1026
もうここらで真剣に、日本人全体の本当の知性を数段アップさせないと、間違いなく日本は滅んでしまうだろう。
1027
三浦某やひろゆきや成田某をマスコミが持ち上げるのは、彼らの主張を喝采する国民が多数いるという現実は受け止めなければならない。日本では人権、個人の自由、平等、生命の尊重、環境の保護、理性、良心といった諸価値を大切にしていこうという人々は、圧倒的に少数派なのだ。
1028
改めて、日本という国は恐ろしい国だと思う。この国を維持するためには国民はいくら死んでもいいという考えが当たり前の国なのだ。ターゲットは老人だけではない。戦争中は若者が犠牲となった。国の維持のために、いつ誰が殺されるか分からない国なのだ。この考えの根本を変えなければならない。
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やはり今の日本はおかしい、異常だ。高齢者等の福祉に金がかかるのは当然だ。彼らを放置する方が国民の日常生活を圧迫し、生産性を下げるのだから。ただ経済の高度成長は見込めない。そうであれば分配の仕組みを変えるしかないではないか。そして戦争準備など無駄なことはやめるしかないではないか。
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本当に日本て愛のない国だなと思う。愛というのは優しいとか温かいとか思いやりがあるとは少し違う。もっと積極的、能動的、主体的に他者を守ろう、大切にしようという意志だろうと思う。この愛がなければ人間の尊厳とか、個人の人権とかは、ただ空虚な言葉だけのものになる。
1031
元々日本のムラ社会というのはムラの掟が絶対であり、新規参入者(子供)は小さい時から年長者によりその掟を徹底的に仕込まれ、適応できない者は容赦なくムラの外に放り出された。毎年同じことが繰り返される閉じたムラ社会を維持するにはその方法しかなかったわけで、この観念は今も多くの日本人を
1032
民主党政権で、自信、誇り、活力を失ったと言うならば、その後の自民党政権では、希望、信頼、生活、安全、公正、正義、民主主義という遥かにもっと大事なものが失われたではないか。
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日本はこのままではまずいと思っている人は、一般人から専門家まで決して少なくないと思うけれど、ではどうすればよいかを部分ではなく、全体を体系的に示せる人はいないのではないか。結局、今この飛んでいる飛行機にはエンジンや機体の専門家はいても、操縦士が誰もいないということだろう。
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野党は、自民党が壺と完全に関係を断つまで一切の審議を拒否するぐらいの態度で臨むべきなのだ。そうでなければ結局壺政治を容認していることになる。
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選挙権を得てから45年経つが、今までただの一度も自民党に入れたことはないけれど、昭和の頃の自民党に戻るなら入れてもいいと思わせるぐらいに、今の自民党は酷すぎる。端的に言って、政治というものを完全に忘れているのだ。彼らは政治家ではなく、日本というブラック企業のワンマン同族経営者だ。
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テレビ局の方だって、電波を止められるもんなら止めてみろという姿勢が必要なのだ。権力と報道機関との間に緊張があるのは当然で、また常に緊張はなければならないのだ。それができないなら報道からは一切手を引き、娯楽番組だけ作っていればいい。むしろ大衆はその方が喜ぶだろう。
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権力というより端的に力(英語ではどちらもpower)はどこか一箇所に集中させてはいけないのだ。権力に対しては常に対抗する力(野党、政治団体、労働組合、ジャーナリズム、個々の市民等々)が存在し、互いに牽制し合うことで社会は辛うじて健全を保てる。そういう動的平衡の考えが日本には足りない。
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権力者や資本家、経営者などの「持てる者」の考えや行動は、世界中でさしたる違いはない。ただ、日本と他の民主主義先進国との大きな違いは、持てる者の勝手にはさせないというまとまった勢力があるかないかである。
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この狂った世界で正気を保つには、先人の優れた知恵の支えが必要だ。世界が狂うのは今に始まったことではなく、枢軸の時代以来、その度に洋の東西に知恵の人が現れ、狂った世界を正しい軌道に戻そうと努めた。もし自分も正気の側に立ちたいと望むなら、こうした知恵に学ぶ以外に方法はない。
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今日は日本の色々な「無理」が一気に現れたようだ。道理に合わないことは必ず失敗する。日本人はもう少し道理に対して真摯に謙虚に向き合った方がいい。もはや手遅れ感は否めないが。
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行政官が作成したことが明らかとなった文書を不正確と言うのであれば、その不正確性の立証責任は不正確性を主張する側にある。その証明に成功しなければ文書の真実性が推定されることになる。まあ、頑張っていただきたい。
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教育に力を入れて国民一人一人の思考力、判断力、洞察力、発想力、技術力、行動力を全てに渡って高めていかなければ国力の回復はあり得ないのだが、それが実現すると自民党政権が吹っ飛んでしまうので、現在の権力構造下ではそれは決してできない。一方の国民の方もそんな面倒なことはしたくない。
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できれば何もしないで金だけ入るような生活を夢見ている。これで国が衰退しないなら、その方がおかしい。
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マイナンバーカードシステムに参加しない権利は、憲法上の基本的人権(プライバシー権)として保護されるべきである。参加しないことにより行政側に事務処理上の煩雑さが生じるようなことがあったとしても、それより人権保障の方が優先されるのは当然のことだ。
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ぼくは、今の日本の左翼が依拠し、目指すべき政治理論、政治思想は単純にリベラルデモクラシーだと思っている。社会主義、共産主義なんて100年早い。まずは自由、平等、個人の尊厳・基本的人権の尊重、公平・公正な法の支配、立憲主義等々。それはすなわち日本国憲法の理念を守り実現する政治である。
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女性用トイレをなくした公衆トイレを設計したのは東大の先生方らしいけれど、次のトイレの設計はこうした頭のいい人たちではなく、一般の常識人に頼んだ方がいいと思う。
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なぜ政治は真面目でなければならないのか。それは政治は他人の人生に関わるからだ。自分だけのことならヘラヘラしようとチャラチャラしようと自由だ。しかし、人には人それぞれ計り知れない事情があるのだ。政治はそれらすべてを汲まなければならない。だから必然的に真面目にならざるを得ないのだ。
1048
選挙制度のマジックで絶対多数の議席に守られ、やることと言えば全ての国民の生活を守り豊かにするという政治本来の目的を忘れ、もっぱら自己の利権と支持母体の反共右派宗教団体、戦前称揚回帰派、対米従属派の利益のために、思考停止している国民を利用しているのが自民党政権。
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自民党の悪政というのは、単に野党支持者や左派にとっての悪政という域を超えて、日本国全体、日本人全体への悪政になっている(相対的悪政から絶対的悪政へ)。これを止めないと日本人全体が酷い目に遭う。
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戦後の日本は、我々の国をどういう国にしていくかという最も重要で困難な問題を先送りし、目先の豊かさを追い求めることだけに国民を誘導し、政府自らも考えることを放棄してきた結果、ただアメリカに追従するだけの無脳国家になってしまった。今さらどうすればよいと問われても途方に暮れるだけだが、