中世の古文書(@kojima_sakura)さんの人気ツイート(新しい順)

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堺市博物館が、近世初期の「洛中洛外図屏風(堺市博本)」「住吉祭礼図屏風」「聚楽第行幸図屏風」などの所蔵する逸品をネットで公開の由。かなりの拡大ができて素晴らしいです。自宅で利用できる「おうちミュージアム」の動き、こういうのが、「ピンチはチャンス」ですね。 asahi.com/articles/ASP53…
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昨今の日本の政治を見ていると、古代から中世に移行しているように見えたりします。日本の中世は、古代律令国家の「長い崩壊過程」とも言われますが、今も国家の統治機構がまともに機能せず、崩壊しかけているのではないでしょうか?それで「自助・共助」というのは、まさに中世国家の在り方です。(続
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憲法記念日。憲法で一番大事だと思うのは、その精神を表わした「前文」です。日本国憲法、すなわち現在の日本国は、歴史的に戦争の反省から作られた物であり、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意」し、「主権が国民に存することを宣言」したものです。
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む、民博さんも休館になるのか。 minpaku.ac.jp それにしても、博物館も開けられない国が、なんでオリンピックできるのか、まったく分かりません。 本当に、それどころじゃないでしょう。 twitter.com/MINPAKUofficia…
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今日は旧暦二月の満月。例の「如月の望月」の日です。西行が見ていた桜はたぶんヤマザクラでしょうから、いつもの愛宕坂上の木を昼休みに見に行ったのですが、果たして見事に満開。少し花弁がひらひらと。この頃に花の下で死ぬとどんな気分か、少し分かりました。・・死なないけど。
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東京五輪はもう中止した方が良いと思いながら、でも福島の役に立つなら、と思っていたのですが、始まった「聖火リレー」は、「復興」という名目のアピールに使われたように見えて、やはり疑問を感じました。原発のある双葉町での「リレー」は、ほんとに駅前だけだった様子。
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コロナ禍で博物館・美術館が休館になった時、「学芸員は何をしているんだ」(すること無いだろ)という御質問があったようですが、それもこういう誤解(「監視員」との混同)が背景にあるようです。 その時は #休館中の学芸員のお仕事 を書きましたけど、#学芸員のお仕事 の発信、本当に大事ですね。 twitter.com/taki_kurage/st…
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旅籠は自炊の木賃宿から発達した、というのもだから誤解です。お金のある人のための施設がまずできて、お金の無い人向けの施設が派生する、というのが考えてみると当然かと。 あんまり関係ないのですが、経済学者のポランニーが、たしか交易は遠隔地間から始まる、と述べていたことを思い出します。
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意外と知られてないんですけど(が流行らしいので乗ります)、戦国時代には既に旅籠(はたご)があります。宿代は食事代で、一泊二食24文という相場もあったらしいです。お金を払えば普通に旅ができました。いわゆる江戸幕府の街道整備というのは、既にあった宿場網を制度化しただけでしょう。 twitter.com/kojima_sakura/…
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戦時に拉致された住民たちを捜索した、村の「被害者リスト」。「〇〇の戦い」で済ませてしまいがちですが、戦争の背後では、こういう事が多かれ少なかれあったでしょう。「大坂夏の陣図屏風」にも、兵士による拐かしの場面があります。稀有な、しかし普遍的な問題を示す貴重な史料ですね。(続 twitter.com/imaikuni/statu…
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戦国時代に遠方から人が来ていることを訝かしみ、命がけだった、などと紹介していましたが、この多くの「落書き」は、むしろそれが先入観にすぎないことを示す史料と見るべきでしょう。戦国時代の交通インフラの発達ぶりについては、「永禄六年北国下り遣足帳」で繰り返し指摘している所です。(続
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NHKの「解体キングダム」という番組をたまたま見ていたら、岐阜県・願興寺の修理で見つかった「落書き」が紹介されていました。以前報道でも見ましたが、asahi.com/articles/ASP1P… 相州玉縄をはじめ、武州、奥州、下総など、東国からも頻繁に人が訪れていたことが分かります。ただ、番組では、(続
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「選択的夫婦別姓」のことで、以前見た、ニュージーランドの国会での同性婚法案審議の演説を思い出しました。当事者にとっては素晴らしいものだが、それ以外の人間には何の影響も無い。その通りだと思います。ユーモアもあって素晴らしい。我が国の国会も、ぜひこんな風に。 twitter.com/Bulldog_noh8/s…
