾーニングの強化は方法を間違えると、最終的にポルノしか救済できなくなる危険もあるよと警鐘を鳴らし続けているんですね。
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残念だけど、選挙で負ければ、非実在青少年の性的描写表現物の所持・閲覧の犯罪化はすぐそこ。
若い頃に作った同人誌や、大切な本、それを捨てるか、投獄のリスクを抱えて隠し持つか。
そんな選択をしたくなければ、今から土曜の24時まで、あなたは人生の全てをかけて、投票を呼び掛けるしかない。
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中国ではボイスレコーダーを発見するセンサーの技術が開発され、韓国では無断での会話の録音を禁止する法案が出たとのこと。
これにより、労働者による企業の告発や、市民による公務員の告発ができなくなることが懸念されている、と。
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EUにとっては、アメリカから自分たちの自律性を確保したいという面では喜ばしいけど、自分たちの多国間枠組を上手に利用してEU域外の国にも有利なルールを押し付けたいという欲望の実現の阻害にもなるので、まぁ、痛し痒しでしょうね。
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逆に、自分たちの社会の民主的過程を信用できない人たちにとっては、国家や政府を超越する自然法・国際法へのアクセスから遠ざかることへの不安・不満も出てくるだろう。
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「赤松さんと藤末さんと栗下さんの誰にしよう~」じゃないんだよ。
赤松さん、藤末さん、栗下さんに入れてくれる友達を、それぞれ何十人ずつ確保できるか、今、頑張れることはそれしかない。
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立憲民主党はかなり踏み込んで、メディアの性・暴力表現について、心理的影響の見地から対策を考えることをわざわざ政策の柱に盛り込んでおり、パターナリスティックな保護の対象を、既存制度の子どものみから、女性・障害者・高齢者に拡大するとのことなので、影響が甚大になりそうですね。
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著作権の場合もそうで、実際に著作権を理由にインターネット上の情報を削除するように大量の申し立てをしているのは、クリエイターの方々ではなく、宗教団体とかなんですよね。
例えば脱会した信者が教団の内部資料を公にして告発すると、その資料の著作権を根拠に口を塞ごうとかしてくるわけで。
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県庁のサイトが、何度も何度もDDos攻撃で簡単にやられてる状況は、安全保障の観点からも看過できないし、それと同時期に議会で募集したパブリックコメントで変なことが起きたとなれば、民主政治の秩序を揺るがす大問題なわけで、公安事件として徹底的に洗わなきゃまずいよね。
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ちょっと皮肉な話なんですけど、ゾーニングをすればするほど、いかがわしさや不愉快さが濃縮していくので、さらにゾーニングが必要になっていくという現象があってですねぇ。
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私が栗下善行を評価するのは、彼が都条例改正後の10年以上、ずっと青少年審議会の不健全図書指定を気にかけて、何か従来と違う指定や動きがある度に、心配して連絡くれたからなんですよ。
国会議員は法律を作るのが仕事。自分の作った法令に責任を感じる、栗下さんのような誠実さが必要だ。
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今のところ英語圏のニュース読者は中国の存在を感じ取っている反応が多いようですが、事情通の人たちからは、それはどうも我が国の機関らしい、と。。こちらも議論になりそうですね。
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「ゾーニング」によって、流通をポルノ業者側にどんどん移行させることで、本屋さんが力を失っていけば、そのうち、本の流通だけでなく創作までもが、ポルノ屋さんの都合に沿ったものになってしまう危険があるわけで、そういうことまで含めて、ゾーニングのあり方や是非は考えるべきだと私は思うよ。
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現在進行してる「ゾーニング」というのは、あるテーマを取扱ったマンガや小説をスティグマ化して、「まともな業者」では「取扱い」をできなくする方向でのゾーニング。不意打ちで見ることのないようにするといった意味合いのゾーニングとは、性質が決定的に違うものだという認識をもった方がいい。
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マンガのあらすじを文章で紹介する「ネタバレサイト」を、セリフ部分の掲載等を理由に著作権侵害に問うというのは、非常に弊害も大きい気がしている。
ここまでやってしまうと、批評・評論自体が複製行為になってしまったり、引用のハードルが極端にあがったりする危険も大きいのではないか。
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表現規制と戦っている韓国のNGOからは、日本の業界に、裁判で協力してほしい(表現の文脈に関して証言してほしい、専門家意見の提出等に参画してほしい)という要請も以前はあったんですが、業界はあまり関与に積極的でなかったんですよね。
国際協力を模索するのも、意義があると思います。 twitter.com/zkurishi/statu…
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中国はその原則を今までなら喜んだだろうけど、これからはどうだろうね。「核心的利益」とかについて、外国にも同調させたいという欲求を、政府だけでなく人民のマインドも含めて、どこまで抑えられるか。
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欧米では、一部のゲームユーザーのコミュニティを中心に、NFTへの抵抗運動が激しくなってきた感じですね。文化創造を金融資産のように扱う「詐欺的商慣習」によって、クリエイターや愛好家が搾取されることへの怒りと不満が爆発している。こうした主張がどこまで妥当かは議論が分かれそう。
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児ポ法漫画規制検討条項のときも、非親告罪化やダウンロードの時も、実は、赤松さんより有名で人柄も良い漫画家が動こうとしたことがある。しかし、いざ政治的発言をすれば、四方八方から批判をされる。味方も少なく、心が折れて消えていった。
赤松さんの長所は、逆境に負けないあのキャラクターだ。
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同じ「取材の謝金」といっても、例えば、暴走族の友達に噂話を聞かせてくれた謝礼を渡すのと、自動車工学の専門家に改造マフラーの騒音の知見を提供してくれた謝礼を渡すのとでは、意味合いが違ってくるので、一緒くたに論じても意味がないと思うんですよね。
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ダメなんだよ、こういうのは。
book.dmm.com/detail/b900skd…
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あちこちのクラスタで、身内同士がいっさいの引っ掛かりや違和感なしに、気持ちよく聞けるレトリックへの純化が進んだ結果、観点や説得の論法を少し変えれば、合意できる余地のある他者とのコミュニケーションのチャンスが、ことごとく潰れていっているのが、今の断絶した状況なんじゃないかねぇ。