中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(古い順)

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政府も野党も日銀も経団連も連合もマスコミも学者も、実は皆「どうしてよいか分からない」のではないか。
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民主主義と共和主義は車の両輪のようなもので、両方が揃わなければ近代国家は機能しない。ここで言う共和主義とは国家をres publica(皆の物)と考える政治的意思のことで、大統領制とは関係がない。日本は民主主義は入れたが共和主義は入らなかった。日本の民主主義が形骸で終わるのはこのためだ。
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いくら知識が豊富にあり、情報収集能力に長けていても、人を差別することなく思いやったり、人を気遣う心がなければ、せいぜい性能の悪いAIのようなものでしかない。
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正直に言うとこのフォロワーさんの数は荷が重いのだけれど、気負わず気にせず、これからも「違和感」を呟いていきます。皆様の何かの気づきのきっかけになれれば幸いです。
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色んな人間がいていいし、色んな考えがあっていい。そこには対立も反発もあるだろう。批判とは言えない誹謗中傷や妨害もあるだろう。それをなくすことは難しい。ただ、社会の根幹に正義と法が機能していることが大事なのであって、それさえあれば愚論は消えていくのだが、そこがなんとも心許ない。
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つくづくと日本社会から「常識」というものが消えてしまったと思う。古い常識が消えたのではなく、常識という存在そのものが消えてしまったのだ。これで親や教師は何に従って子供を教育すればよいというのか。
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どんなに科学が進んでも未来がどうなるかは誰にも分からないから、人は未来への不安から逃れることはできない。未来に向き合うには冷静な判断と想像力が必要だが、それは容易なことではないのでそれを何かに委ねたくなる。そこに宗教が入り込む余地があり、また一方で科学への盲目的な信仰も生まれる。
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自民党的なものと決別しないと、日本は真の民主主義国家になれないばかりか、真の資本主義国家にもなれないだろう。自民党政府の下では資本主義経済の厳しい国際競争に勝ち残れる見通しは到底立たない。
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政権交代がないから野党も成長しないのだ。政党の政治能力は政権担当経験でしか育たないだろう。国民も少しの不満や我慢を惜しむあまり、政権交代のない腐敗し淀んで停滞した政治を選んでしまっている。政権交代は代理人の交代であって、主人の交代ではないのだ。何を恐れることがあろうか。
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こういう時代だからこそ、自分の足元を固めなければならない。正しい人間にならなければならない。それは正しいか、何が正しいことなのか、正解はどこにもない問いの答えを求め続けなければならない。正しくあろうとすることから逃げてはならない。
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日本にフランスの「反セクト法」のようなものを作るのが難しいのはこちら側(市民社会側)の価値観がはっきりしないからだ。市民社会の価値観がはっきりしなければ「反市民社会」の問題性もはっきり決められない。だから「信教の自由」というもっともらしい理屈で誤魔化されてしまうのだ。
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義務教育は小学校まででよいというのは、国民が賢くなると自分たちの権力が維持できなくなるということを正直に告白している。
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皆既月食中に天王星食が起こるのは442年ぶりと言うけれど、442年前には天王星の存在は知られていなかったよね。
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確かにお金は刷ろうと思えばいくらでも刷れるが、物やサービスは作ろうと思ってすぐ作れるものではない。本当に豊かな生活というのはお金が沢山あることではなく、必要な物が手に入り、必要なサービスが受けられるということだろう。はたしてそれらはお金を刷ればすぐ手に入るのか。
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戦後80年で日本の政治、経済、社会が身につけなかったもの、真摯に向き合わなかったものは〈自立〉だ。右顧左眄して強いものや世の流れに依存し、従属していれば、自分で考える必要はないし、自分を律する必要もないから、思考力も判断力も規範意識も育たない。論理も倫理もない社会になるのは当然だ。
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豊かになりたいなら入りを増やすことを考えるべきで、出づを減らすことしか考えないからしみったれた、他罰的な発想しか生まれないのだ。
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日本社会には人として最も重要な、決定的なものが欠けているように思う。それは人に対する思いやり、共感、尊敬、総じて言えば愛だろう。人なのだから当然自分とは異なる考えや行動、あるいは間違いもあるはずだ。どうしてそれをかくまで否定、排除し、なきものにしようとするのだろうか。
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政府が本気でコロナ対策をやらなければ、国民はいくら冷笑家が揶揄しようと自分の身を守るために外出も飲食も旅行も自粛する。これではいつまで経ってもコロナは収束しないし、経済も回復しない。このままでは「時が解決する」まで国が持つかどうかになるだろう。
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綺麗事は言い続けなければならない。
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立場上上の言うことに従っているという人が、内心で本当に思っている通りの行動をしたら、それだけで日本は今とはずいぶん違う国になるだろう。
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死刑は絶対に反対する。いかなる理由があろうと我々には人の命を奪う権利はない。凶悪犯罪人はその危険性を奪えば十分だ。二度と娑婆に出さなければよい。
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社会は男女の協働の上に成り立っていて、その中で妊娠出産授乳、及びそのための月々の生理の負担とリスクを負うのは一方的に女性であるのに、男女の形式的平等を盾にして、女性も男性と同等の義務を果たさなければ権利の主張を認めないというのは、端的に言って想像力の欠如した暴論だ。
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東工大の女子枠というのは、能力もないのに女子だから入学させるという制度ではなく、能力がありながら女子が理系に進むことをためらわせる風潮を打破するための制度だろう。だいたい一般入試そのものがそれほど正確に能力を判別しているわけでもない。
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教育は本来国家や社会のためにあるのではなく、個人のためのものだ。自分の好きなこと、得意なことの知識や技能を学び、身につけ、それを社会に出てどう活かそうと、それはその個人の自由だ。何でもかんでも国家・社会の方からしか考えられないのは日本人の悪弊だ。
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必要な再分配を行うために相対的に大きな政府を作るには税収の確保が避けられないが、それは担税能力に比例して課税すればよいことであって、消費税の減税を否定する理由にはならないだろう。