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最近、「選択的夫婦別姓」のことが問題になっています。希望する人が「選択」することに反対する理由は何も無いはずだし、他人が幸福を追求することを妨げる権利は誰にも無い、とまず思うのですが、歴史的にも、中世は普通に夫婦別姓だし、妻も夫の姓を名乗るのは、制度的には明治以後でしょう。
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「世」という漢字の意味が気になって字典を見たのですが、なんと、本来の字義は、すばり「三十年」なんですね。それが人の一世代なので、そこから時代とか社会とかの意味が出てきた訳ですか。言われてみれば、「卅」という字ほぼそのまんまですし、古い字体は、まさに十が三つの「卋」なんですね。
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「わかりみ」という言葉については、こちらの解説が参考になりました。 mainichi-kotoba.jp/enq-290 「赤い」→「赤み」の様に、形容詞を名詞化する接尾辞「み」を、「つらい」→「つらみ」の様に気持ちに用いる若者言葉が先にあるようで、これは夏目漱石も「淋し味(み)」を用いているそうですね。
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中世史の先達である瀬田勝哉さんから、御著書を頂戴しました。 『戦争が巨木を伐った―太平洋戦争と供木運動・木造船』(平凡社、2021年1月) 著者が武蔵大学で行なっていた「木ゼミ」から生まれた課題の一つを、丹念に調べ上げた力作です。(続 heibonsha.co.jp/book/b529257.h…
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昨年の末に、足利義満の肖像が新たに発見されてたんですね。歴史家の村井祐樹さんと美術史家の髙岸輝さん、それぞれの詳しいコメントがあり、16世紀、鹿苑院再建の際に必要とされたのでは、という推測が興味深いです。www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
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気象庁が動植物の観測の9割を廃止するという、大変に残念なニュース。 私も個人的に定点観測をして、歴史上の記録と照合したりしていますが、観測こそは科学の基礎。何とか続けられないものでしょうか? www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
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#日本学術会議への人事介入に抗議する の件、菅首相は「既得権益」などと言い出したようですが、こういうことを言う人が一番腹が立ちます。前にも書きましたが、学者というのは自分の研究時間を確保したいのが本音で、学術会議のような公的な仕事は、社会への奉仕のつもりでするものだからです。(続
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またひどいニュースで全く頭が痛い。これでは本当に思想統制。「日本学術会議問題に続き、新たな「政治介入」とも取れる政府の動きに各地の教育関係者からは批判や疑問の声が相次いだ。」―批判は当然です。とにかく、おかしいことはおかしいと言わないと。 mainichi.jp/articles/20201…
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#日本学術会議への人事介入に抗議する 自分としても言いたいこと二つ。  任命拒否の理由について、首相は「総合的・俯瞰的」観点、という言い方をしたようですが、何の説明にもなっておらず、「権力を好きなように使います」と宣言したに等しい。民主主義はおろか、法治主義さえ否定するものです。
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歴史学研究会の抗議声明が出ました。 「学問の自由と独立が否定され、国民統制と戦争協力に動員された過去の歴史を想起する時、今回の措置が将来に大きな禍根を残すことが強く懸念される」 「立場や専門の違いを越えた、広汎な連帯を」 #日本学術会議への人事介入に抗議する rekiken.jp/appeals/202010…
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「すべての学会や協会がスピード感を持って声明を出すべきだ」 今回の任命拒否は、「学界は国策に沿った研究だけせよ」と言うに等しい。私も、学問を職業にさせていただいている一人として、発言を続けたいと思います。 #日本学術会議への人事介入に抗議する www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
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#日本学術会議への人事介入に抗議する この件、学問の自由を保障する憲法第23条に反するばかりでなく、現在の推薦制度が導入された1983年の国会では、「総理大臣の任命は形式的なもので、会員の任命を左右するものではない」と、政府答弁で明確に述べられており、違法だと。 news.yahoo.co.jp/byline/watanab…