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これを言うと反論のつぶてが飛んでくるのは必至だけれども、ぼくは一般の日本人のメンタルは少々弱すぎると思っている。人に嫌われた、反対された、試験に失敗した、恋人に振られた、病気になった等々、人生には予期せぬ辛いことがいくらでもあるけれど、それを受け入れる強さは育てなければならない。
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日本を批判し、日本の誤りを正せるのは日本人だけである。日本人としてのアイデンティティを持ち、日本人であることに誇りを持ちたいと望む人であれば、日本を批判し、日本の誤りを正そうとするはずである。
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モリカケ事件が発覚したときには、すでに安倍を象徴的リーダーとする反共改憲勢力のネットワークが、政官民を通して完成されているのだなということを感じた。佐川も特に指示を受けてやったというより、むしろ主体的に関わっていたのだろう。このネットワークがどこまで広がっているのか、不気味だ。
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個々人が依存を脱却し自立すること、個々人が正しく学び正しく考えること、個々人が規範を持ち正義に生きること。こういう人が増えれば政治も社会も必ず変わる。こういう人が増えなければ社会はもたれ合いの重みに耐えらなくなり、内から潰れていく。これ以外に日本が救われる道はない。
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ぼくの知り合いにも性的な話を聞いたり見たりすると本当に気分が悪くなって体調にまで影響が出てしまうという人がいるから、やはり性表現には配慮は必要だと思う。それは「表現規制」という問題ではなく、また性を楽しみたいという自由の否定でもなく、gentlyの問題だと思う。
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Twitterというのは何か一つのテーマについて議論する場ではなく、基本的に自分語りなのだから、それは違うと言われても、そりゃあなたとは意見が違うのでしょうとしか言いようがない。皆それぞれが言いたいことを言い、その中で参考になるものは参考にし、違うなと思ったら捨て置けばいい。
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ぼく自身は哲学的にものを考えたいと思っているけれど、哲学を研究したいとは思っていない。自分が考えるべきはあくまで自分はどう生きるかであって、過去現在の哲学はその参考になるに過ぎない。哲学にどんなに詳しくなっても、今ここをどう生きるかの答えは結局自分で考えるしかない。
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カルトの規制や救済の法律を作ることも必要だが、それ以上にカルトが必要なくなるような社会、科学と合理的思考を尊重し、福祉の充実した、将来不安の少ない、信頼社会を築いていくことの方がずっと重要だ。
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どうして自民党の政治家や閣僚というのはかくも「正々堂々」としてないのだろうか。それだけで信用に値しないのだ。
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今の日本で防衛予算を増額するなんて、病気の根本治療と体力の回復が必要な患者に向かってハードな筋トレを強制するようなものだ。
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日本全体があえいでいるように見える。グローバル競争に立ち遅れ、世界からは引き離され、足元は少子高齢化で若い世代の負担は増え続け、突然のコロナ禍にも有効な手を打てず、状況は益々悪化するのに政府はどこ吹く風で勝手なことばかりやっている。崩れていく日本を立て直せる者は未だ現れない。
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自民党政治をやめさせたい、日本をまともな国に戻したいと考えている人は、日本国憲法をしっかりと本格的に学ぶべきだ。中学や高校で習うようなおざなりのものではなく、いわゆる「基本書」と呼ばれる憲法の解説書は読んでおくべきだ。一人でも多くの人がそれを行うだけで日本は変われると思う。
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自民党政権が戦後70年かけて国民の知力を抑え込んできた結果、権力は盤石なものとなったが、国力はすっかり低下してしまった。彼らがその愚行に気づくのはいつになるのだろうか。
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ぼくは教育によって全ての子供の学力を伸ばすことはできると思っているけれど、そのためには子供一人一人に合わせた異なる方法と時間が必要で、日本のような画一的な学校教育では到底無理に決まっている。だいたい日本の学校は子供に本気で学力をつけようとは考えていないし。
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これまでの貯金でなんとか体裁は保っているけれど、この30年は連戦連敗なわけで、貯金もいつかは底を尽くだろう。ここを抜け出すために一番の障害になっているのが自民党政治なのだが、国民もそれに気づいているのかいないのか、変えようとする兆しもない。破綻してから戻すのは大変だろうに。
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経済政策の失敗を戦争でチャラにするというのは、邪悪な政府の常套手段。
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日本の食料自給率やエネルギー自給率を知っていて、戦争ができると考える方がどうかしている。日本は物理的に戦争のできない国なのだ。無駄な武器を買い集めることではなく、戦争を避けるために政治家や官僚の知力を高め、交渉力を鍛える方に金を使うべきだろうに。
893
「敵を作って徹底的に叩く」ことで支持を集めるという政治スタイルは小泉政権以降の日本政治のデフォルトになってしまった。今はそれが社会的弱者やマイノリティに向けられるという最悪の状況だ。このように誰かを叩いて不満の捌け口にする政治は社会を分断し、活力を奪う結果しか生まないだろう。
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実際には使えるはずもない敵基地攻撃能力を持つことで、国民に対して日本が準戦時体制にあることをアピールし、反政府的な言動を萎縮させようということが真の目的だろう。
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迂遠な道だけれど、自民党政治を終わらせ、日本を救うには「一身独立して一国独立す」を実行していくしかないと思う。一身が独立するというのは自分の頭で考え、判断し、行動するということだ。独立した個の間では誤りはおのずから修正されるが、依存した関係では人間は誤りの方へ流れ下っていく。
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右派は人間のアイデンティティの拠り所は国家や民族以外あり得ないと言うけれど、人類とか生物というアイデンティティのあり方だって十分にあり得ると思う(少なくともぼくはそう思っている)。そもそもアイデンティティなどというものは観念なのだから、いかようにも造形できる。
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敵基地攻撃は一発で相手の軍事力を破壊できる場合にのみ効力を持つ。そうでなければ相手に日本殲滅の口実を与えるだけだ。「相手が話し合いで解決しようとしないからだ」というのは向こう側の台詞になる。
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もう自民党は使用期限の過ぎた薬のようなものだ。効かないばかりか変質してしまってどんな危険性があるか分からない。政策に一貫性はないし、いったい何を考え何を目指して政治を行っているのかさっぱり分からない。もう使えない薬は廃棄するしかないだろう。
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共産主義に対して批判や反論はあって当然だけれども、「反共」というのは言論ではないし、端的に言って憲法違反だ。
900
共産党の名前を変えるべきか否かは共産党自身が決めることで、外部の人間がとやかく言うことではないけれど、仮に変えたとしてもそれで急に支持が増えるとも思えず、攻撃してくる方は「〇〇党は共産党」と言うに決まっているから、あまり意味はないのではないか。