中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(古い順)

526
日本は決して民主制国家ではなく、端的に言って貴族制国家だ。国会議員と官僚は世襲貴族と法服貴族と考えればすっきりする。憲法が規定する国民主権は外形的擬制に過ぎない。選挙は民主主義を装う国家的茶番である。自民党を支持するということはこの貴族制を支持するということである。
527
今の日本の問題は、この民主制を捨て貴族制へ向かおうとする動きを止める力があまりに弱いということだ。最も鋭く対立するべき労働界は完全に貴族制になびき、マスコミも言論界、学界も今や多くは貴族制の側に立つ。政党も維新、国民は言うまでもなく、立憲も貴族制と民主制の間で逡巡している。
528
自分の国でないのなら、こんな馬鹿げた政治が行われ、国がどんどん衰退していくのに、多くの国民は全く無関心で止めようともしない様を見ても、自業自得だ仕方ないねでいいのだけれど、自分たちの命と暮らしが係っている以上、黙っているわけにはいかない。
529
国論を二分する国葬がどうして国葬たり得ようか。 #安倍晋三の国葬に反対します
530
そんな狂ったように反共、反共と叫ばなければならないほど、日本共産党に社会的影響力なんてないだろうに。
531
日本が外国の支配を受けることがあるとすれば、それは軍事的な支配ではなく経済的な支配だろう。国防というと軍事力の増強しか頭にない人が多いが、経済力特に産業の力の衰退の方がよほど日本の未来を危うくしている。未だ消えない日本の経済力への過信が現実を見えなくしている。
532
山上容疑者が統一教会に対して強い恨みを持っていたというのはおそらく真実なのだろうが、そこからなぜ安倍殺害に至ったのかについてはまだ釈然としないものが残る。「教団と深く関わっていると誤解した」というマスコミの説明は信じるに足りない。真相は国民の前に明らかにされるのだろうか。
533
本当に日本国民、さらには世界の人々のために功績があったと誰もが認めるような人であれば、国葬を行い、その死を悼み、功績を顕彰する機会があってもよいとは思うが、民主主義国家においては、政治家はよほどの国家的危機を救うなど特段のことがない限り、その条件に当てはまることはないだろう。
534
川柳に噛みつくなんて、昔なら「野暮」の一言で嘲笑って済んだんだろうが、今は笑ってもいられないからなあ。
535
自分と異なる意見、価値観、支持政党、生き方、好み、性、職業、学歴、地域、民族、国籍等々に対する耐性や寛容のある人がどんどん減っているように思う。違うこと=敵がデフォルトとなって、常に防衛的かつ攻撃的構えで人に相対する人が増えている。人間の器が小さくなったのだろうか。
536
政治家というのは国民の委任を受けてその契約を履行する責任を負っているのだから、その義務はカントの言う「完全義務」であって、やるべきことをやっても決して褒められず、やるべきことをやらなければ責められる存在なのだ。どの政党の政治家であれ、反対党からは一方的に責められるのは当然のこと。
537
ぼくもそうだけれど、リベラルと言われる人たちが依拠しているのはほとんど古典的な自由民主主義であり、当面は資本主義を否定しているわけでもなく、欧米社会ではむしろ保守派に属する考え方だと思うけれども、それが日本ではバリバリの左翼になってしまう。おかしな話だ。
538
政権交代が起これば今の与党支持者は政権を批判する側に立つのであって、その時は心ゆくまで政権党を批判すればよい。政権交代が普通に起こる国ではそれはお互い様で当たり前のことだが、政権交代が起こるなど夢にも思わないから、政治家を批判すること自体が悪のように言われるのだ。
539
原発の是非とか、防衛費の額とか、政策的意見の違いならそれぞれに合理的な理由はあるし、議論することは可能だろうけど、相手がカルトじゃどうしようもない。
540
Twitterは個人のつぶやきだから、誰もが即自的な意見、感想を述べているにすぎない。だから当然、疑問、違和感、反発、憎悪が生まれることもあるだろう。それは仕方ないことだと思う。そうした中にも普遍的意味のあるつぶやきはある。それを見つけ出すことがTwitterの面白さであり、意義だとも思う。
541
NHKの世論調査でも安倍元総理の国葬を「評価しない」は38%ある(評価するは49%)。4割近くが国葬に反対ないし疑問を呈しているのに、「国民から反対の声は聞いていない」はないだろう。国葬を強行すればまた自民党政権の負の遺産が増えるだけだ。どこまで国を破壊すれば気が済むのか。
542
治安維持法(1925年)、国家総動員法(1938年)から1945年8月15日までの約20年間、これは異常な時代ではなく、最も日本らしい、日本の素が現れた20年間だったのではないかと思えてならない。確かに形は違うけれど、今社会で行われていることと当時との本質はいったい何が違うのだろう。
543
ソ連という大国があり、ヨーロッパの半分がその支配下にあって、西側にも親ソ連・中共派の人々がいた時代なら「共産主義の脅威」は現実的だっただろうが、もはや本体は消え、日本の共産党も漸進的な社会民主主義政党に変質しているのに、いつまで亡霊に怯えているのだろう。滑稽としか言いようがない。
544
自民党がやりたいのは21世紀版治安維持法と国家総動員法の制定であり、それは現憲法下では不可能なので、何としても改憲が必要だということだろう。彼らはそれが世界で日本が生き残る道だと考えているのだろうが、日本が生きていく道は他にいくらでもあるわけで、野党はそれを示す必要がある。
545
精神的自立をするということは自分の中に普遍的規範への確信を持つということだ。それは傍から見れば一見宗教に似ているかもしれないが、普遍的規範は常に模索と問い直しを要求し、現実への適応においてはその都度の判断となる点で宗教とは全く異なる。そういう人を一人でも増やすにしくはない。
546
法的根拠もなく閣議決定だけで「国葬」が行われれば、未来永劫にわたって「自称国葬」「なんちゃって国葬」の誹りを受け続けるということまで考えることはないのだろうか。まさに「今だけ、金だけ、自分だけ」にふさわしい「国葬」ではあるだろうが。
547
昭和の政治家を見てきた印象で言えば、安倍なんて良くも悪くも大政治家とは思えない。言っていたことは凡庸だし、オーラも凄みもないし、早口で落ち着きもなかったし、総じて言えば軽い政治家だったと思う。それがあんな長期政権になったのは端的に言って、反対勢力が無力だったせいだろう。
548
いっそ閣議決定で憲法を停止してしまっても、ネットでは「反対しているのは反日左翼だけ」、マスコミは「野党の一部には反対の声もあるが、国内外の情勢を考えればやむを得ない」、あれやこれやのコメンテーター「果断な内閣を評価する」、官房長官「国民から反対の声は聞いていない」で終わりかな。
549
台湾の裁判所は同性婚を認めない日本の法律は「公序良俗に反して無効」という判断をしたけれど、日本がこのままだと他の分野でもこういう判決や判断が増えていくだろう。
550
正直言ってこう毎日毎日統一教会の話ばかり見せられるのは精神的に堪える。日本はもはや「正常であること」自体が分からなくなっているのではないか。ここまで道理から外れることが普通になってしまうと、もう何をやっても駄目だという気がしてくる。いったいどうやって「正常」を取り戻せばよいのか。